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2021.09.20
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お兄ちゃんが大学の実習で作ったといって
くれました。

これは「ビスマス」という金属が結晶になったものです。
「骸晶」とも呼ばれ,
四角をたくさん立体的に組み合わせた形状をしています。



四角には細長いものから正方形に近いものまで見られ,
薄い層状に重なるもの,細長い柱になるもの厚みも様々。
表面の虹色は酸化被膜によるもので,これも黄色っぽいもの
から濃い青まで多くの色があります。
シャボン玉の虹色と同じ「構造色」です。

…と書いていると全然決まりがないようですが

でもやっぱりビスマスの結晶でしかないものです,

作り方はシンプルと言えばシンプルで,
溶かして液状にしたビスマスを放冷し,
液の表面を触ってみて塊があったらピンセットでつかんで
そっと引き上げるという方法で作ることができます。

でも引き上げのタイミングが難しいです。
私以前作ったことがあるのですが…
市販品の完成度は素晴らしい。
​​   

液体を小さなカップに注いで,結晶ができて来たら
残りを戻すという方法もあるそうです。
難しそう。熱そうだし。

以上,ビスマス結晶の観察日記でした。
お家での作られている方もたくさんいらっしゃるようですが,
…私はこの結晶を眺めて満足しています。



写真と解説ならこちらの本がおススメ。

えんぴつビスマスについてノート

ビスマスの特徴が分かるような数値を
よくある金属と比較できるように並べてみました。



特徴1 融点が低い
一般の金属に比べると融点が271.5℃と低く,
比較的簡単に液体にすることができます。
量にもよりますが,一般のカセットコンロでも
溶かすことができます。

特徴2 固体の密度が液体より低い
密度は鉄と同じくらいなのですが注目する点は
水と同じように固体の方が軽いという点です。

表面から液体が冷えてきて,結晶ができたとき
液体より軽いので沈みません。
このためピンセットで引っ張り上げることができます。
(なお,水に浮かぶ氷のように飛び出して
浮いているわけではありません。)

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Last updated  2023.08.03 23:12:37
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