今朝、生活ほっとモーニングで
最新タイプ別ダイエットというのをやっていた。
リンゴ型・洋ナシ型・バナナ型の体型別のダイエットや
血液型ダイエットなどなど
自分にあったダイエットを追及するものがいろいろあるが
今日放送されたのは、肥満遺伝子型ダイエットだった。
肥満に関係する遺伝子は、20種類ほどわかっているそうだが
この中で、多くの日本人が持っているとされているのは
WR型・gg型・TT型の3種類だという。
WR型というのは、脂肪の分解に関係している遺伝子で、
飢餓遺伝子とも呼ばれるそうだ。
エネルギーを節約するように働く遺伝子で
日本人の約3割の人が持っているそうだ。
かつて食べ物の少なかった時代には、
少しの食べ物でも生き残ることができる
省エネ型の優れた遺伝子だったそうだが・・・
脂肪細胞は、血液の中から糖や脂肪分を取り入れて
中性脂肪として溜め込んでいる。
エネルギーが必要なときは、
交感神経からノルアドレナリンが出てきて
脂肪細胞の表面にある受容体にくっつく。
ここから、『分解しなさい』という命令がでてくる。
そうすると、中性脂肪がどんどん分解されて
脂肪細胞は小さくなっていく。
WR型は、ノルアドレナリンが出てきても
『分解しなさい』、という受容体からの命令が少ない。
中性脂肪がなかなか分解されないから、太りやすい。
同じ量食べても、普通の人より
おにぎり1個分、カロリーを多くとってしまったことになる。
な~んて、悲しいWR型!!
gg型は、糖尿病に関係している遺伝子らしい。
糖尿病患者の約8割の人が持っているそうだ。
脂肪細胞で分解された脂肪は、
血液を通って肝臓や筋肉に入り、エネルギーになる。
脂肪細胞の中から、アディポネクチンというものが出てきて
これが、肝臓や筋肉の表面にある受容体にくっつき
『分解しなさい』という命令を出す。
これによりエネルギーが発生するのだ。
gg型は、アディポネクチンの量が少ないので
命令が少ししか出ない。
だから、エネルギーも少ししか出ず、脂肪がたまり
脂肪肝、ひいては、糖尿病になりやすいそうだ。
糖尿病は、いろいろ病気を併発するので厄介だよね~
TT型は、直接、肥満につながるものではないが
コレステロール値が高いと、より
動脈硬化を引き起こしやすくなるので、注意が必要みたいだ。
アミノ酸を分解する時、体内では、
血管を傷つけるホモシステインという物質が出てくるのだが、
普通は、葉酸がホモシステインをやっつけてくれる。
TT型は、葉酸の量が少ない(吸収する力が弱い)ために
ホモシステインをやっつけきれない。
ホモシステインによって傷つけられた血管のところには
血小板などが集まってこぶをつくり、動脈硬化につながる。
動脈硬化は、脳梗塞や認知症を引き起こす。
5Kgやせて10歳若返る!
WR型の人は、一般のダイエットメニュー(630Kcal)から
炭水化物、脂質を1~2割減らし
カプサイシンなどの燃焼しやすいものを摂ること。
摂取カロリーは、一食、560Kcal!
gg型の人は、炭水化物と糖質を減らし
白米を、胚芽米や玄米に変えるとよいそうだ。
摂取カロリーは、一食、554Kcal!
TT型の人は、一般的なダイエットメニューに加え
葉酸を多く含むほうれん草やお茶、のりなどを摂るようにする。
摂取カロリーは、一食、642Kcal!
番組キャスターのふたりが、血液検査を受け
遺伝子を調べてもらっていた。
ふたりとも、WR型の遺伝子の持ち主だった。
この検査、病院などでひとつの遺伝子につき
1万~1万5千円くらいで受けられるそうだ。
インターネットなどでも、そのうちに
簡単に検査が受けられるキットが
出てくるだろう(もう出てる?)ということだった。
一度は、受けてみたい気がする。
私もきっと、WR型の遺伝子を持っているだろうな~