焼きミョウバンで、結晶づくり。
小学校の理科実験の定番、ミョウバンの結晶づくり。染色のためにミョウバンを買ったのでついでに作ってみました。ミョウバンにはいくつか種類があるのですが今回はアンモニウムミョウバンを使っています。なすやキュウリの漬物を色鮮やかにするためによく使われています。 焼きミョウバンだと水に溶けにくいのですが、フレーク状のものや、粉末のものもあり、水溶液を少し火にかければわりとすぐ溶けます。アルミ鍋やホーロー鍋が1つ実験専用にあると便利です。壊れてもよい(って漏れたら困りますが…)ものを用意して私はロウソクを湯煎したりするのにも使っています。まず30gほどのミョウバンに200gくらいの水を加え温め全て溶けたら放冷してして種結晶を作ります。5ミリくらいの結晶がいろいろできますのでなるべく面がきれいに出ているものを選びます。これを焼いたワイヤーに刺します。次に飽和水溶液を作ります。水溶液をもう一度温めて出てきている結晶をすべて溶かし,50℃くらいになったらプリンカップに上澄みだけ移して種結晶をつるします。プリンカップなどのプラカップは結晶がくっつかないので、種結晶が育ちやすくおすすめです。出来れば耐熱性のあるものを。PET製は耐熱性が低いので要注意です。温度計も一本あると便利。結晶づくりは温度が大切です。保温ボックスでゆっくり冷やすと結晶が成長してきます。室温まで来たら冷蔵庫に移します。2,3日で溶液が減ってさらに結晶が成長します。(室内に放置すると一日の気温差で結晶が溶けたり,析出したりを繰り返してしまいます。)今回はきれいな八面体にはなりませんでしたが不純物を取り除いたり、条件を整えるともっときれいになるかな。種結晶の形によってはランダムな形になることも。冷蔵庫を覗くたびに成長が楽しみな、お手軽実験です。文化の秋におひとついかがでしょう?楽しいですよ~。小さいお子様がいらっしゃる場合はお口に入れないように気を付けてくださいね。私はひとつ思いついたのでまた新しいものを作ってま~す。〈更新〉数値を加え,一部文章を修正しました。自然の美~結晶づくり大好き。クリックすると他の結晶づくりの日記に飛べます。ドライアイスで作る氷の結晶カリミョウバンのきれいな結晶に挑戦成長が楽しみ砂糖の大結晶試験管に降る雪 塩化アンモニウム結晶松ぼっくりを尿素の結晶でおめかし綺麗な形の塩の結晶にチャレンジトップページにいろいろな実験をまとめたので,おうち遊びの参考になればうれしいです。