映画「蝉しぐれ」
「蝉しぐれ」を見てきた。江戸時代物幼なじみで相思相愛だったのに 想いが届かず お互い違う道に・・・文四郎とふくの純愛ストーリー感想としては ミスキャストだと思った。子ども時代を演じた『ふく役 佐津川愛美』は めちゃくちゃ良かったのに 大人になり大奥に入り『妾となったふく役 木村佳乃」は・・・なんか ふくのカンジが変わりすぎっ(笑)たしかに・・・田舎の娘が大奥に入り殿の手が付き殿の子を妊娠。反対派の奥の策略で流産・・・いろいろあれば 人間も変っちゃうんだろうけど・・・子ども時代のふくの目の輝き・・・大人になっちゃうと消えちゃうのだろうか???監督がわざとその辺をねらったとしたら 成功だが・・・たしかに木村佳乃は綺麗だった。。。でも もったいなかったなぁ~(笑)木村佳乃は現代劇の方が合うし私は好きなんだけど・・・この 幼友達に想いを持ちつつ大奥で殿の相手をして殿の子を産む役は 似合ない(苦笑)この原作だったら 他の女優さんの方が良かったと思うなぁ~そうそう 文四郎役の市川染五郎は やはり演技がうまかった。というか 文四郎のまんまだと感じた。同じく 文四郎の子ども時代を演じた石田卓也も 文四郎のまんまだった。さすがジュノンボーイだよね、カッコよかった!流れる汗が 色っぽかった。男の涙・・・いいかもって思った。監督が演じるのではなく その役になりきれ!という想いが作品全体から伝わってきた映画だった。あっ、思った以上によかったのが文四郎の親友役ででていた 今田耕司とふかわりょう。二人ともに凄くよかった!!!カツラも似合っていたし 友を思う気持ちが・・・本当に演技じゃなくって自然ににじみ出ていた。コレはナイスなキャストを選んだとおもったなぁ~。ハッピーエンドにならない恋物語・・・悲しいけどそういう生き方がほとんどだった江戸時代。いいか悪いかは別として そういう時代があり 今は自由に恋愛でき 会ったその日に子作りしちゃう時代となった(笑)時代の移り変わりと人間の思考の変化・・・今の時代が 薄っぺらい物になったような気がする(苦笑)劇場では すすり泣く声が聞こえたが コレで泣くとは?なぜ泣く?私には わからないかった・・・はははっ(苦笑)最後に・・・この映画の監督・脚本は 私の苦手な作品を手がけている人でした(笑)「黒土三男監督のファンさん ごめんなさい」好きじゃない監督の映画は やっぱ嫌いかもぉ~・・・ということで この映画は二度と見ないと思います。そういえば 映画の宣伝で 三島由紀夫の作品が映画化されたと・・・それが めちゃくちゃいいカンジ!!!こちらも 儚い純愛ストーリー・・・いいよね~。。。楽しみです!しか~し!!!純愛だけが 愛じゃない!!!今日は 屈折した恋愛映画をレンタルしてきます!だいすきな 遠藤憲一さんが出演してる作品を・・・そーいや『蝉しぐれ』の助監督さんに「えんどうけんいち」さんがいます。俳優エンケンさんと別人と知っていても ちょっぴ うれしかった!!!がんばれ!助監督の遠藤健一さん。偉くなって 俳優エンケンさんを主演にして 音楽界のエンケンさんを音響担当にして映画 撮ってくれっ!脚本は 私が書きたい!!!(爆笑)