今日は、母の誕生日。
『何回目の誕生日か?』というのは、彼女のために伏せておこう。
「おかあさん、お誕生日おめでとう!
これからも、元気で長生きしてね。」
おかあさん・・・
おかあさんは、自分のことを子ども達に
『おかあさん』と言う。
うちの母は最近、『私』と言うようになったが・・・
「若い子たちが、
『うちのママがね~、今日・・・してくれて・・・』
『おかあさんとおとうさんは、・・・』
な~んて言っているのを聞くと情けなるよ。
『父』、『母』と言えないのかね~」
と言っているおかあさん、
自分のことを『おかあさん』って言うの、変じゃないの?
おかあさんって『お』と『さん』がついているんだよ~
いくら子どもに言うのだって、丁寧・敬称つけてるんだよ~
変じゃないのかなぁ・・・?
時代劇を観ていると、母親が子どもを諭すのに
「今後、『母』は亡きものと思い・・・するように。」
というような言い方をしている。
『お』も『さん』もついてない。
おかあさんは、いつから、
『おかあさん』と呼ばれるようになったのかな?
いつから自分のことを『おかあさん』と言うようになったのかな?
『おかあさん』には、
子どもに対する責任の重さがあるのかな?
『母』ほど重くはなさそうだけど・・・
自分のことを『私』というようになった母は
子どもたちが育って、
母親の役目から開放されたのかしら・・・?
『私』を生きているのかな?