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ゆりんいたりあ日記

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2012年04月の記事

全25件 (25件中 1-25件目)

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美術館でのワークショップ

母が絵を描いていた人で、美術好きであったため個人的には、小さな頃から美術館や展覧会には良く連れられて行ったものだ。だが、子供によって美術館周りは退屈なものだったりすることもあるだろう。そこで、美術への最初のアプローチのひとつとして、美術館で行っている子供向けのワークショップを利用するのもひとつの手段と思う。ローマでは、例えば、スクデリエ　デイ　クイリナーレ＊クイリナーレ宮殿の元馬屋あと＊やパラッツオ　デッレ　エスポジショーネ＊現代アートの展覧会場、パラエクスポという＊、それから、ヴィットリアーノ＊カンピドーリオの裏側にあり、展覧会場になる＊などで、ワークショップが行われている。通常、2時間のコースで、1時間のガイデイングにあと1時間の工作の時間という感じ。ガイデイングは、子供用の説明で、大人とは全く違うものなので、なかなか楽しめるし、工作をして、作品を家に持って帰れるのもいい。スクデリエとパラエクスポはオーガナイズしている所が一緒。通常、土日に行われている。電話予約要。（英語とイタリア語あり）電話：06・39967500サイトは、パラエクスポ現在は、スクデリエでは、テイントレット、パラエクスポでは、ＮＹのグゲンハイムからの展覧会。一方、ヴィットリアーノでは、現在ダリ展。こちらも週末にあるのだが、予約はサイトから。

2012.04.29

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連休だらけのこの頃

日本もそろそろＧＷ。天候も良くなり、遠出したくなる季節だ。有給休暇がなかなか取れない日本ではこういった祝日はとても大事だと思う。一方、イタリアは、職業にも寄るが、有給休暇は大体年間40日くらいだろうか。しっかりとる人が多い。その代わり日本に比べると、祝日はかなり少ない。だが。今回のように、連休というのが多い。どういうことか、というと。例えば、今回メイデイで5月1日火曜日は祝日になる。土日をくっつけて、月曜日は休日になり、4連休。もちろん、職業によって連休にならない場合も多いのだが、学校は、これで連休。そして、その次の週末も地方選挙のため連休になっている。学校が選挙会場になるため、学校は連休になる。学校はイタリアの州ごとで夏休みに入る日が違うが、ラツイオ州は、今年6月8日が学校最後の日になる。もうほとんど学校も終わりだなと思うこの頃。そして、子供たちは長い長い夏休みが始まる。いつまでかというと、これも州によって異なるが、大体9月の半ばくらいまで。

2012.04.28

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アーテイチョークの話

そろそろ季節が終わるので、我が家では、ローマ風やら揚げ物やらと今年最後の季節ものを楽しんでいる。新聞でアーテイチョークの歴史に関わる話を読んだので、ここで書いてみよう。古代エジプトでは、闘いに備え、勇気と豪儀を養うために、王が戦士たちにアーテイチョークを食べさせたという。一方、古代ローマでも、食されていた記録があり、茹でたあと、ファッロというスペルト麦と一緒につぶし、胡椒で味付けしたあと、卵と一緒に食べたという。さて、イタリアでは古代ローマのあと、記録からは消えてしまうのだが、ルネッサンス時代に入ってからたまたまスペイン王国の一部になっていたナポリからまたまた復活ということになる。スペインでは、アラブからのアルカルシュフがアルカチョファという名前になる。こうして、メデイチ家から逃れてナポリに亡命していた、銀行家フィリッポ　ストロッツイがアーテイチョークの栽培をトスカーナで始めさせることになる。当時、アーテイチョークは、そのエロチックな風貌からか、実際にそういった効用があったのか、アフロデイシアコつまり、性欲を起こさせるものとしても、記録が残っている。

2012.04.26

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ロシア風サラダ（２）

今日イタリアでは自由解放記念日で祝日。第2次世界大戦のナチス占領から解放されたことを記念するものである。さて、インサラータ　ルッサという言葉は何だか味があるので、そんな題名の映画がないかなと考えているところだが。今日は、もうひとつのヴァリエイションを紹介したいと思う。要るもの：お肉＊好きなお肉、鶏でも豚でも牛でも＊　　　　　　青りんご　　　　　　セロリ　　　　　　マヨネーズ１．お肉を茹でて、細かく切る。２．青りんご、セロリを細かく切る３．入れ物に入れて、マヨネーズであえる簡単でしょう。好きなものを入れて良いらしいが、とりあえずわたしが友人Ｏから試食したのは、こんな感じで結構美味しかったので。

