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カテゴリ:心
被災地から一時避難した方とこれからお話する機会があるかもしれません。
優しい気持ちで言葉をかけたいと思ったりします。、いちを知っておいてください。 m(__)m 感覚がお国柄?という言葉もありますが、参考になればいいなあと思います。 アメリカ国立 子どもトラウマティックストレス・ネットワーク National Child Traumatic Stress Network アメリカ国立 PTSDセンター National Center for PTSD 日本語版作成:兵庫県こころのケアセンター Hyogo Institute for Traumatic Stress より抜粋しました。 <言ってはいけないこと>「Don’t say」 ・お気持ちはわかります。 ・きっと、これが最善だったのです。 ・彼は楽になったんですよ。 ・これが彼女の寿命だったのでしょう。 ・少なくとも、彼には苦しむ時間もなかったでしょう。 ・何か他のことについて話しましょう。 ・がんばってこれを乗り越えないといけませんよ。 ・あなたには、これに対処する力があります。 ・彼が苦しまずに逝ったことを、喜ばなくては。 ・我々は生き延びたことによって、もっとたくましくなるでしょう。 (That which doesn’t kill us makes us stronger. 哲学者ニーチェの言葉) ・そのうち楽になりますよ。 ・できるだけのことはやったのです。 ・悲しまなくてはいけません。 ・リラックスしなくてはいけません。 ・あなたが生きていてよかった。 ・他には誰も死ななくてよかった。 ・もっとひどいことだって、起こったかもしれませんよ。あなたにはまだ、きょうだいもお母 さんもいます。 ・この世に起こるすべてのことは、より高い次元の存在が計画した、最善の結果なのです。 うーん。なんだか宗教っぽい言い方もあるんですね。 私にはこちらの方が肌に合う気がします。 「災害時のこころのケア」岐阜精神保健福祉センターより(一部抜粋) <被害を受けた人を傷つける言葉> ・頑張れ (被災者はすでに頑張っている。これ以上どう頑張ればいいのと言う感情になる) ・あなたが元気にならないと亡くなった人も浮かばれないですよ。 ・泣いていると亡くなった人が悲しみますよ。 (悲しいときには泣いていい、元気を失っていいという 原則がまもられていない。 「喪失」がきちんと扱えていない。よく言われる言葉だが、たくさんの問題が含まれている) ・命があったからよかったと思って。 ・まだ、家族もいるし、幸せな方じゃないですか。 (上記二つに関しては、被災者が他に喪失したと感じているものに対する配慮がない。 しかも本人がそのように思っていなかったら、単なる価値観の押し付けである) ・このことはなかったことと思ってやり直しましょう。 (実際に起きたことをなかったことにすることは不可能である。トラウマとなった 記憶にどう対処していくかを援助の対象とすべき) ・こんなことがあったのだから将来はきっといいことがありますよ。 (空手形になってしまうことがあるのでは?) ・思ったより元気そうですね。 (被災者は援助者の前で取り繕っていることだって十分考えられる。励ますつもりで 言ったとしても、本人の現在の状態に対する配慮がない) ・私ならこんな状況は耐えられません。私なら生きていられないと思います。 (しっかりしていると誉めるつもりで言われていることが多いのだが、おめおめと生きている 自分を非難されたと感じる人が多い) 私も不用意に言わないように気をつけようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.28 00:36:07
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