夏の事、後輩の男性が体調優れないと言って、ヒーリング会場にやって来た。
後輩が入ってきた途端空気が変り、メンバーと瞑想中だった私の横にすわった。
その途端座った側の半身に鳥肌がたった。
「最近歩くとフラフラして・・・真っ直ぐ歩けない時があるんです。」
「え?顔が黒いけど?日焼け?」
「はい、仕事でフィリピンに行ってたものですから、多分日焼けでしょう」
「そうなんだ~」
顔を見ると、歪んだところは無くて、目もちゃんと動く。舌もちゃんと動かせる。
ただ、活舌が良くない。
後輩と同調してみると・・・後頭部のところがちょっとなぁ~っと思ってた。
それに、地雷で足の無い人が、必死に後輩の足首を掴んでいるような光景も見えた。
それを、ヒーリングの先生に伝えると早速叙霊?して下さいました。
その時に憑いてたのが、10体以上らしい。
憑いてたのが取れると、さっきのたどたどしい活舌はスムーズになってた。
メンバーは回復し、元気になってる後輩を喜んだ。
ただ、仕事で海外行く度、ヒーリング会場に来る度、状態は同じだった。
憑依させて、体調悪くして、そして叙霊、回復。
みんな、もううんざりしてたのかな?
多分そうだよね。繰り返しだもんね。
いつしか、後輩は顔を見せなくなってた。
メンバーも口に出さなくなってた。
いつだったかな?頻繁なので、受診を勧めたら、心療科かと勘違いされたみたいで
ちょこっと、憤慨してたな?
実際、どの科って言われても分からないのが今の私の能力。
もっと、もっと凄い人は世の中沢山いるんだから、本気になればきっと見つかるよ。って助言したのは、夏の終わりだったかな?
久しぶりに再会した昨日。
霊が憑いてる事は無く、すっかりクリーンになってた。
だけど、最近病院いったら小脳に異常が見つかったらしい。
「小脳に異常が・・・またフラフラするんで病院にいったんですよ・・・今度検査します」
「え?小脳?梗塞?萎縮する病気?ちょっと見せて」
と言って、同調させてもらいました。すると、、、間脳の当たり?なのかな?
丸黒い物体が確かに感じられるんです。
それを吸い出しても、白くしても、また再び黒く浮かんで来る。
「なんだろう?頭の中に丸い小さな点が見えるの」
「はい、そうみたいです。腫瘍の疑いらしいんです」
その場で絶句してしまいました。
どうして、夏に気が付かなかったんだろう。
霊に気を奪われて見えなかったのかな?
仕事も軌道に乗り出した矢先、そんな事があって良いのかな?
忙しいから休みたいと言ってた口癖がこのような形で実現するとはね・・・。
後輩が最初に受講したその日から何かとご縁がある私は、
これから毎日彼に遠隔をしよう。それが今私に出来る事だから・・・