カテゴリ:百徳通信
GWが終わり、我が家は平常モードになっています。
今日は、父を病院へ送り届けたあと、 金沢の本部教室にて百徳の教室に参加するので それまでの空き時間を、いきつけのネットカフェにて 過ごしております。 毎回小1時間ほどですが ネットに集中できるよい時間となっています。 さて、今日は百徳通信vol.0011をアップします。 --------------------------------------------------------------------- 百徳通信 ~時を紡ぐ、想いを紡ぐ~ vol.0011 (2009.3.29) ---------------------------------------------------------------------- 人の歴史と共に始まる布の歴史・・・ 古布にこめられた想いを語る百徳通信を発行しております。 ---------------------------------------------------------------------- ~藤布~ 藤布は古事記の応神記にハルヤマノカスミオトコの身に付けた 藤の衣から、美しい花が咲きイズシオトメの心を射止めた話や、 万葉集にも藤衣を詠んだ歌が残されているのだそうです。 1500年頃までは最も手軽な繊維素材だったようですが、 1510年、三河の国(愛知県)に綿がもたらされ、 この地で初めて栽培されると、 徐々に自然布そのものが失われていくようになっていきました。 藤布はかつて単に「強い繊維」という実用性から、 醤油搾りや蒸し布、畳の縁などに使われていたようです。 藤は、リース台に使うために採取したことがありましたが、 自然布について知るようになるまで あの蔓が布になるとは思いもよりませんでした。 オヒョウと同様に藤の硬い繊維が布になるまでには、 いくつもの工程を経ています。 藤の場合は、4~5年ものでまっすぐなものが 布に向いていたんだそうです。 できあがった繊維は、シマナイのような感じに見えます。 ---------------------------------------------------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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