怒ることと憎むことの違い。。
あまりにも理不尽だったり、どう考えても相手の言い分や考え方の方が違う、と思った時に…それをどう伝えようとしても聞く耳を持たずに勝手なことばかりで、逆に非難されたりした場合…いい加減頭ににきて怒ることもある。でも、だからと言って、それは憎しみの感情ではない。憎むという感情は原因に発するものではない、いわば観念のようなもの。ひとたび憎しみが心で芽生えてしまうと…相手が何をしていても、顔を見るだけでも、存在するだけでも嫌でたまらなくなる。そうなってしまっては、どんな理屈も道理も筋もない。例え意見が合わずに、追い詰められて怒りを爆発させても…少し冷静になれば…相手の立場になって考えてみたり、相手の意見なり考え方に一理でもあるか、と考えてみる気持ちになるだろう。自分だけの視点でなく、相手の視点でも考えてみて…自身の間違いに気付く場合もあるだろうし、一方的だった考え方を自分も直す気持ちにもなれる。そうすれば…自然と相手を思い遣る気持ちも出てくるはず。けれど、憎しみはそうした視点を変えることが出来ない。常に自分から発する憎悪の観念に囚われ…全ての悪いことの原因を相手に求めてしまう。それでは…相手からの理解も得られないと思う。だから、どんな場合でも…それが第三者や国家間の場合であっても…憎しみの観念を心から放して…お互いの立場を見直すことが出来れば…もっと平安な心穏やかな関係が成り立つのではないか。。。憎しみを持たず…相互理解の難しさを悲しいと捉えるなら…少しでも歩み寄り互いを思い遣り関係を改善させていけたら…と、願ってやまない。。。