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August 24, 2010
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カテゴリ:音楽理論
こんばんは!

今日は一日中音楽していました。
朝→ピアノの練習(ソナタ悲愴,時の旅人)、歌の練習(時の旅人)
午後→児童館でCl,ピアノの練習
夜→ピアノのグループレッスン。その後個人レッスン。
すごくハードでした…。
でも充実していました☆

ピアノのグループレッスンとは、年に何回か行われる3人くらいでのレッスンです。
ピアノを弾く、というよりも知的なことが中心です。
いつも私、部活も同じHrの友人、発表会やグループレッスンでしか会うことない女の子の3人でグループレッスンを行っています。

今回は「五度圏」について学びました。

♯や♭の数が1増えるごとに長調(dur)の主音は五度ずつあがります。
変化記号なし=ハ長調
♯×1=ト長調     ♭×1=ヘ長調
♯×2=ニ長調     ♭×2=変ロ長調 
♯×3=イ長調     ♭×3=変ホ長調
♯×4=ホ短調     ♭×4=変イ長調
♯×5=ロ長調     ♭×5=変ニ長調
♯×6=嬰ヘ長調    ♭×6=変ト長調
といったようになるのです。

♯や♭が増えていくのには理由があります。
それは、全ての長調が「全全半全全全半」で成り立っているからです。
少し分かりにくいですね…。例をあげましょう。

例えばハ長調。
ハ長調はドレミファソラシドですよね。
ドとレは全音の関係、レとミも全音の関係、ミとファは半音の関係…見ていくと「全全半全全全半」という関係になるのです。
これはハ長調以外のすべての調にもいえることです。

♯系の場合はこの「全全半全全全半」に主音が五度上の調を当てはめていくと、1つずつ♯が増えていくんですね。
♭系の場合は五度下の調になります。

ではmoll…短調の場合はどうなのでしょうか? 
短調を確かめるにはまず、変化記号を見て「長調だとしたら何調なのか」を確かめます。
その長調の主音から3半音下がった音がその短調の主音です。
例えばある短調の曲には♯も♭も1個もついていないので長調だとするとハ長調。
ここから3半音下がるとシ、シ♭、ラ…ということで「イ短調」になりますね。

このように全ての短調の主音が長調の3半音下の音なので必然的に短調も5度ずつの関係になります。
「五度」というのは音楽の中でとても大切なことなのかもしれませんね。

さて、この調たちを譜面上の音部記号のあとの変化記号を見るだけで見分けるコツは何でしょう?
言葉で説明するのはとても難しいのですが…

-長調の場合-
♯→音部記号の後のいくつかの♯の中で最後の音の半音上が長調の主音である。
♭→音部記号の後のいくつかの♭の中で最後から二番目の音が長調の主音である。

-短調の場合-
主音を上の「長調の場合」の方法で割り出し、その音から3半音下がる。

ということだそうです。
短調のことは知っていましたが長調は暗記で覚えていました;
今度から使いたいと思います☆

余談ですが…。
同じ部活でHrのMちゃんが短音階について質問をしました。
「旋律とか和声とかって何なんですか?」
確かに今まで「これ旋律ね、これ和声ねー」としか習ってこなかったので気になります。
先生はとても分かりやすく解説してくださいました。

短調の音階―すなわち短音階には3種類あるそうです。
自然的短音階、和声的短音階、旋律的短音階…。

自然的短音階はそのまま長調から3半音下がったものです。
導音を半音上げる、なんて器用なことしません。
英語では「natural minor」と言うそうです。

自然的短音階では、和音にしたときに5の7度や5度の響きが悪いというわけで生まれたのが和声的短音階。
和音を響かせるために導音を半音あげたものです。

しかし、和声的短音階にも落とし穴がありました。それはメロディ(旋律)が歌いにくいということです。
というわけで旋律を歌いやすくするために主音から数えて6番目と7番目(導音)を半音上げたものが旋律的短音階。
旋律的短音階では「もともと♯は上に上がりたい記号なので」という理由で下りは6番目、7番目を元に戻す(自然的短音階と同じにする)のです。

いつものピアノの個人レッスンも楽しいですが、こういう原理が分かると楽しさも増しますよね♪
今日学んだことをこれからの演奏に生かしていきたいと思います。

では明日は学校なのでそろそろ寝ようと思います。
読んでくださってありがとうございました♪





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最終更新日  August 24, 2010 09:09:00 PM
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