支援のまなざし
毎日のように通うショッピングセンターでのこと。お店の入り口の車椅子用の駐車場に止まった車から降りてきたのは、見知った顔の方でした。いつもそのショッピングセンターでカートを片付ける仕事を黙々としていた男性だったんですね。その方は、車の後ろから車椅子を降ろしていました。助手席には女性の後姿が見えました。オフの日に、その方は車椅子を使われる、同伴者を連れてショッピングに来られた、という感じに見えました。支援というと、今は社会起業家が注目されているらしく大きな話ばかりが最近は、聞こえてくるのですがこういう日常での関わりの中で、本来はおこなわれていくものなんですよね。12時過ぎに透析の病院に父を迎えにいくとその頃はお迎えと、午後からの透析の人を送りにきた車で駐車場がいっぱいになります。中には車椅子の方もおられます。そんな方々を見ると会話することもないのですが、同じ病気を持つ家族として、週3回こうして送り迎えをしているんだな、と親しみを感じます。自分の車で来られる方もときには息子さんに送られてくることもあります。そんな日常の一こまが、とても大事なものに思えます。