月光
かすかな潮騒に耳をかたむけながら淡い光は夢とも幻ともつかぬ海を照らす船上で羽を休める燕たちが春の風に憩いまだ遠い生まれ故郷の大地を愛でる銀色に輝きながら戯(たわむ)れるイルカの群れ新しい命の生まれる季節を祝福する月はこの惑星の半分の眠りを照らしこの世の救われぬ魂にさえ慈愛を注ぐ-------------------------親しくしていただいた、皆さまには、すでにお伝えしたのですが今夜、はじめて出逢ったかたもみえるかも知れません。明日は満月の夜・・・お薦めの曲があります。月明かりが綺麗なブルー・パープルの夜空なら、部屋の明かりを消して、ベートーベンのピアノ・ソナタ「月光」を聴いてみて下さい。月が雲に隠れていても、これこそが月の光だと思える静かで官能的な旋律に身をゆだねて、ワインの瓶を空ければ、身も心も酔いしれること間違いありません(^-^)