夢を綴る その1
本当は私のドールが飾ってあった玄関先なんですけど、最近そのスペースがどんどんと狭くなってきました。そして、とうとう彼はそのスペースに命名までしてしまいました。そうです。骨董集めが趣味と化してきたのです。解体業者がお得意さんですから、めざとく見つけたものをゲットして帰ってきます。一番右端のアイロンを次女が見たときには、感動していましたねえ。「このアイロン、社会の教科書に乗ってる~」って。大正時代のものらしいです。その手前にあるのは先日のフリマで彼が見つけてきた九谷焼です。「四角いのは珍しい」と彼はほくほく顔。南部鉄瓶なんぞ、私が興味を示さないものなら、すねて大変です。いくつ持って帰れば気がすむのやら・・・(笑)さて、自分の興味のあるものは次々と持って帰ってくるのですけど私の最大の関心事である絣の着物だけは持って帰ってきてくれませんでした。せんだっての京都のとある神社で手づくり市が行われていました。絣の着物の値段を見せて、こういう値段だからすっごい貴重なんだよ、と学習させてきたにも関わらず、目の前で解体された蔵の中から着物が山ほど出てきたいうのに手土産はなし・・・このときばかりは、私もかなり文句を言いましたね~。その文句がきいたとみえて、翌日木屑だらけの中から着物を数点持ち帰ってきてくれました。しかも中に白絣が一枚入っていました♪黄ばんでいても、ほどいて反物にしたもので1メートル1500円もするんですよ。さっそく綺麗に洗濯してアイロンをかけましたよ。近いうち、フリマには骨董品コーナーもできることでしょうね。もっとも彼は、フリマにはいいものは出さないといいます。なぜなら、価値のわかる人よりも安く買いに来る人ばかりだからです。でも私は夢見ているんですよ。和洋いずれのカントリーなスペースに手づくりも満載のショップです。