|
テーマ:故郷について(59)
カテゴリ:故郷
昨日田舎から、届いた荷物・・・
今年は暖かく春が早い 例年なら3月にならないと届かない春の香り ふきのとうが、いっぱい入っていた。 職場にも持って行ったらいいからと、大きなビニール袋いっぱい入っていた そして、しいたけ、さつまいも まさに、こんばんは天ぷらをしなさいって感じの材料 そして、もう一つ 磯の香り、昔食べたカタノリとコウカイという海草 まだ、雪解け水が冷たい河口の海に、膝上まで浸かって 80才を超えた父が獲ってきたもの 懐かしさで食べる故郷の味 磯の香りが口いっぱいに広がり 小さかった頃の私の姿と 今よりずっとしわの少ない、背中の伸びた父と母の姿が浮かぶ 母は「ふき味噌」を作り、荷造りを指示し、 父はふきのとうを獲り、しいたけを獲り荷造りをする 昨日電話した時には、8時半だというのにもう寝た後だった それで今日電話したのだけど 昨日の荷物の中身のそれぞれの仕事の分担具合 それぞれが、自分が獲ったもの、作った物の自慢!?苦労話 「ふき味噌職場のみんなに大評判だったよ。クルミがおいしかったわ。 ふきのとうの天ぷら絶品だったよ」 「かたのり、懐かしくて磯の香りいっぱいしたわ。しいたけもおいしかったよ」 と、父と母が交代で電話口に出て、それぞれをおいしく堪能したことを伝えると なんともいえない、うれしそうな弾んだ声になる。 本当にありがたくって嬉しいのだけど、年も年なので、張り切りすぎて すぐに無理をしてしまい勝ち・・・ 「気をつけてね。嬉しいけれど、無理をして海で波にさらわれたり、 岩場で滑って転んだら大変なんだから・・・」 父「わかっている。でも、好きなことだから・・・その上に、 子どもにも食べさせてあげようと思ったら、つい張り切りすぎて その上、こんなに喜んで貰うとうれしくてなぁ!!!」と・・・・ 顔中をくしゃくしゃにして笑っている父の顔が、そこにいるかのように 浮かんでくる。 どうか、今年も元気に酸素ボンベを抱えて遊びに来てください。 膝の痛い母と、酸素が手放せない父と二人で一人前なんだから ぼちぼちとね。 待ってるよ!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[故郷] カテゴリの最新記事
|