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カテゴリ:故郷
私の故郷は、米どころでもありますが、山菜の宝庫でもあります
4月は、米作りと山菜取り、山の雪で倒れた木の木起こしと とても忙しい季節です でも、その中でも、現金収入の少ない農家の家にとって 山菜の現金収入は嬉しい物で、 忙しくても必死に山菜取りをしていたのを良く覚えています 年取った今の父、母にとっては年金収入以外に得られる現金収入として 山菜取りは忙しいけれど、遣り甲斐のある楽しい仕事になっています 採れる山菜は、蕗の薹、わらび、ぜんまい、うど、ふき、よしな、 こごみ、たらの芽、筍、他にもありますが、私もおぼえきれません 特にぜんまいは加工にも手間がかかって大変なのですが、 とても良い収入になります。 年寄り二人でこの4月の初旬から5月の中旬にかけての一ヶ月半で 多い年は50万以上の収入になるそうです そのお金で、孫達にお小遣いをあげてくれたり、旅行費用にしたり 入学祝いなどのお祝い金にしてくれています。 ありがたいことです。 それにしても、この山菜取りをしている時の父母のうれしそうな 生き生きとした表情は格別です。 年取っても出来る仕事があって、小遣いが出来て、孫達に喜んで貰ったり 親戚に送って喜んで貰ったりするのがうれしくて仕方がないみたいです 久しぶりに5月の連休に一泊二日の強行スケジュールで行ってきましたが 父母の嬉しそうな顔を見たら、とてもゆったりとした気分を味わうことが出来ました 都会で暮らしている小綺麗なお年寄りの上品さには程遠いけれど、 泥や山菜の灰汁で真っ黒になったしわくちゃの手を見ながら 嬉しそうに笑う屈託のない笑顔に癒された帰省でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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