: : f r a i s : :

はい、町の人気者、世界一いい女、今日は朝一でホームドクターのところへ行ってきました。
ここは隔週で日曜も午前中診療してくれているので本当に助かりました。
そこで、先生や看護婦さんに昨日の話を聞いてもらって泣きながら点滴をうってもらって、その後も少し雑談に付き合ってもらって大分心が軽くなって帰宅しました。
ああ、有難や。
いえいえ、本当に心から感謝です。
昨日は本当にこの町に絶望してしまってたけど、やっぱりいい人ばかりだし、いい出会いも沢山ありました。
次に住むのはどこになるのかはまだわからないけど、やっぱりいい思い出で人生を埋め尽くしたいものです。
先生も言っていたけど、やはり大家さん一家は何だか不気味な人が多いようです。
点滴をうちながら、ベッドの上でもやっぱりボロボロ涙が出てきたけど、私が一番悲しく思ったのは、大家さんの「心の在りよう」とでもいうのでしょうか、それ自体が悲しかったのです。
歪んで歪んで歪みきった心。
それが恐ろしいほど悲しく思えたのです。
彼の心のほうが私よりも余程病んでいるのではないかしら。
そのことにゾッとしてしまうのです。

健康な心。
健全な心。
自然な状態。
のびのびと広がる心。
明るく楽しく人と接する心。

彼の心は水腐れした観葉植物の根のようなおどろおどろしい何かがまとわりついているようで、どこか不健全なのだ。
波長を合わすだけ、損なのだ。
無理して長所を見つけよう、仲良くしようとするだけ無駄なのだ。
腐っていくものはそのままにしておくことしか、今の私には出来ない。
そういうことなのだな・・・。

と、病院で朗らかで健康的な人達の雰囲気に包まれたお蔭で、ふっと気が楽になった。
うつ病でも、半ヒッキーでも、それでも近所のお店や病院の人達と楽しく仲良く会話できる、コミュニケイトできる私は、健全だし、幸せだ。
私は大家さんにとっては顧客だ。
彼らの生活を養っているのは私たちのほうではないか。
失礼だが、社会性を失った彼らは、不動産という木の幹に生息するいや寄生するじめじめした茸のようなものではないだろうか？
少なくとも私の今借りているハイツ(とはいえ実質アパートよね)の大家さん夫妻のイメージってこんな感じなんだ・・・。

そう割り切ることにしました。
ただし、この件については法的にきちんと検証しようと思います。
そうでないと引っ越すときに法外なお金まで請求されそうだし、調べておく必要があると思うので。
吉相の土地に建てられた、吉相のマイホームに向けてホップ、ステップ、ジャ～ンプ♪
うふふ♪

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