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テーマ:アニメ!!(3880)
カテゴリ:アニメ
血が染め上げた夕陽を見上げ、スザクは哄笑していた。
恐ろしい新兵器、フレイア弾頭を打ってしまった自分が愚かしくてたまらなかった。 (馬鹿だ、最低だ、僕は――ユーフェミア様に、あれほど平和な世の中を作ると誓ったはずなのに……) たとえルルーシュにかけられた「生きろ」というギアスのためとはいえ、たくさんの人を殺してしまったのは自分。 先ほどニーナには強がりを言ってしまったが、間違いなくスザクはおのれの行動を悔いていた。 このまま死んでしまいたい。 けれど、かけられたギアスは自殺をも許してくれない。 そんな無力な自分がたまらなく滑稽で空しくて、自分で自分を嘲笑った。 そうすることで、どうにか自分を客観視して、生き抜いていこうとしたのだ。 どの道、血まみれの道を歩いていくしかないのだから。 が、やがてそんな強がりも尽きてしまう。 いつのまにか日暮れた廃墟の下、がっくりと膝を落とし、スザクはフレイアによってもたらされた巨大クレーターを見つめていた。 おのれのなしてしまった業を、あらためて思い知らされる。 いつしかぼんやりとスザクは、あの少女のおもかげを追っていた。 (カレン――君になら、僕は殺されても良かったのに……いや、君の手で生命を奪われたかった) 「そんな形でしか、僕たちはもう繋がれないんだから……カレン」 そう独り言をつぶやいた時、ひんやりとした声が答えてきた。 「そこまで彼女を想っていたのか? まるでロミオとジュリエットだな」 「!?」 振り向くと、そこには長髪の美少女が凛然と立っていた。 長い髪。 華奢で、白い肌。 その姿に、スザクは見覚えがあった。 「c.cっ? なぜ君がここに……」 つづく ポチっと押していただけると嬉しいです! ↓ ↓ ↓ ポチっと押していただけると嬉しいです! ↓ ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月19日 01時01分16秒
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