テーマ:音楽日記♪(260)
カテゴリ:音楽理論
こんばんは^^
もうすっかり涼しくなって衣替えの時期にもなりましたね~。 今日は10月23日に行われる学芸発表会のための「パートリーダー会議」が行われました。 ここでは学芸実行委員、パートリーダー、指揮者、伴奏者が集まります。 そして、音楽の先生(=顧問)から「音楽とは!」ということを教わるのです。 私はパートリーダー兼伴奏者というわけで参加させていただきました。 去年のパートリーダー会議でも同じ話を聞いたのですが、去年はそこまで深く聞いていなかったのでとても勉強になりました。 少し紹介させていただきますね^^ 音楽とは、楽譜に書かれていることを忠実に再現しなくてはいけない。 (1)音符、休符の長さを正確に表現する。 (2)息の量、息のスピード、息の色を大事にする。 (3)自分たちの歌う曲のリズム、拍子を理解する。 このようなことが柱となっていました。 楽譜に書かれていることを忠実に再現する…。 一見当たり前のことのようですが意外と難しいんですね。 例えばあの有名なモーツァルトの「トルコ行進曲」。 楽譜で最初の小節を見てみると… 4分の2拍子で強弱記号はpで速度表示は「Allegretto」。右手は十六分音符が4つで左手は四分休符(=完全に休み)。そして「Alla Turca」。 これらの情報から「小さく速くトルコ風に、十六分音符でつまずかないように」という注意が必要だと分かります。 たった1小節なのにこれだけの情報が詰まっているのですね。 ピアノ曲でさえそうなのですから、ソプラノ・アルト・テノールなどいくつかのパートや伴奏者、指揮者がいる合唱はもっともっと情報収集能力が必要となりますよね。 ここでソプラノがmfなのに対してテノールがfだからメロディがテノールに移ったんだな、人数が増えたから伴奏は少し大きめにしよう、というように。 そして、ピアノには無いのに合唱にあるもの…それは「息」ですね。 息の量やスピードを調節して音程や音量、ニュアンスをあわせていかなくてはいけない。 それはClのような管楽器でもとても大切なことですね。 しかし息というのは見えないものですから合わせるのはとても大変ですよね。 だから演奏者全員で曲のイメージと統一する必要があるのです。 ここのニュアンスはこうしたい!という思いが揃っていたらきっと息も合ってくるのだと思います。 音程・音量はもちろんですが、特に音色。 音色というのは基準となるものがないので何とも言えませんが誰が聞いても「いいなぁ」と思う音色というものがあると思います。 全員が同じ目的を持てるといい音楽になるんでしょうね…。 そういえばさっきの3点の他にこんなことが話されました。 もし楽譜に何も指定がなかったとしたら、君たちはどのように歌うでしょうか。 それが楽曲の理解ということなのです。この音の動きからするとここは自然と大きくなるな…とか、この音は少したっぷり歌ってその分その後を大きくしよう…とか色々です。 聴きながら「ほぉ~」と思いました。 楽曲に何も指定が無かったら…ですか…。 例えば先ほどの「トルコ行進曲」。 1小節目にpという指定が無かったとしても同じ音形がだんだん音を高くしながら繰り返される、というこの曲を聴いたら誰でも「最初をpにして盛り上げていきたいな」と考えるのではないでしょうか。 上がる音形ではちょっとcresc.してみるとか急に音が高くなるところは歌ってみたりとか。 「行間を読みとる」ことはいい音楽を作るのに欠かせないことだと思います。 このように今日はとても勉強になりました。 音楽って奥が深いんですね~ でもやっぱり楽しい。 明日は部活です! 今日は少ししか吹けなかったので明日たくさん練習したいと思います。 というわけで今日は寝ますね。 読んでくださってありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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