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カテゴリ:旅行
京都旅行の続き 「北野天満宮」
ここを訪れたころは まだ小雨まじり それでも けっこうたくさんのバスも停まっていて 地元のツアーバスも発見して妙に感激したりして・・・ 「北野天満宮」は菅原道真を祀った神社で 北野の天神さん(てんじんさん)として知られています 菅原道真は学問の神さまとしても知られ 福岡の太宰府天満宮とともに天神信仰の中心です 有名な神社だけど 参拝するのは今回が初めて 境内には牛の像がたくさんあります 牛は天満宮では神使(祭神の使者)とされているからですが 牛が神使となった理由は 1道真の生まれた年が丑年 2道真が亡くなったのが丑の月の丑の日 3道真は牛に乗り大宰府へ下った 4牛が刺客から道真を守った 5道真の墓(太宰府天満宮)の場所を牛が決めたなど諸説ありますが 「牛が刺客から道真を守った」という話は 護王神社の和気清麻呂の猪伝説に通じる話だそうです 楼門と拝殿の間に建つ中門は三光門 三光とは 日・月・星の意味で 梁の間に彫刻があることが名の由来ですが ここの三光門は 星の彫刻だけがありません かつて朝廷があった大極殿から望むと ちょうどこの門の上が北極星が輝く場所で 天空と一つになって平安京を守っていたのが この北野の地だといわれています ツアーだと ゆっくり「星欠けの三光門」も確認する間もなく素通り とりあえず 写真だけは何枚かとったけど こんなところは ちょっと残念ですね 北野天満宮は元々 道真の魂を鎮めるために建てられた施設でした 優秀な貴族であった道真は 当時無実の罪で太宰府(だざいふ:現在の福岡県太宰府市)に左遷され 903年に太宰府で亡くなります その後 都(現在の京都)で数々の天変地異が起きたため 人々は「道真の祟りだ」と考え 彼の魂を鎮めることにしたのです やがて人々の間で道真に対する信仰心が高まり ついには当時の一条天皇から北野天満宮天神の称号が贈られることとなります このため今でも 道真のことを一般に「天神」または「天神さま」と呼びます 境内のイチョウの葉も色づいていました 境内の一番奥には「牛舎」 「一願成就のお牛さん」が有名だそうです 1607年に建てられた本殿は国宝 檜皮葺の屋根に複雑に建物が重なり合う「八棟造」というつくりだそうです 北野天満宮の境内には 豊臣秀吉が洛中洛外の境界と水防のために築いた土塁「御土居」の一部が残っています 長い間自然林のままになっていて そのあとに植林されたものとあわせると約300本の紅葉の「もみじ苑」となっています 展望所から眺める紅葉は 真っ盛り 紅葉の向こうに見える国宝の本殿もずっしりと風情があります もみじ苑の中には紙屋川が流れていて そこに架かる鶯橋(うぐいすばし)のあたりは空気も澄み渡り 川面に映える紅葉は 心安らぐ気がします 素敵なカップルの後姿をパチリ 絵になりますね もみじ苑に入る時には大勢の人と一緒だったのに この辺りまで来ると人影も少なくなり もはや貸切状態 雨上がりで足元が悪いせいかな? 真っ赤に染まるモミジを独り占めしてきました
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