2012.04.25

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ロシア風サラダ

インサラータ　ルッサとイタリア語で言われるロシア風サラダは、通常にんじんとグリーンピース、じゃがいものゆでたものを細かく切って、マヨネーズであえるものだ。が、ロシア人の友人Ｏに習った、本格的なロシア風サラダは、ちょっと違うもので、とても美味しかったので、ここで、紹介。いろいろなヴァリエイションがあるが、ひとつめ。必要なもの：スモークサーモン　　　　　　　にんじん、じゃがいも、　　　　　　　たまねぎ、レモン、　　　　　　　赤カブ　　　　　　　マヨネーズ１．ガラスの入れ物にまず、スモークサーモンを小さく切ったものを詰めていく。上にレモンをかけ、好きな人は、たまねぎのみじんぎりを散らばす。２．オリーブオイルとマヨネーズを上にかける。３．にんじん、じゃがいもをゆでて、細かく切ったものを上に詰める。４．赤カブ（これは、イタリアでは蒸されたのがパックで売られている）を小さく切ったものを詰める。５．上にマヨネーズをかけて、出来上がり。おしゃれに行きたい人は、上にゆで卵の黄身を細かくしたものをまぶすときれい。次回は、ロシア風サラダのヴァリエイションをまた紹介。

2012.04.24

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太極拳教室のヒミツ

春になって、断然女性が増えたお教室。ゆっくりムードで体操をするのが好きな人には、太極拳はぴったり。ひとつひとつの動作にも名前、意味があって意味を知りながら、太極拳の奥を深めるのも、ひとつの楽しみと思うのだけれど、このところ何かと忙しいので、それはそのうち、おいおいに。太極拳の先生Ｊは、何と、飛行技術者だったらしい。今は、ＰＣ関係、太極拳関係のほかに、ボーエンというテクニックのフィジカルテラピストでもある。詳しくは、彼のサイトから。一風、エレミタ、隠者のように見える、Ｊ先生を慕って、生徒が増えつつあるこの頃である。4月に入って悪天候が続き、海での講習はひきのばしになっている。5月の好天気が楽しみだ。

2012.04.23

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イタリア映画祭:Festival di cinema italiano

in Giappone dal 28 aprile parteFestival di cinema italiano..4月末から5月はじめ、日本ではイタリア映画祭が行われる。詳しくは、こちらから。わたしがイタリア映画を見始めるようになったのは、高校時代。美術部で仲良しだった、友人のＨに連れられてときには、退屈な道徳の授業をさぼって観たのは、当時のわたしにはちょっと理解しがたい、ヴィスコンテイの「山猫」だった。大学時代には、スキー部の仲良し、友人Ｃとフェッリーニの映画のはしごをして、一日中フェッリーニ漬けになり、頭痛がして大変だったのを覚えている。イタリアに住むようになってから、何人かの映画監督や作家にも会う機会が何度かあった。たとえば、日本ではあまり知られないが、フランスでかなり人気がある、映画監督のナンニ　モレッテイ。ローマでは、モンテ　ヴェルデ＊緑の山＊という地区に住んでいる。それから、アレッサンドロ　バリッコ。彼は作家であるとともに、トリノでホールデン学校というのを作り、そこで作家の卵を育てるということもしている。びっくりしたのは、トスカーナ南部のサトウルニアという温泉に行った際に、ガブリエレ　サルヴァトーレスに会ったとき。有名な映画監督だから、もっとつんけんしているのかと思ったら、とてもシャイで、エレガント。いい感じの監督だなと感心した。これからもどんどんいい映画がでることを祈る。

2012.04.21

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おやつタイムに良い所:Panella!

