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今月初めに主人の父が急に亡くなった。 家に救急車を呼ぶのを最後まで拒否し、かかりつけの医師のところから救急車で搬送された。それから亡くなるまで30時間余り あっけないほどの幕切れだった。 父は認知症の母を庇い一人で何でもこなし、家事も一人で切り盛りしていた。 急に亡くなられて困ったのは子供たち。どこに何があるか分からない。老夫婦2人暮らしの家はあっち、こっちとものが散乱し、あるべきものがなく得体のしれないものがいっぱい・・・ 認知症の母を一人で置いておくわけにもいかず皆が代わる代わる出かけていくことになった。久しぶりのおよめちゃん稼業。 若いころはかなりきついことを言われてめげた私も、この年になれば立場も逆転。子供のようになった母の手を引いてお役所巡りで諸手続を終わらせ、一緒にお風呂に入り食事をし、父のベッドで並んで寝た。これが最後のご奉公かな。 それにしても・・・と考える。時間の流れは残酷であると。あのプライドの高い母がここまで頼ってくるとは。以前の姿はもうない。時間には逆らえないのが悲しい。 私もああなるのかな。と一抹の不安が脳裏をかすめる。その時はどうしたらいいだろう。およめちゃんに頼むのは厭だな。だけど・・・・ 高齢者福祉の充実を身をもって感じた一週間だった。
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