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カテゴリ:旅行
本当は まだまだ整理してない写真がたくさんあるけど
行ってきたばかりの京都の話を先にします 今回の旅行で行ったのは 洛北鷹峯 去年の5月に行ったときに 青もみじが綺麗だったので 紅葉の季節も さぞかし綺麗だろうと迷わずに決めました 京都駅から地下鉄で北大路まで行き そこからバスで20分弱くらい 最初に行ったのは「光悦寺」 平安時代には 都の中心を南北に延びていた朱雀大路 現在は千本通りとその名も変わり北区鷹峰まで続いています 京の街を南北に延びる千本通りは 今宮通りと交差する辺りから鷹峯街道(たかがみねかいどう)とも呼ばれています 鷹峯三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)を臨む鷹峯は 徳川家康によりこの地を与えられた江戸時代の文化人・本阿弥光悦が 一族 工匠等と移り住み、芸術郷を築いた場所です 現在の光悦寺は 光悦没後に 本阿弥家の先祖供養が行われていた位牌堂を寺に改めたものです 境内には 光悦が晩年を過ごしたといわれる7つの茶室があり 「光悦垣」と呼ばれる竹を斜めに組んだ垣根により仕切られています 楽しみにしていったのに この日はお茶会があるという事で一般公開は中止 ここの参道はモミジが両側にずらっと並んでいて きっと見事だったと思うけど せっかく行ったのに参道にも入らせてもらえず残念でした チラッと垣間見たモミジの赤が印象的でした 次に向かったのは お隣にある「源光庵」 源光庵は室町時代(南北朝時代)に 大徳寺の徹翁義享禅師が隠居所として開創した臨済宗大徳寺派の寺院でした その後衰微したこの寺は元禄七年(1694年) 加賀国大乗寺の卍山道白(まんざんどうはく)禅師によって再興されたことで 曹洞宗の寺院となりました 本堂には JRのポスターで有名になった 「迷いの窓」と名付けられた角窓と「悟りの窓」と名付けられた丸窓があります こちらは紅葉には 早すぎたみたいで というか 窓の向こう側には ポスターにあったようなモミジの数が少なくなっているようでしたが・・・ それでも この窓の前に座ると 妙に落ち着いた気分になったりします 同じように しばらく座ったままの参詣者も多かったですね 源光庵の天井は京都・伏見桃山城の遺構です 徳川家康の忠臣であった鳥居彦右衛門元忠ら1800人が石田三成の軍勢と交戦した時 自刃した380人の血が床に残りました この戦いで亡くなった鳥居彦右衛門元忠らの冥福を祈るため 血の跡が残った天井の床板が5つの寺院に分けられ その一部が源光庵に奉納 床板を天井にあげ、魂の供養が行われたそうで 天井には よく見ると手形・足形のようなものも見受けられます ススキや萩の花も風情あり よく見ると紅葉の種も紅葉していました そのお隣の「常照寺」 江戸初期に活躍した芸術家・本阿弥光悦から土地の寄進を受けたあと 光悦の子・光瑳の発願によって 寂照院日乾を招き開創された「鷹峯檀林」の旧跡です 参道の朱塗りの門は「𠮷野門」と名付けられ 日乾上人に帰依した𠮷野太夫(二代目)が寄進したものです 𠮷野太夫ゆかりの茶席「遺芳庵」には「𠮷野窓」と呼ばれる壁一面の大丸窓があります よく見ると窓の下部分が少し切り取られています 完全な円は仏教でいうと完成した悟りの姿 吉野はこの窓に完全ではない自分の姿を映し 自らを戒めていたのだそうです 初夏の青モミジも綺麗でしたが 紅葉は本当に見事 春の桜ほど有名ではないのか 境内に人影は少ないですが しっとりと紅葉を楽しめて大好きなお寺です こんな紅葉を見てしまうので 紅葉の季節になると「京都に行かなくちゃ・・・」と 落ち着かなくなっちゃうんですよね(^^)
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