conoscete Panella a Roma?se passate la zona Esquilino, potete fare la merenda li.ローマの地下鉄Ａ線の駅、ヴィットリオ　エマヌエレからメルラナ通りに出ると、ローマ時代の遺跡がひとつある。アウデイトリウム　デイ　メチェナテといわれているところ。この辺は、紀元前1世紀の文芸保護者として知られたメチェナテ（イタリア語読み）、エトルリア人でアレッツオ出身だったマエケナスの広大なヴィッラがあったのだ。その一部で、劇場としても使われたニンフエウム、つまり、噴水や彫刻などがあった部屋が残っている。ここは、彼の死後、国有財産となり、テイベリウス帝のヴィッラとしても使われていた。内部は、まだフレスコ画が残っており、興味深いところだが、通常、内部は公開されていない。そのアウデイトリウムについて今日は話をしたかったのではない。そのすぐそばにある、美味しいお菓子、パンやさんについて話をしたかったのだ。パネッラというお店は、ローマでも評判で、パンの美味しさはもちろん、お菓子の種類も多く、軽食にももってこい。サイトもあるが、イタリア語のみ。住所：via Merulana 54, roma電話：06－4872344木曜日と日曜日の午後お休み

2012.04.20

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不況を乗り切るには

モンテイ首相が、「イタリア経済が現在の不況を乗り越えて、安定した状態に入るには、2020年まで待たなくてはならない。」と、発言したと昨日のニュウスで言っていた。今年は、ＩＶＡと言われる付加価値税のＵＰにガソリンの値上がり、税金全般の見直しとイタリア国民はため息をつく人が増えている。ガソリンの値上げは、一面、車を使って通勤していたイタリア人の多くが、公共の交通機関に代えるようになって、いい面もあるのだが、もう一方で、ガソリンの値上げから電気料金の値上げなど、インフレが進むことは、間違いない。また、ただでさえひどい、若者の就職難が問題になっており、この不景気で、若者たちの失業率は何と３０％にもなるという話だった。しばらくは、歯をくいしばり、ポジテイブシンキングで頑張って行くしか、ないだろう。

2012.04.19

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チェルヴェテリのネクロポリ:Necropoli di Banditaccia

ho rivisitato la Necropoli di Banditaccia,a Cerveteri.ora alcuni tumuli sono attrezzati con audio multimedialein multilingue..チェルヴェテリのネクロポリは、ユネスコ世界遺産のひとつ。チェルヴェテリは、ローマ県にあり、ローマ北部４０ｋｍの海からそう遠くない、高台にある。古代エトルリア人は、現在のトルコあたりから地中海を渡り、イタリアに上陸して、イタリア中部に多く町を作った。当時、地中海で最も大きな町といわれたのが、現在のチェルヴェテリになるが、現在の町の約4倍もの大きな町であったと言われている。彼らは、海賊みたいなこともしていたらしいが、主に海を渡っての商業で勢力を伸ばしていたという。強みは、鉄や鉛、銅の採掘。彼らの作った死者の町が、ネクロポリ。死者の町といっても、墓場のイメージだと、違うものになる。奈良の古墳を覚えている方は、あれが沢山、集まったものを想像していただくと、いいと思う。町の外に大きな、ネクロポリをいくつも作った。人口が多かっただけあって、ネクロポリも大きく、多いのであるが、現在公開されているのが、バンデイタッチアのネクロポリ。400ヘクタールのネクロポリの１０ヘクタールにあたる一部が公開されている。町のはずれから、その名もネクロポリ通りを上って行く。松並木が続いて、なかなかいい感じだが、もうその辺から、トウムロと呼ばれる古墳が始まっている。古代エトルリア人は、死体を火葬したのだが、火葬をしない時代もあった。が、防腐処置をした死体は、現在残っていない。この辺は、トウフォという、凝灰岩だから、それを掘ったり、積み上げたりという作業でトウムロが作られた。トウムロの外側テッペンに上がるような階段が時々見られるのは、古墳の上で行われた祭礼のため。大きなトウムロの中を入っていくと、まず、玄関。死後を信じていた古代エトルリア人は、死後も暮らせるように、死後の家を作って行ったのだ。玄関の両側には、小さな部屋があり、小さな凝灰岩で作られた寝台がある。入っていくと、サロンのような部屋があって、そこにも寝台がいくつか、壁に沿って作られている。サロンの奥には、小さな寝室がいくつかまたあり、やはり壁に沿って、寝台が作られている。凝灰岩を掘って、こういったものを全部作って行った、古代エトルリア人は、かなり器用だったに違いない。寝台の頭を置く部分が三角の場合には、女性用と決まっていたようだ。そのほかに、小さな寝台の場合には、子供用だったらしい。タルクニアのネクロポリは、壁画で有名だが、チェルヴェテリの場合にはそういった壁画がほとんどない。何故なら、ネクロポリに使われた石が違うせいだという。タルクニアは、石灰岩なので、壁画に適していたのに対し、チェルヴェテリは凝灰岩なので、壁画には向かない。ということで、有名な、浮き彫りのトウムロなどに見られるように、せいぜい浮き彫りなどに色がつけられるくらいだった。浮き彫りのトウムロは、日常生活で使われていた色々なものが、漆喰を使って壁に貼られているのが、楽しい。現在、ネクロポリを訪れると、当時トウムロの中を飾っていたギリシャの壺や金銀細工、寝台上の彫刻は見ることができない。チェルヴェテリの国立博物館や、ローマのエトルスク博物館、パリのルーブル美術館などで保存されているためである。そうそう、言い忘れていたが、このネクロポリの中も、馬車などで走ることができるような当時のメインストリートが今も残っている。時代は、どのくらい前なのかというと、大体、紀元前８世紀から２世紀くらいのものと思っていただくといい。バンデイタッチアのネクロポリ（チェルヴェテリ）月曜日休み火曜日から日曜日まで時間8時半から日没一時間前入場料：18歳以下、65歳以上フリー　　　　25歳から65歳まで6ユーロ　　　　18歳から24歳まで3ユーロ電話：06－994000　　　　追伸：現在、日本語のアウデイオガイドもあるという。

