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カテゴリ:芸能関係
夕食の鍋をつつきながらNHKの歌番組を見ていたときのことだ。
「エグザイルって、本当にハロプロみたいになってきたなあ」なんて軽口を言っているうちに迎えたエンディング。司会者が言った。 「最後はこの人の歌で締めくくります。大橋のぞみちゃんで『今日の日はさようなら』」。 次の瞬間、小学校の講堂の舞台に一人立ち、卒業式でおなじみの唱歌を歌う大橋のぞみの姿が映った。 「♪いーつのひもー たえるーことなくー」。 音、外しっぱなしや・・・。 『崖の上のポニョ』は、あの音の外し方が楽曲そのものの持ち味となっていたのでいいかなと思っていたのですが、他の曲もあの音程で披露しまくるのはいかがなモノかとかねがね思っていたので(『ポニョ』を歌わずにあの『ミュージック・フェア』にまで出ていたんですよね・・・) 「こんなん、歌番組に出していいのか?」。と、つい口に出してしまった。 すると母が「可愛いからいいやん」と一言。 私以上に、歌の下手な歌手について厳しい母がである。 言われてみると、今更言うまでもないことであろうが、確かに可愛い。 歌の中盤、正面からアップでドーンと彼女の姿を映していたのだが、これが本当に美しくて可愛いのだ。 大人達のイメージする、日本の可憐な少女の姿が画面にはあったのです。 なるほど。彼女が唱歌を歌う姿って、太古の昔から連綿と続いてきた「稚児を愛する」「可愛らしいものを愛でる」という日本人が持つ感性の琴線に触れるのかも知れませんね。 そこまでの高みに達すると、歌の上手い下手などどっかに吹き飛んでしまう訳ですなあ。 で、この話には続きがあるのですが、それはまた後日に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.26 20:44:29
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