カテゴリ:引きこもりおよび発達障害児への支援
昨日は、白山市発達相談センターの特別講演会を聞いてきました。 本田秀夫先生による講演でしたが、 発達障害の二次障害の予防に必要なのは、少数民族にたとえられる発達の「異常」を 理解すると同時に、その子の特性に応じた子育てを行うことであるという内容でした。 放任や過剰訓練、自主性過尊重といった子育てが、 自律性のスキルアップやソーシャルスキルを育てにくくしているかを わかりやすく語られました。 逆に、発達の「異常」の特性が色濃くあったとしても その子の得意なことを伸ばし、苦手なことやできないことは まわりの人に相談したり、助け手を借りることで乗り切るなどの 処世術を身に着けていくと社会になじんでいくことができるケースも話されました。 一番大事なのは、成長ラインが大きく異なり、 思春期の頃ようやくものごころがついて、成長をとげる時期がくるということでした。 これは、高校生の子どもたちと関わっても実感していることでした。 ただ、何もしなくて成長できるかというと決してそうではなく、 自己肯定感と自分の能力の限界を知るという自律スキルと、 ルールを守ること、他者に相談できるというソーシャルスキルを 身につけて行くことがとても重要になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.11.01 05:56:42
コメント(0) | コメントを書く
[引きこもりおよび発達障害児への支援] カテゴリの最新記事
|
|