ギター弾きの恋
1999年公開のアメリカ映画。ショーン・ペン主演。ウッディ・アレン監督作品。 天才ギタリストだが、プライベートは破滅的というエメット。彼は、素朴な女性ハッテイと同棲するが、突然、上流階級の女ブランチと結婚。しかし、本当の愛はそこにはなかった…。 秀逸なのは主人公演じるショーン・ペン。どうしようもない自堕落な男が、憎みきれないろくでなしというチャーミングなキャラになったのは、ペンの演技あってこそ。そんなダメ男に献身的につくす、口の不自由なハッティ演じるサマンサ・モートンもかわいい。言葉はなくても愛情たっぷりという、その表情の豊かさには驚くばかりだ。都会のシニカルなコメディが多いウディ・アレン監督が放ったラブストーリーは、ジャズの調べも心地よい、心にじんわり染みわたる傑作。 はちゃめちゃな男にただただ尽くす口がきけない娘。彼女を捨てて、ほかの女に走った男。 彼女に再会し、彼女の結婚を知ったとき、彼は本当に大切なものを失ったことに気づく・・ 内容はベタでしたけどねぇ。 ★★★