2012.04.17

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文化週間:XIV settimana della cultura

fino al 22 aprile, settimana dellacultura, per i dettagli,guardate il sito del comune di roma.4月14日から22日までイタリアでは文化週間が指定され、各地で文化的なイベントがある。ローマ市もこれに応じて、多くの美術館や劇場の入場をフリーにしている。詳しくは、ローマ市役所のサイトから。

2012.04.16

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ちょっと思ったこと

近所にあるガソリンスタンドで働くおじさんのお嬢さんが、中国語の勉強で中国にいるという。それで、アジアに対するシンパテイア、親しみから、わたしとざっくばらんに話をするのだけれど、そのお嬢さんがイースターから帰国しているとか。何故かとおじさんが話すには、お嬢さんのボーイフレンドがベトナム人で、中国から、ベトナムに二人で住み始めたのだけれど、国の状態が危険で、とても住めるようなところではなく、ボーイフレンドがもう少し良いところに仕事を見つけて移動するまで、どうもこちらで待機するらしい。ベトナム人の彼は、アメリカか、日本で仕事を見つけたいらしいが、アメリカは現在、就職が難しく、また日本ではベトナム人など、他のアジア人に対しての蔑視があり、これも住みにくい。ふうん、確かにわたしたちがここに住んでいて例えば、フィリピン人とか、中国人とか間違われることがあるけれど、そうするとちょっとショックだったりした時代があった。何故なのか。日本人としての誇りというものが、我々は強すぎるのか。そんなことをふと思った日だった。

2012.04.15

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雨の週末:week-end di pioggia

piove tantissimo in questi giorni.per? ci serve un p? di acqua...先週の好天気が嘘のように、今週は雨が多い。ローマは海に近いせいか、沿岸性気候で、一日中雨が降っているということは、少ない。が、冬物をほとんどしまったあとに、この悪天候で気温がかなり低く、風邪を引く人が増えている。さて、昨日読んだ新聞の片隅に、ローマ北部の沿岸にイルカと小さな鯨が死んでいるのが見つかったとあり、驚いた。イルカは、もっと暖かい所にいるものだと思っていたら、そうでもないらしい。漁船の網に引っかかって、死んでしまうイルカが結構あるのだそうだ。鯨についても、毎年夏に海水浴に行く時に使う、施設の持ち主のおじさんが、「昔、大きな鯨がこの砂浜で死に掛けているのを見た。」という話を聞いていたのだが、それは昔のことだと思っていたら、現在でもたまにあるということが分かって何となく、嬉しくなった。鯨を見に行くツアーがこの辺でもそのうち出来るようになるかしらん。

2012.04.14

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カプラロラのファルネーゼ館:palazzo Farnese di Caprarola

