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2018年04月09日
カテゴリ：旅行
ずいぶん長い間中断していた旅行記
去年の9月に行った函館です 北海道新幹線で函館までいった最終日 五稜郭のあたりに出かけました  幕末には 激しい戦場となった五稜郭も 今は 緑あふれる のどかな公園になっています まず行ったのは「五稜郭タワー」 高さ107ｍの白いタワーです   写真は 江戸末期建造当時の五稜郭の復元模型 函館開港にあたり 外国船に対する防衛拠点として1864年（元治元年）に完成した 1辺が約300ｍの星形の城郭です  今も 星形の西洋式城郭は変わらず  綺麗な星形のまま残っています   展望室からの眺めも最高で  遠く 函館山も見えます  ガラス床の「シースルーフロア」 86メートル直下の景色を楽しめます 順番待ちで 恐る恐る覗いていました  函館と言えばこの人 幕末のヒーロー「土方歳三」 写真が暗くて 端正な顔立ちがわかりませんが 美しい容姿と裏腹に 新選組の「鬼の副長」として恐れられた人 明治元年10月 新選組の生き残りを率いて 幕府海軍副総裁の榎本武揚とともに函館へ 榎本は五稜郭を拠点に独立政権「蝦夷共和国」を樹立 土方は陸軍奉行並にとりたてられるが 新政府軍との間に五稜郭を舞台とする函館戦争が勃発 明治2年5月11日 徹底抗戦を主張して切り込み隊長を買って出て戦死しています 最後の地は一本木辺りという説が有力ですが その瞬間は謎に包まれていて 馬に乗ったまま被弾した・・・とか 味方によって狙撃された・・・など諸説あるようです 埋葬地も 立待岬に近い砦血碑というのが一般的ですが 無縁塚に埋葬されたという説もあるようです 土方ゆかりの場所はほかにも 「土方歳三最後の地碑」「砦血碑（へっけつひ）」「称名寺（しょうみょうじ）」 「土方・啄木浪漫館」「幕末の軍艦 開陽丸記念館」などがあります   一般公開されている五稜郭公園は 外周1.8キロメートルで 市民のマラソンコースになっています      公園内にある箱館奉行所は、幕末に建てられた奉行所庁舎の一部を平成22年（2010）に復元したものです。   奉行所復元のためにかかった年月は 構想から完成までなんと20年かかったそうです 柱なしでも屋根を支えるための 「小屋組」と呼ばれる骨組みも当時と同じ技術 靴を脱いで館内に入ると 真新しい畳からのイグサの香りが漂い 格式高い部屋を再現した大広間や表座敷は 公式行事や奉行の執務室として使用された趣のある空間 ガイドさんが建物の仕組みや部屋の役割を詳しく教えてくれました  箱館奉行所を囲むようにそびえ立つ立派なアカマツは 五稜郭が築造された当時に植樹されたもので樹齢は約150年   根元に立って見上げると、その迫力は想像以上です 五稜郭公園には 土塁や石垣・兵糧庫など 築造当時の姿を残す部分も多くあります     アカマツを眺めたり箱館奉行所を見学したりして 公園の散策は1時間くらい ちょっとした運動になりました 函館滞在の北海道旅行 市街地の主要な地図はほとんど覚えてしまうくらい歩いた3日間でした 自分たちで計画するのは 本当に面倒だけど 旅行中も行きたい所だけ行って 帰ってからも満足感があるし いい旅行でした あと何年 こんな風に仲間と楽しい旅行ができるかな・・・ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2018年04月09日 08時03分15秒
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