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カテゴリ:まちづくりな話
昨日は今年度初めての多摩市まちづくり審査会でした。
市長から委員の委嘱状を頂いた後、市内の大規模土地取引について審議。まちづくり条例では、一定規模以上の土地取引について、土地の売主は市長に届出義務が定められており、市長は届けられた土地取引に関して助言することが定められています。 空地が土地活用されることは大いに結構なんですが、どのように土地活用されるかが問題になります。放っておいたら土地を買った事業者は大概自分のことしか考えずに企業利益の最大化を追求しますから、後でトラブルなんてことになりかねない。そうならないように、あらかじめ売主にたいして効果的に釘を差しておくことがポイントになるわけですが、今回の審議は、その助言の内容についてというわけです。 今回の土地はもともとURの所有地で、土地譲渡に際してはURがしっかり「建設指針」をつくっている土地なので安心。とはいかないのが昨今の事情。そうじゃないこともあるんですね。ポイントは時代の変化に対応した現実的な指針かどうかということになりますが、当方が主張したのは、URは今や多摩市の街づくりの主体者とはなりえない。URの指針が守られているかどうかよりも、今やURからニュータウンのまちづくりを引き継いだ街づくりの主体者としての多摩市の視点で助言することが重要」ということでした。 ちょっと分かりにくい話かもしれませんが、本件開発が多摩市の活性化につながるよう見守っていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/06/04 05:05:50 PM
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