? bellissimo palazzo Farnese di Caprarola,in provincia di Viterbo.bisogna visitarlo assolutamente assieme algiardino ..カプラロラは、ローマの北方、ヴィテルボ県にある。ローマ北には、３つの湖があり、ローマの空港に到着する前に飛行機から見える、空港に一番近いのが、ブラッチアーノ湖、その北にある小さめの湖がヴィコ湖、一番北にあるのが、ボルセナ湖になる。ヴィコ湖周囲はラツイオ州自然保護区になっており、鳥の観測所やハイキングコースが設けられている。カプラロラは、そのヴィコ湖傍にあり、ノッチオロという、ハシバミの木から取れる実の産地としても有名な所になる。標高は５００ｍで、夏の別荘としてはいい場所だろう。ということで、法王パウルス3世がここを買い取り、もともとフォルテッツア、城砦があったところに1500年代半ば、屋敷を建て始めさせたのが、このファルネーゼ館の始まりということになる。ファルネーゼ家は、もともとここから遠くない、やはりヴィテルボ県にあるカニーノという所出身である。政略結婚をしてヨーロッパ各地の王家と結びついた。カプラロラ近郊のロンチリオーネも彼の領土だったが、そのほか、北イタリアのパルマやピアチェンツアなども領地に含まれていた。さて、パウルス3世の甥っ子のアルッサンドロファルネーゼの時代に、ほとんどこの館が完成した。館の形は、5角形で、当時言われた哲学、３辺は天、２辺は地を足したものとも言われる。館の中央部分は、中庭になっているが、その周りを２段の回廊が作られている。建築家は、アントニオ　ダ　サンガッロ　イル　ジョーヴァネから、ヴィニョラ。地階からピアノ　ノビレ１階にあがる、素晴らしい螺旋階段はヴィニョラによるもので、「王の階段」と呼ばれている。内部のフレスコ画は、ズッカリ兄弟やその弟子たちによるもので、これも必見だが、特に、世界地図の部屋を飾る世界地図と天井の星座図に心を惹かれる。内部は、修復作業がまだ行われているために全部屋は見られない。外部の庭は、２０ヘクタール以上に及ぶものと言われ、見ることができるのは、一部だが、それでも大きく下の庭と上の庭に分けられており、特に噴水の彫刻が素晴らしいので、上の庭は見逃せない。また、下の庭奥にある洞窟には驚く。ぽたぽた水が滴り落ちる、人口の洞窟が作られているのである。中には、3人の悪魔の彫刻があって、これも楽しい。ヴィニョラは、この館を設計した際に、町自体の変更も同時に行った。町のメインストリート、ニコライ通りは丘の中腹に作られている町の下から館までを突き抜ける一直線通りで、当時としては革新的なもの。ファルネーゼ館月曜日、元旦、クリスマス、５月１日休館。入場料５ユーロ。平日は、案内人と共に館と庭の見学。　　　　時間は、１０時、１２時、１５時、１７時。　　　　（館だけの場合には、１１時、１６時。）祝日は、見学自由。電話番号：０７６１・６４６０５２ガイド予約：３４９・２９３４０５８

2012.04.13

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隣の子犬:cuccioli dalla vicina

recentemente sono nati 7 cucciolidalla vicina di casa...お隣には、成長期のセント　バーナード犬にチワワ、糸井さんの家のブイヨンくんに似た子犬たちが住んでいる。その、ブイヨンに似た犬は、マルゴーという名で、メス犬なのだが、いつまでも子犬と思っていたら、先日子犬を産んだというので、びっくり。考えると、大きくなっても子型犬だから、子供を産んでもおかしくなかったのだ。メス犬ばかりなのに、オカシイなと思ったら、よそからたまたまオス犬が来たときに、妊娠したらしい。犬の妊娠は、短いためか、全く気がつかなかった。娘が今朝お隣に呼ばれて、子犬を見に行った。なんと、7匹ものミニミニ子犬がいたという。しばらくは、母乳で大変だろう。もうしばらくすると、マルゴーに似た子犬たちが庭を駆け回るのを見られるだろうか。

