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しかたのない蜜

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2008年09月19日
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テーマ:アニメ!!(3880)
カテゴリ:アニメ
血が染め上げた夕陽を見上げ、スザクは哄笑していた。
 恐ろしい新兵器、フレイア弾頭を打ってしまった自分が愚かしくてたまらなかった。
(馬鹿だ、最低だ、僕は――ユーフェミア様に、あれほど平和な世の中を作ると誓ったはずなのに……)
 たとえルルーシュにかけられた「生きろ」というギアスのためとはいえ、たくさんの人を殺してしまったのは自分。
 先ほどニーナには強がりを言ってしまったが、間違いなくスザクはおのれの行動を悔いていた。


 このまま死んでしまいたい。

 けれど、かけられたギアスは自殺をも許してくれない。

 そんな無力な自分がたまらなく滑稽で空しくて、自分で自分を嘲笑った。

 そうすることで、どうにか自分を客観視して、生き抜いていこうとしたのだ。
 どの道、血まみれの道を歩いていくしかないのだから。


 が、やがてそんな強がりも尽きてしまう。

 いつのまにか日暮れた廃墟の下、がっくりと膝を落とし、スザクはフレイアによってもたらされた巨大クレーターを見つめていた。
 おのれのなしてしまった業を、あらためて思い知らされる。

 いつしかぼんやりとスザクは、あの少女のおもかげを追っていた。

(カレン――君になら、僕は殺されても良かったのに……いや、君の手で生命を奪われたかった)

「そんな形でしか、僕たちはもう繋がれないんだから……カレン」

 そう独り言をつぶやいた時、ひんやりとした声が答えてきた。

「そこまで彼女を想っていたのか? まるでロミオとジュリエットだな」

「!?」

 振り向くと、そこには長髪の美少女が凛然と立っていた。

 長い髪。
 華奢で、白い肌。

 その姿に、スザクは見覚えがあった。

「c.cっ? なぜ君がここに……」





                            つづく



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最終更新日  2008年09月19日 01時01分16秒
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