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テーマ:心の病(7246)
カテゴリ:Art&Culture
お友達の本が出版されました。 タイトルは『かごの中の鳥』。 「うつ病に苦しんできた著者が明るく人生を歩み始めたことで病を克服していく様を綴る体験記」とありますが、内容は本当にわかりやすくて、知らない間に読み終えてしまえる大変「読みやすい」(出版社いわく)文章が印象的です。 読書しているというより、お喋りを聞いてる感覚で読めてしまいます。 本当に素のままの彼女がよく出ていて、変に飾り付けたところもありません。 彼女とは「魔法のiらんど」のサイトを通して知り合ったのですが、彼女のサイト、短期間ですごいアクセス数があって、賑わってたんですよね。 「私が主役よ!」というところがなくて開放的なサイトだったので人も集まりやすかったのでしょうか・・・。 あと、彼女独特の文体がユニークで日記も超短文なのに楽しく読めていましたから。 (今も彼女に電話したら、留守電になってて初めて聞く彼女らしいメッセージに吹き出してしまいました) この本もそんな彼女らしさ(自称天然ボケキャラ)でいっぱいですね。 小難しい専門用語も出てきませんし、うつ病患者以外の人にも是非目を通して欲しい内容でした。 「うつ病患者の家族の方に」の章では、「何もいわないで、ただ抱きしめてあげてください」という一文に思わずホロ~ッときちゃいました。 鬱病にも色々ありますし、彼女の場合再発を繰り返しているのでコレ!と断定しにくいのですが、根本にあるのは皇太子妃雅子さまと同じ「適応障害」でしょうね。 私はここ数年電話とメール、サイトを通してのやりとりだけですが、彼女から色々話を聞いていたので、初めて読む人とは読後感が違うかもしれませんが、この本に教えられたことで一番印象強かったのが「自分の本音と向かい合うことの大切さ」でしょうか。 私と彼女ではまたうつ病に至るまでの経緯が微妙に違いますが、これだけは私以外の全ての患者さんにも共通して言えることかもしれません。 私の通院先は投薬重視のクリニックなので(というか私が遠慮してできるだけ簡潔に話をしようとばかり考えているから、カウンセリングにならないだけなんでしょうけれども)、彼女がカウンセリングを重ねる度に変化していく様を読んで、つくづくそう感じました。 私は名古屋のボンボンとも知り合いでしたが、彼も医師志望のパニック障害患者で「日本で一番精神医療が進んでいるのは名古屋と東京だ」とよく言っていました。 彼女も愛知県民なのででしょうか、とてもよいクリニックをきちんと選んでいますね。 私は女一匹で暮らしていかなければならない、という意地が先行して(何せ私のOL時代の出勤時のテーマソングは「緋牡丹博徒」でしたし)、いまだに自分自身の本当の本当の内部の声を抑え込んで生きていることにも気がつきました。 彼女のように、自分自身が本当に嬉しく生活できることって何か?それがまだわからなくて暗中模索中なんですよね。 うーん、私の今後の重要な課題を教えてもらいました。 この本、小さくって可愛くて簡潔でとっても読みやすい本ですよ。 装丁もシンプルでおしゃれだし、コンビニにでも置かれたらいいのになあ・・・。 何だか彼女の可愛らしさを再発見できたほのぼのした内容でしたし、書店などで見かけたら、是非一度手にとって見て下さい。 優しいエッセイ集の感覚で読めるキュートな一冊です。 TODAY'S GOODS TODAY'S TOPICS 見るだけでもお得! 楽天市場のお買得情報をナナメ読みっ! FASHION オメガ、エルメス時計激安セール(~7/8)ブランドを指名買い!BEAUTY OTHER 天蓋付ベッドでお姫様気分~♪最新!人気ベッド FENG-SHUI(ワンポイント風水) お見合いの席に紺やブルーの服を着てはいけない お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月05日 20時36分07秒
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