はないちもんめ

主人が、長男のお嫁ちゃんの為に、気合いを入れて染め上げた渾身の訪問着が
出来ました


９月から取り掛かり、生地の選択、柄選びから、色合いに悩み、何度も染め直し
そして、帯選び、肌襦袢の生地、柄、色、そのすべてに気を揉み、
出来上がりを楽しみにして仕事に励んでいた主人ですが、

やっと出来上がったそれら一式を、、この週末にお嫁ちゃんが来て、
手渡すことで、それらの苦労の成果が一応終了します

きっと、彼女は喜んでくれると思います。

彼女は、京都好きの、古い物好き、茶道部に入っていたほどの人です。
私よりずっと着物好きです。
毎年正月には着物を着て、おばあちゃんの所へ年始に行っていたと言いますから、、、
その彼女、この結婚準備で忙しい、仕事の合間を縫って、着物の着付け教室に通いだした
と、長男から聞いたものだから、主人はさらにヒートアップしました
彼女の母親も着物に精通しており、かなりの着物通みたいですし、
力の入り方も半端無く、、、

そして出来上がった着物を眺めて
「良い物が出来た、、、すごく満足のいくものが出来た」と、
自信満々です。
かつて、有名な歌手が引退の最後に、紅白に出た時に着た着物を手がけた時の喜びよりも
更に嬉しいようで、

、正に、お嫁に出すような気分を味わっている主人です

では、その渾身の着物です






私の訪問着も、黒留袖も頑張ってくれていましたが、
それらは、いつでもまた見れるのですが、
彼女に渡すものは、結納の品としての物ですので、
正に手放す感があるのでしょうね。

私は密かに、長男と彼女に是非結婚披露宴で、お色直しに着てもらって
主人の起業２５周年のお祝いにもしたいな、、、と、計画を練り始めた所です
ただ、おしゃべりな私が内緒にしておけるか？という点が問題です。

内緒にしていて、この訪問着を着た、彼女から主人に花束なんて演出してくれたらな？
なんて、考えるだけで、主人の涙顔が浮かんできます
正に、花嫁？の父的な、、、（笑）
いいと、思うんだけど、子供たちと相談してみます。