2012.04.12

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キャリー　フクナガの映画「ジェイン　エア」を観る:film"Jane Eyre"di Cary Fukunaga

che romantico!mi ricordavo la storia di "Jane Eyre"ma questo film mi ha colpito...この映画、2011年に出ているのだけれど、日本では公開が6月ということで、まだＤＶＤは待たなくてはならないようだ。イタリアではＤＶＤがすでに出回っているので、先日映画を見たのだが、なかなか。映画監督は、キャリー　フクナガという日系3世米国人の多国語が堪能という若い監督。お母さんがスエーデン系というだけあるかなという（写真をみると）感じ。さて、原作は、おなじみのシャルロット　ブロンテ。何か、「ブロンテ姉妹」とか、「ジェイン　エア」とか読んだなあという、懐かしい感じ。あらすじは、ジェイン　エアが、継母に追い出されて、厳しい寄宿舎で育ち、そこで、先生の仕事をしたあとにある貴族の家の娘の家庭教師として、彼の屋敷で働き始めるというもの。その貴族に求婚されるが、結婚式の日に彼が家に隠していた狂人となってしまった妻の存在がばれてしまう。びっくりしたジェイン　エアは、貴族の家から逃げ出し、ある牧師家族に助けられることになる。のちにその牧師家族とは遠縁にあたることが分かるのだが、その若い牧師から彼がインドに伝道に行く直前、求婚される。ジェイン　エアの中には、まだ貴族が生きていた。彼の声を聞いた彼女は、貴族の家に駆けつけることになる。立派だった貴族の家は火事で、ほとんど廃家のようになっていたが、火事で目がみえなくなってしまった貴族に再会することができ、ふたりは長く幸せに暮らしたと言う話。（彼の妻は火事を起こしたあと、自殺。）時代は1800年代。当時にしては、女性が主人公のジェイン　エアのようにしっかりした意思表現ができたりすることは、かなり珍しかっただろう。女性のほうからはっきり好きだと意思表示は出来なかった時代に、周りを省みず、鋼のような気力をもったジェインの存在は確かに新鮮なものであったと思う。俳優の選択がなかなか良かった。ジェインを演じるのは、イタリアでは第2のミア　ファロウとも呼ばれる、若い北方系のミア　ワシコウスカ。美人とは言えないが、それなりに魅力がある。また貴族を演じるのは、ドイツ系アイリッシュのミヒャエル　ファスベンダーで、彫りが深い感じでこれも魅力あり。これからが期待できる監督ではないだろうか。

2012.04.11

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堀田善衛の「ゴヤ」読み終える

堀田善衛は、晩年にフランスバスク地方からスペインバスク地方に入り、そこから南下してスペインに長く住んだ作家としても知られている。マドリッドで、ゴヤの研究をしていたことは何となく知っていたのだが、今回、4巻にわたる「ゴヤ」を読み終えて、彼の研究が大変なものであったことがようやく分かった。一般的に、ゴヤはプラド美術館にある「裸のマハ」と「着衣のマハ」の絵で知られる。そのマハは誰がモデルであったかについてもミステリーっぽく話は楽しいのである。一方、プラドにある「黒い絵」シリーズについてはマハに比べるとそれほど知名度が高くないような気がするが、背景にある社会の移り変わりを知ると何故こういった絵が描かれたか、納得が行く。堀田善衛は、表面的にだけみると太陽の国で明るいスペインを、歴史的にも詳しく解説していく。実際に、この「ゴヤ」は別名を「光と影の国の」という。フランコ政権時代だけ、スペインの歴史はすざましいものであったのではなかったことを教えてくれる。また、ゴヤがそんなスペインで挫折を知らない、すごいエネルギーの画家であったことを教えてくれる。ゴヤは、宮廷画家であり、そう金には困らなかったのだが、晩年にいたっても、「aun aprendo」まだ学ぶぞ！と新しいテクニックを学ぼうとする、貪婪な好奇心に支えられた画家であり、目がほとんど見えなくなっても、2重レンズをかけて、絵を描き続けたという。ゴヤについての関心がある、或いは、スペインについてまたヨーロッパに興味がある方へ、お奨めの本である。ゴヤ（4）著者：堀田善衛価格：1,050円（税込、送料込）楽天ブックスで詳細を見る

2012.04.10

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ブオナ　パスクエッタ：Buona Pasquetta　!

