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カテゴリ:ありのままの自分で
透明度の高いパステルグリーンの砂浜。ここが北の海であることを忘れる。
俺の大好きな場所があります。 小さな港町の半島の先に、地元の人しか知らない小さな砂浜がある。 美しい来たの海の三陸海岸のなかでも、異色の水の色。 南の島の片隅のような気分になる不思議な場所。 どうしてここだけが、海の色が違うんだろう。 すごくお気に入りの場所なので遠くから来た友達を必ず連れて行くんだが、みんな大好きになって帰る。 水の色だけでなく、なぜか人の心に印象深く残る不思議な小さな小さな砂浜。 どこの砂浜とも違うこの不思議な空気はきっと、この神社のせい? 砂浜の目の前に参道があり、とってもいい気につつまれながら階段を登ると小さなお社がある。 本当に小さな神社だし、何のへんてつもなく、豪華でもないのに、ぬくもりと威厳をたたえている。 きっと、漁に出ている旦那の安全と大漁を祈願した、この港町の漁民の祈りの蓄積がこの雰囲気をつくっているのだろう。 「ありがとうございます。」そう祈って、戻ろうと参道のほうを振り返ると、 そこには三陸海岸の、雄雄しき姿が眼前にある。 「あー、こうして毎日海を見つめて、漁民をみつめて、守ってくれてるんだー。」 「その曇りない貴方のまなざしが、目の前の水の色に映っているんですね。」 もちろん、返事は聞こえてこない。 そう感じるだけ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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