最初のオトコはたたき台 林真理子著
今話題の作家さん。「野心のすすめ」がベストセラー。 いま輝いている女性に対する世の中の視線は、確実に変化している。女たちは、家事も仕事もパーフェクトであることを要求されなくなったのだ―次世代の女優をウォッチングし、貴重なアンコウ料理やワインに舌鼓をうち、二十年以上忘れていた銀行の貸金庫の中身を恐る恐る取りにいく。引き続きパワー全開!人気エッセイ第22弾。 私は彼女の本は大好きでほとんど読んでいる。だからこの本も多分出た当時に読んでいる。最近新刊を読むのをやめた。読むのに時間がかかるようになり(テレビや他の遊びで忙しくなった)図書館の予約も面倒だ。家に読んでいない本も山のようにあるし、パソコンじゃなくて本棚を見ながら本を選ぶのも悪くない・・・・で、この本。くしくも手にとり読んでみたら、週刊文春に2008年に連載されたもの。2008年といえば、夫が発病し闘病し亡くなった忘れもしないあの年。だから、書かれている物事すべてをすごく覚えていた・・・私が四苦八苦してる間にハヤシさんったらセレブの生活してたのね。と読みながら思う。自慢と自虐のエッセイだが、年々自慢の度合いが大きくなってる。夫がきっとこの本を私の手に持たせたのね。「遊び過ぎだぞ。たまには思い出しておくれ。」ってね。 ★★★