ヴァチカン美術館内システイーナ礼拝堂:la cappella sistina
nuovamente cappella sistina!perch? quest'anno facciamo 500anni dopo cheha finito di affrescare Michelangelo...sto parlando della volta.今年はミケランジェロが仕上げたシステイーナ礼拝堂の天井画完成500年記念である。システイーナ礼拝堂は、徐々に大きくなっていったヴァチカンの法王宮殿の一部に美術コレクションが15世紀から集められたものが、現在ヴァチカン美術館として公開され、その一部、ハイライトとなっているものである。15世紀の法王シクストウス4世がイエルサレムのサロモン神殿をここに作らせたもので、大きさもサロモン神殿にあわせて、高さ約40m、奥行き20m、巾13mという。彼は、ルネッサンス時代のアーチストたちをフィレンツエから呼び寄せ、壁にモーセの生涯とキリストの生涯を描かせた。アーチストたちは、ペルジーノをはじめとして、ボッテイチェッリ、ギルランダイオなどのルネッサンス時代のアーチストたちが工房ごと来ていたらしい。ミケランジェロは、生涯自分は彫刻家だと思っていたけれど、やはり法王からの願いは(お金も入ったし)拒否できなかった。そこで、1508年から1512年にかけて、天井画を描くことになる。彼に仕事を託したユリウス2世の希望とは、かなり違うものになるわけだ。が、芸術家というのは自分の考えを作品に託すらしく、斬新なこの天井画は、出来た当初もかなり話題になったらしい。天井画中央部には、9枚の「天地創造」から「アダムとエヴァの話」、「ノアの洪水」などが描かれている。伝説になっている、彼が自分ひとりだけで仕上げたというのは、どうも嘘らしく、(最近読んだ、ミケランジェロ研究家である、フォルチェッリーノ氏によると)色やカルトンから壁に下絵を移す仕事は弟子たちがしていたようだ。すごいのは、何年か前に終わった修復で分かった、彼が下絵なしで、フレスコ画を描いている部分がかなりあること。この4年に渡る仕事のおかげで、彼は体力も視力もなくなったと言われている。が、のちに祭壇画のフレスコ画を描くことになる。有名な「最後の審判」であるが、これを終わらせたのは法王パウルス3世、1541年のことだ。ミケランジェロについては謎がかなりあって、先日読み終えたミケランジェロの暗号著者:ベンジャミン・ブレック価格:3,150円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るも面白かったが、また改めてヴァザーリの「芸術家列伝」を読み返そうかなと思っているこの頃。芸術家列伝(3)著者:ジョルジョ・ヴァザーリ価格:1,365円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るヴァチカン美術館についてはまた後日。