|
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日夜、新宿サブナード「古本浪漫洲」の搬入を終えて、今朝の今は、フッと気持ちが緩んでいるところ。
とはいえ、たぶん一瞬のこと。 10/4(日)に組合主催の大掛かりな「古書の日」イベント、『日本の古本屋博』が予定されていて、明日あたりから、準備が佳境に入っていくだろうから。 それ以外にも、来月末(10/31)には、自分が主宰する催事『ちいさな古本博覧会』が控えていて、今回は4回目だけに、世間的認知を今まで以上にしっかりとしたものに固めていきたいと思い、いろんな併設企画を準備して力を入れてやってく予定なので、それがけっこうタイヘン、なのだ。 今回の一番のポイントは、ボクが参加・運営協力しているもうひとつの催事『本の楽市』との連動企画として組み立てたこと。 『本の楽市』は、これまでは、「座・高円寺」のホールがメイン会場だった。 が、今回は、都合よく使える期間がなかった(この時期は、ちょうど『高円寺フェス』が「座・高円寺」でロック・フェスをする予定)。 なので、特別企画として、「楽市」メンバーのうち、高円寺に店を構える本屋が主体となり、お互いの店の品物を少し入れ替えて、それぞれの店に他の店の売り場コーナーを設置するという“シャッフル企画”を実施することにした。 『ちいさな古本博覧会』と同じ、10/31(土)に始まり、『高円寺フェス』が実施される11/8(日)に終るというスケジュール。 点を線にし、面に広げようという狙い、なワケです。 この1週間、高円寺が、三つのイベントの相乗効果でおおいに盛り上がる。 と、そんなイメージを抱きつつ、それが実現できるよう、いろんな企画を鋭意固めているところ。 現在進行中の企画をいくつか、宣伝を兼ねて披露すれば、まず、博覧会と楽市の共同企画と銘うって、「夢二の詩に音をのせて~セノオ楽譜・夢二表紙絵展と演奏会~」というのをやる。 セノオ楽譜とは、大正から昭和初期にかけて、洋楽文化が大きく花開いた時期、音楽普及を企図して発行された楽譜。 大正ロマンを代表する抒情画家竹久夢二は、その表紙絵を数多く手がけ、セノオ楽譜のシンボル的存在にもなっている。 また、夢二は、詩も多く提供しており、「宵待草」はその代表作で、今でも歌いつがれている曲として有名。 そんな夢二の表紙絵楽譜を約30点ばかりですが、茶房高円寺書林店内に展示し、初日(10/31)と最終日(11/8)に、夢二が詩を書いた楽曲だけ、譜面を音にしてみようというのが今回の企画。 「宵待草」以外の、今では忘れられた夢二詩の曲を今に甦らせようという趣旨。 どうですか、聞いてみたくなりませんか? もうひとつ、力の入っている企画が、「人形作家Kao-キャトランドーレの世界展」。 これは、ボクの店、古楽房でやる企画。 「博覧会」の初日、10/31(土)から1ヶ月、11/29(日)までやる。 間に、これも演奏会やトークのイベントを2回ほど入れる計画。 Kaoとは、本名堀内薫さんという人形作家。 キャトランドーレとは、猫と人間の合いの子のような顔立ちをした妖精。 キャトランドーレたちが活躍する、「水晶幻想」という物語世界を自ら創造して、そこに登場するキャラクターを木や陶器、いろいろな自然素材を駆使して創りつづけている。 その数、すでに100体以上、壮大な物語世界の登場人物たちだ。 最近では、キャラだけてに飽き足らず、背景世界の造形にも凝り始めている。 今回の展示は、その<キャトラン・ドーレ>の物語世界を、「古楽房」店内に再現する試み。 書店という本来展示目的で作られていない空間の中、本と本、棚と棚の合間に異空間が現出するというイメージを想定。 どんな、ファンタジー世界が店に構築されるのか、ボク自身が楽しみ。 他にも、高円寺店巡りクイズや高円寺フェス内ミニ楽市企画なども予定。 「博覧会」期間中に、会場の西部古書会館でやるイベントも準備している。 “高円寺と本”をコンセプトにしたフリーペーパー「こ・ら・ぼん」も近々創刊する。 あー、やることがいっぱいだーー。 でも楽しい。 楽しいということが、人生一番。 しんどいことでも、楽しんでやれればそれでいい、じゃない? ということで頑張らず頑張ろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月29日 11時03分20秒
|