ここ2年間、ずっとウルグアイの輸出金融の案件の交渉、立ち上げ組成を続けてきていた。プロジェクトサイズは50億円位で期間は5年間。計10回位今までウルグアイの首都モンテビデオには足を運び、現地の金融機関の人達などに会い、最適のストラクチャーを目指し交渉し続けてきた。顧客がマンデートにコミットして調印するまでが1年半かかった。その後、数々の委員会を急ぎで通過してきた結果、ついに今日、勤務している開発機関の各国代表の理事会発表の日に目標の年内になんとかこぎつけた。
この理事会の承認を得ると、ようやく案件の契約書に調印することが出来るので、私の過去2年の集大成とも言える。幸いに、問題なく各国のサポート、賛同を得ることが出来、数々の案件及び趣旨への賞賛のコメントも頂いて、承認を得ることが出来た。顧客企業も良い知らせを大変喜んでくれて、来週はウルグアイで祝賀会も開かれる。
自分の立ち上げた案件は自分の子供のように可愛く、手がかかった分、大事に思えるし、順調に育ってくれたらと思う。回復基調にあるウルグアイで、この案件で農産物、畜産業を中心とした中小の輸出業者が援助され、経済成長に少しでも貢献できるといいな、と心から思う。自己満足も多分にあるかもしれないが、自分が立ち上げたプロジェクトを年内に目処をつけ、完遂する日をずっと夢見てきたので、ほっとした一方、それが適った今日はまだ実感できない位不思議だ。でも、少なくともここ数ヶ月の慌しさ、忙しさから少しは開放感を味わってもいいかな、と思う。明日はグループの人達と理事会承認の際にマネジャーからご褒美にもらうシャンパンで打ち上げパーティーがある。
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