嘘を愛する女
昏睡状態の恋人の素性は偽りだった。ヒロインは彼の過去と向き合う。長澤まさみが高橋一生と共演、恋人の過去をたどって本来の自分を見つける女性に扮したラブサスペンス。新たな才能の発掘を目的とした“TSUTAYA CREATERS’ PROGRAM FILM 2015”で初代グランプリを獲得した企画を映画化。監督はCM界で活躍する中江和仁。長澤演じる由加利が、高橋扮する恋人の素性と、2人で過ごした日々の何が真実だったのかを知るため彼の過去をたどる後半は、まるでロードムービーのような味わい。由加利の旅をサポートする探偵役の吉田鋼太郎の実力派らしい受け身の演技が、長澤の演技を際立せる。ゴスロリ衣装で吉田相手にキックを決める川栄李奈も魅力的だ。 食品メーカーに勤めるキャリアウーマンの由加利は、東日本大震災の日に出会った研究医の恋人・小出と同棲生活を始めて5年目を迎えていた。ある日、彼女のもとに刑事が現われ、小出がくも膜下出血で倒れ、病院で昏睡状態にあると告げる。しかも、彼の運転免許証も医師免許証も偽造されたもので、小出という名前すらも偽名だったというのだ。ショックを受けた由加利は、彼が何者なのか、私立探偵の海原に調査を依頼するが……。 2018年公開の日本映画。 グランプリを取るだけあってお話は引き込まれました。彼が極悪人じゃなくて 良かったわ。説明不足はあるけれど2時間じゃこんなものか・・・ ★★★