カテゴリ:手づくりカントリー
昨日ようやくパソコン3度目の退院をしました。
前回は、家にもどって数時間でまた 使えなくなったのですけれども、 今回は24時間たってもフリーズしないところをみたら、 完全復活の模様です。 パソコンが不調だったおかげで、 手作りの方は進みました♪ それ以外にも進展しつつある話がいくつかあります。 結局はおみくじのいう運勢のまま 今年が動いているという感じでしょうか・・・ 彼は体調(&パソコン)不調で、 私のほうは、“たいへん威勢のいい運勢です。 また新しい事が始まる気配があります。” その報告は、近いうちにするとして、 今日は、百徳通信vol.009をアップしますね。 --------------------------------------------------------------------- 百徳通信 ~時を紡ぐ、想いを紡ぐ~ vol.009 (2009.3.1) ---------------------------------------------------------------------- 人の歴史と共に始まる布の歴史・・・ 古布にこめられた想いを語る百徳通信を発行しております。 ---------------------------------------------------------------------- ~牛首紬(うしくびつむぎ) その1~ オークションのお客様からリクエストがありました。 牛首紬を探して欲しい、ということだったんです。 牛首紬は、1159年の平治の乱に敗れ、 牛首村に逃れた源氏の一族が村人に織りの技術を伝えたのが 始まりともいわれています。 牛首村は、石川県白峰村の明治の初めまでの呼び名でした。 白峰村は、豪雪地帯として知られているところで、 雪に閉じ込められる村では、養蚕は貴重な現金収入でした。 上質の生糸や羽二重は選別されて商品として出されましたが、 二匹の蚕が共同して同時に一つの繭を作る「玉繭」は その選別から外されていました。 その玉繭で織られたものが、牛首紬になります。 繭を熱湯で煮込んでいるところから直接手で糸を紡ぎ出すため、 独特の風合いを醸し出しています。 釘をも抜いてしまうほどの強靱さゆえ、「釘貫紬(くぎぬきつむぎ)」 とも言われています。 さて、牛首紬で作られた小物を 白山比め神社 (しらやまひめじんじゃ)の境内にある おみやげもののお店では見たことがありましたが、 それ以外に、お目にかかったことがありませんでした。 白峰にある牛首紬の工房に問い合わせてみたところ、 ハギレでの販売はなく、和裁のときに出た残り布を 手に入れるしかないとのこと。 いきつけのリサイクル着物の人に聞いても 市場には流れてこない着物だと聞きました。 本当に限られた生産量しかなく、 先日、呉服店で尋ねると「お取り寄せ」になると言われました。 その方も、実物は展示会で一度見たことがあるだけと 言っていたくらいの代物だったのです。 2月は雪深い時期でもあり、白峰まで足を運べなかったのですが、 牛首紬の工房と、白山麓にある古布のお店を 訪れてみようと思っています。 この牛首紬の探索の話は、追って綴っていきたいと思います。 ---------------------------------------------------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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