指名手配 特別捜査官 七倉愛子 新津きよみ著
親愛なる新津さんの本、やっと読むことができました。 本の内容捜査官の目と耳と記憶と勘で街中に潜んでいる犯人を見つける、見当たり捜査。街の雑踏に潜み、瞬時に人の顔を見分け、容疑者を特定し確保する見当たり捜査班に配属された七倉愛子は、頭の中に何百もの顔写真を記憶している。彼女は商社マンと結婚し、退職後は夫の海外赴任先で専業主婦として過ごしながら、趣味で語学を習得していた。その後、離婚し一人になった彼女は、語学力と生まれつきの絶対音感、そして記憶力を生かし、警視庁の特別捜査官枠に応募し、採用された。ある日、オーダーした靴の引き取りに来ていた彼女は、お店のガラス越しに一人の男を見つける。窃盗容疑で指名手配中の藤森信行。逃走を続ける犯人は、時に整形をくり返す。冷静に顔を分析し、初の単独逮捕に踏み切った愛子だったが、実は犯人の双子の弟であった・・・・・・。いかにも新津さんが描く女性捜査官だなぁ。と言う印象です。派手ではないけれど、ジンワリと優しく等身大の女性。そのうえ、郷田亮二が登場してびっくり。長くシリーズ化して欲しいものです。将来は郷田との恋愛もあり? ★★★★