ポエム=素敵な男性と・・・
偶然に乗り合わせてしまった馬車・・・ 馬車の中で・・・ ふと素敵な男性に出逢ってしまいましたわ・・・ お互いに向き合ったまま・・・ わたくしは・・・ 素敵な男性の目を合わすこともできませんわ・・・ 視線を逸らしながら・・・ 目のやり場に困ってしまいますわ・・・ 視線を窓の方に移すわ・・・ こんなに素敵な 名の知らない男性とふたりきりになってしまうのも・・・ わたくし・・・すごく緊張しますわ・・・ どきどき・・・ どきどき・・・ 心の中で・・・ どきどきという時計が激しく動いていますわ・・・ 静かな馬車の中で・・・ すごく・・・気になる・・・ すごく今わたくしと一緒に 馬車に乗っている男性が気になりますわ・・・ もしかして・・・声を掛けられるなんて・・・ そんなことはあるのかしら・・・? 素敵な男性は・・・ どこかの貴族のひとなのかしら・・・? どこまで馬車を乗って行くかなんてわかりませんが・・・ ”きっと・・・素敵な豪邸なのでしょうね・・・?”って・・・ わたくしの妄想が始まってしまいますわ・・・ 見つめられない・・・ でも・・・見つめていたいわ・・・ 男性のことを・・・このまま見つめていたい・・・ あっ・・・目が合った・・・ わたくし・・・どうしましょう・・・ そう思ったら・・・・男性は笑顔・・・ わたくしを見て・・・笑顔で来ましたかしら・・・? それなら・・・わたくしも・・・笑顔で返してみますわ・・・ なんだかよく・・・ わからなくなってしまいましたわ・・・ いきなり・・・ ”ごきげんよう・・・”って・・・ わたくしから挨拶をしてしまいましたわ・・・ それは・・・ 自然な気持ちになった瞬間だったかもしれませんわ・・・ 平凡な会話でも・・・何となくいいかもしれませんわ・・・ ”今日は・・・綺麗な空ですわ”とか・・・ ”どこまで行かれるのですか・・・?”とか・・・ 自然な流れの中で・・・ 男性との会話をしていましたわ・・・ 名の知らない男性は途中で・・・ 馬車を降りることになりましたの・・・ しかし・・・そこは・・・ 大きくて・・・美しい豪邸の目の前・・・ えっ・・・凄いですわ・・・ きっとお金持ちの息子様なのでしょうね・・・ 素晴らしいわ・・・ こんな豪邸に住んでいるなんて・・・すごくうらやましいくらいですわ・・・ まるで・・・ 今の名の知らない男性とわたくしが・・・ 夫婦になったみたいなお気持ちですわ・・・ さらに・・・わたくしの妄想が高まっていきますわ・・・ わたくしもここで降りたいくらい・・・ 男性の豪邸の中に入ってみたいですわ・・・ そう思った瞬間・・・・ 何と・・・偶然にも・・・ ここが・・・私の目的地だったの・・・ 今日は・・・ここでパーティが開かれますの・・・ チケットを確認してみれば・・・この豪邸で間違えはありませんわ・・・ なんて・・・奇跡なの・・・? なんて・・・ラッキーなの・・・? なんて・・・運がいいのかしら・・・? もしかして・・・先ほどの男性と・・・ またお会いすることができるのですね・・・ わたくしは・・・幸運かもしれませんわ・・・ あの男性って・・・ いったいどのようなひとなのでしょうか・・・? わたくしはきっと・・・ 夢を見ているに違いはありませんわ・・・ 夢よ・・・絶対に覚めないでね・・・ 夢よ・・・絶対にわたくしを裏切らないでね・・・