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西部会館の即売会「中央線展」を終えた。
いやー、サイテー。 会全体も、個人的にも。 これって、一即売会だけの問題じゃなく、全体的な傾向、潮流。 たぶん、もう止まりようがないような気がする。 古書市場全体の構造的な要因が潜んでそうだから。 「即売会は役割を終えた」とまで言い切る古本屋さんもいるくらい。 ま、まだ一概に断定はできないだろうけど、大きな視野でみれば、間違いではないと思う。 少なくとも、今のスタイルの会館催事に限定すれば、先の見通しは暗い。 時代に合った催事の方法を見つける必要に迫られている。 政治の世界じゃないけど、構造改革が急務、だね。 西部古書会館のそばに、24日(金)にブックマートがオープンした。 会館をちょっと先に行って、あづま通りとぶつかる角。 以前は、ポプラというコンビニがあった。 あづま通りには、去年の暮れ、ボク自身、「古楽房」という店を出した。 既に、老舗筋の「越後屋」、古本酒場で有名な「コクテイル」、ヒップホップ系のCDなんかも充実している「ZQ」、非組合系の「十五時の犬」はいかにも本好きに受けそうな店、さらに貸本の「大竹文庫」と、ユニークな古本屋が集まっていた。 そのゴチャマゼのユニークさが面白く、自分もイベント・スペース・タイプの古本屋というコンセプト(今、ちょっと方向転換中だけど…)で出店したワケ。 どうせなら、もっといろんな古本屋さんが集まって、不思議な魅力の古本ストリート、なんてことになったら面白いんじゃない、なんて思ってた。 そこに、ブックマート。 んー、大手かよ。 ま、いろいろあるのがいい、ってことでいえば、それも歓迎、か。 客筋がバッティングするワケじゃなし。 むしろ、シンボルタワーとなって、マグネット効果を発揮してくれればいいか、ってね。 でも、オープン当日、なんか店内、閑散としてたなあ。 初日は、人でごったがえすくらいじゃないと…。 計算狂ってんじゃないの? この場所に進出したのって、高円寺という土地柄だけじゃなく、古書会館がすぐ近くにあるというのも理由の一つじゃないかと思うけど、会館催事のお客さんが、ブックマートまで足を伸ばしたという形跡はあまりなさそう。 決定的に客質が違う、ということか。 相乗効果は、期待できない、ってこと??? 早期撤退しそうな予感、も?? あづま通りに人の流れを作るために頑張ってほしいものだけど、ね。 あ、それと、あづま通りの早稲田通りからの入口の角にも、古本屋?らしき店が出現してた。 古本専門じゃなく、雑貨なんかも扱ってるみたい(そっちがメイン?)。 いつのまに? ぜんぜん気がつかなかった。 車で通り過ぎたときにチラッと確認しただけなので、実態はよくわからない。 気になるから、今度ちょっと寄ってみよう。 んー、あづま通りの古本ストリート化は、見えない力によって着々と進行してる、か??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月27日 09時30分10秒
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