カテゴリ:国際
2年前との比較で考えます。
日本で制作した絵葉書をアメリカで1ドルで販売した。 売り上げ金の1ドルを日本円に交換すると110円だった。 値決めの際は、材料費50円、人件費30円、諸経費20円、利益10円とした。 それを今年2022年アメリカで販売した場合 ドル円を150円として、以下考える。 今年も1ドルで販売。 それを日本円に交換すると、150円の売上金額になる。 2年前と比較すると利益は50円にもなる。 ここまでは幼稚園レベル では、円安のためにアメリカへ輸出した商品から2年前の5倍の利益を得たと考えるのは正しいのでしょうか。 材料費は上がっていないのだろうか? 管理費、手続き経費、輸送費などは上がっていないのだろうか? どうやら人件費は上がっていないのは現状でしょう。 いずれにせよ、円安になれば、輸出により利益が上がると単純に考えるのは早計。 円安はインフレを招いていると言われているのは事実としよう。 そうすると2年前より材料費、諸経費は、上がっているのは当然です。 こうなると、「円安=輸出は利益が増大する」単純思考は通用しなくなる。 大学院レベル思考 ところで、2年前は1ドルを110円に交換できた。 今年は1ドルを150円に交換できる。 国民は為替変動によって、2年前よりも40円も多く手にできたと考える。 この40円の負担は、一体誰がしているのか。 単純に考えると、日銀が負担しているのだろうか???? 円安によって国民は潤い、日銀が損をする構図になる。 ましてや国民が潤う、との常識も先に述べたように怪しい。 結論 ドル円において、円安になれば輸出によって日本が潤う常識は間違い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 19, 2022 09:42:24 PM
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