: : f r a i s : :

さきの日記の続き。
結局、気分が晴れないので近所のファミレスでお茶しながら読書の続き。
こんなときは、誰かに作って貰ったお料理を食べるのが一番。
それはさておき、本を読み進め、ワークをしているうちに少しずつスッキリしてきた。
現在の痛みとともに過去のトラウマが浮上してくるというのは心理学ではもう常識だけど、今回はどうなんだろう？
と考えて気がついた。
彼に対してはMで怒鳴られたり、叱られたりするのが半ば快感だった、と先日の日記にもチラッと書いたが、これだ！と思ったのだ。
私の父親。
「7歳までは動物同然に育てる」という奇妙な教育方針で育てられた私。
怒鳴る、物を投げつける、池だかお風呂だか忘れたが、水の上に宙吊りにされる・・・半ばDVまがいのことまでされて育てられた私。
他の姉妹も同様に育てられたため、誰にもなつかれず、恐れられていた父親。
でも父親のそうした乱暴な行為が、私の中では一種の愛情表現として歪められた形で認識されていたのではないだろうか。
何だかんだいって4人姉妹の中で一番父親のことを愛しているのは私ではないかと思う。
うまく表現できないが、彼に怒鳴られたり、叱られたりすることによって、私は彼の中に「父親」を、「父親への愛」を見出していたのではないかと思う。
彼を好きだった理由を挙げれば、他にも色々あるけれども、一つ心の扉の鍵を開けることができたような気がする。
落ち込んでいた気持ちが一気に安らいだものに変わった。
私の中で、何かが変わりつつある。

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