木もれ陽
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新藤兼人監督 95歳の新作 『花は散れども』 撮影追い込み 1912(明治45)年生まれの95歳。現役最高齢の新藤兼人監督が新作映画「石内尋常高等小学校 花は散れども」(来秋公開予定)を撮影中だ。これまでに手がけた映画脚本は270本以上、監督作品は48本目。90歳を過ぎてなお旺盛な創作エネルギーの源は何なのか。 「小学校時代の先生をモデルにシナリオを書いた。小学校に入って家庭から初めて社会に出た時、先生というのは親兄弟とは別な存在。先生の人柄は重要で、非常に感銘を受けた。平凡な一教師だったが、子どもには大きな存在だった」 今回の作品は、監督が学んだ広島県佐伯郡石内村(現・広島市佐伯区五日市町)の小学校の先生と教え子の物語。いわば監督の“体験談”ともいえる。大正末期の小学校時代と、大人になった教え子らの三十年後を軸に、恩師への思いと同窓生たちが織りなす人間模様を描く。小学生の時は級長で、東京に出て脚本家になった「良人」は、監督自身を思わせる。 キャストは、先生役に柄本明、成人した良人役に豊川悦司。同窓生は大竹しのぶが演じる。小学生時代の子どもたちは、広島市立石内小学校などから選ばれた。 新藤作品は初出演となる豊川は「監督はあまりにも特別な存在。いっしょに仕事ができるチャンスを楽しみたい」と意気込む。 「何かかわいいし、かっこいい」と語る大竹は、「生きたい」(1999年)、「ふくろう」(2003年)に続く新藤作品の出演。「(監督の)大事な通過点を演じているんだなと思う」と作品への思い入れを語る。監督について「映画に対する欲が深い」と話す柄本は「映画の歴史そのもの。役者は、その人の前に立てることが幸せなんじゃないか。九十五歳まで仕事ができるというのはうらやましいし、素晴らしい」と評する。 今回の作品は、広島を中心に、山口、島根、奈良などでロケを行い、セットは一切使わない。「広島への思いがかなりあった」と監督の二男・新藤次郎プロデューサー。監督は「花こう岩土壌、砂地、白い道。広島の風土を映像に取り込み、その中で人間を描きたかった」と狙いを説明する。撮影は順調に進んでおり、来年一月に完成する予定だ。 「人はみな仕事をしている。私の仕事は映像。足が衰え、助けを借りてやっているが気力は十分。二十代の映画界に入ったころと同じ」と意気軒高な新藤監督。自身の戦争体験を脚本化し、今年公開された「陸に上がった軍艦」(山本保博監督)には役者として出演。映画への情熱とこだわりは揺るがない。 「ドラマは人間のドキュメンタリーだと思う。セットを作ってもやれるが、それではおもしろくない。海が見えたり、風が吹いたりといった個々のものを求めながら、リアリズムを追求していきたい。それが、僕の考えでは新しい映画作りだと思っている」 < 2007年10月24日 東京新聞朝刊より(一部割愛) > さて、前回に続き。。。地元で行われているロケを妹たえちゃんと見学して来ました この撮影用軽トラックの荷台に、4人の俳優陣が乗り込み・・・神社の前を通り過ぎるシーン しかし、一度にOKが出るはずがありません。。。スピードが速かったり・・・風が強かったりと・・・ 何よりも問題点は、舗装された道路上を昔風にイメージさせて撒いた砂が足らないと言う指摘に そのつど、砂が増やされ軽トラックが行ったり来たり・・・結局は5・6回目でOKが出たでしょうか? その監督の細やかで衰えることのない・・・まさにプロ魂を感じずにはいられませんでした 幸運にも私たちがいた場所は、スタート地点の俳優陣の直ぐ後ろ・・・ほんの数m先には 大竹しのぶさん・豊川悦司さん・柄本明さん・川上麻衣子さんが待機されています 思わず「綺麗~」とつぶやいた私を見て、しのぶさんがニコっと笑みを返して下さいました 映画の中では、数分のシーンらしいのですが。。。3時間近くにもわたったロケ・・・ 最後は、今回で出演を上がられる柄本明さんへの花束贈呈と・・・「お疲れ様」の大拍手に 私たちギャラリーも一緒に参加し、俳優陣の方々ともご挨拶をさせていただきました 広島を舞台に・・・そして、広島をこよなく愛して下さる新藤兼人監督の映画に遭遇し。。。 地元町内会長さんからも、ぜひこの映画を伝えて下さいとの事。。。。来秋公開予定です