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しかたのない蜜

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2008年09月24日
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テーマ:アニメ!!(3880)
カテゴリ:アニメ
 カレンは夢を見ていた。

 いや、正確に言えばそれは回想だった。

 ブリタニアに捕らわれていた時、なぜかスザクを幼なじみだと思いこみ、彼を一途に慕っていた自分。

 夜ごと、喜んで彼に抱かれていた自分。

 初夜の痛みはやがて甘い快楽に変わり、カレンは戦士としてではなく、女としてスザクを慕い、求めていた。
 そしてスザクもそれ以上に愛してくれた。

『スザク、スザク、愛してるわ! もっとあなたをちょうだい!』

 おのれの嬌声を何度苦々しく思い出したことか。
 きっとあれは、皇帝たちが何らかの使ったために操られたからだ。
 カレン自身の意志ではない。
 憎むべきは皇帝であり、ブリタニア――いや、卑怯な命令に従ったスザクだ。

”私はスザクなんか大っ嫌いなのよっ”

 夢の中で叫ぶカレンに、一人の少女が静かに呼びかけてきた。
 C.Cだ。いつも通り、白い顔に落ち着いた表情を浮かべている。

「本当にそうか? お前はスザクを憎んでいるのか?」

「当たり前に決まってるでしょ! あいつを紅蓮で倒したくて仕方ないのよ!」

「……青いな、お前は。”女”としての自分をどうしても認めたくないか」

「そ、それは……」

 カレンは黙り込み、うつむく。すべてを見透かしているようなC.Cを見るのが怖かった。






                                  つづく





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最終更新日  2008年09月24日 23時39分35秒
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