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カテゴリ:アニメ
「カレンさん」
ユフィがカレンに必死に呼び掛けてきた。カレンをかばおうとしたが、どこかをさっき負傷したらしく、思うように体が動かないようだった。 「許してください。あなたを勝手に恨んで、こんな危険に巻き込んでしまって」 ユフィのこの一言が聞けただけでいい。彼女のことはもう恨まない。彼女はかつての自分自身なのだ。 が、カレンはまだこの世を去るわけにはいかなかった。 スザクはどうなる。彼はカレンが死した後、どのようにして生きるのか。 カレンは胸の内で無意識のうちに叫んだ。 (ルルーシュ、お願い、スザクを助けて!) 次の瞬間。 カレンの、いやスザク、ユフィ、光太郎、テロリストたちの前に信じられない光景が広がっていた。 死んだはずのルルーシュその人が、生前そのままの威風堂々たる様子で立っていたのであった。 「俺のいない間に事態はとんだ方向に向かっていたようだな」 「ルルーシュ様!」 ユフィを始めとするテロリストたちが一斉にひれ伏す。光太郎だけが、口をぽかんと開けたまま銃をとりおとした。 その隙にまたもや思わぬことが起こった。体を縛ばくされていたスザクがいともたやすくそれを引き千切り、光太郎にタックルし、銃を自分の手にしたのだった。 ルルーシュが興味深げに目を細める。 つづく ポチっと押していただけると嬉しいです! ↓ ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月28日 00時55分54秒
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