毎年、不思議なことにイースター前の聖週間にはお天気が崩れ、ローマではヴィア　クルチス「十字架の道」行事がある聖金曜日には大体雨になるのだが、今年は大丈夫だった。十字架の道は、キリストが十字架を背負ってゴルゴタの道を上がっていったのを、記念したもので、毎年、法皇様がコロッセロで夕方することになっている。今年、メキシコやキューバから帰って来たばかりの疲れた法皇様には、この好天気は幸いだったといえるだろう。日曜日のイースターは、復活したキリストを祝って行われるもので、肉食のイタリア人はかわいそうな子羊を殺して、それをお昼ご飯に食べる。子羊でなくても、お祝いでやはりお肉料理を食べる習慣がある。月曜日は、イタリアではパスクエッタ、小イースターといってまだ祝日。この日は、通常お天気が回復するので、ローマっ子は家族や友人連れで、郊外などにピクニックに行く習慣がある。今年は、聖週間に好天気だったが、昨日のパスクアの午後からお天気が崩れ、寒の戻りで山では雪が降ったところもあるという。今年は、不景気のためか、ほとんどのイタリア人が家で過ごしているというのをニュウスで聞いたが、町は、美術館を訪れる観光客や町の人で、かなり混んでいるという話だった。

2012.04.09

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イースターに寄せて：Buona Pasqua!!

"Considero valore ogni forma di vita, la neve, la fragola,la mosca. Considero valore il regno minerale, l'assembleadelle stelle. Considero　valore il vino finch? dura il pasto, un sorrisoinvolontario, la stanchezza di chi non si ? risparmiato, due vecchi che si amano. Considero valore quello che domani non varr? pi?niente e quello che oggi　vale ancora poco.Considero valore tutte le ferite.Considero valore risparmiare acqua, riparare un paio di scarpe, tacere in tempo,accorrere a un grido, chiedere permesso prima di sedersi,provare gratitudine senza ricordare di che.Considero valore sapere in una　stanza dov'? il nord, qual ? il nome del vento　che sta asciugando il　bucato.Considero valore il viaggio del vagabondo, la clausura dellamonaca, la pazienza del condannato, qualunque colpa sia.Considero valore l'uso del verbo amare e l'ipotesi che esista uncreatore."　 (Erri De Luca, Opera sull'acqua e altre poesie, Einaudi, Torino 2002) エッリ　デ　ルカ「水について、その他の詩」2002年よりどんな形でも命あるもの、雪に、いちご、ハエの価値を認める。鉱石で出来た王国や、星の会合の価値を認める。食事中のぶどう酒、自然な笑顔、ずっと頑張ってきたひとの疲労に愛し合うふたりの老人の価値を認める。明日価値がなくなること、今日はもっと価値がないことの価値を認める。すべての傷について価値を認める。水を大切にすること、一足の靴を修理すること、黙ることの価値を認める。ある叫びにかけつけること、座る前に承諾をとること、何に対してかと思い出す前に感謝をすることに価値を認める。ある部屋でどこが北になるかを知ること、洗濯物を乾かす風の名を知ることの価値を認める。家無しの旅、尼のいる僧院、囚人の忍耐について、彼の罪がどんなものであるとしても、の価値を認める。愛するという動詞や、創造主が存在する仮定の価値を認める。エッリ　デ　ルカはナポリ出身の詩人、作家。こんな詩がイースターに寄せて送られて来たのだ。ブオナ　パスクア、良いイースターを！

2012.04.08

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3年後のラクイラ:L'Aquila, 3anni dopo

ieri era esattamente 3anni dopo il terremotodi Abruzzo...昨日は、ちょうどイタリアのアブルッツオ州、州都ラクイラの地震があってから3年目だった。イタリアの中央部を走っているアペニンノ山脈周辺は、火山帯にあたり、地震の危険性が高い地域になる。ただ、イタリアは古い町並みが残っている所が多く、そういった古い町の建物は、地震対策に沿って建てられているものではないので、地震があると一も二もない。そういった具合で、由緒あるラクイラの旧市街もガラガラ崩れてしまった。現在旧市街に住む人は少ない。新しい町が市外に作られたからである。崩れてしまった旧市街は、再建の見通しも立たずそのままにされている所がほとんどで、崩れた建物、崩れるかもしれない建物は、立ち入り禁止になっている。毎年、夏の間、海水浴場で出会う家族はラクイラの旧市街に住んでいた。地震があった日、小学生の女の子は、学校から非難できたが、ショックは大きかったという。家族は、現在、母方の母親が住む、ローマ郊外南部に引越しをして、勤め先もラツイオ州に移してもらったという話だった。こんな話を今日は思い出していた。

2012.04.07

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タブッキの遺言:ancora Tabucchi!

Cronaca e metafisicaMolti scrittori italiani sono diventati autori di gialli, e devono risolvere l’enigma. Per questo　sono cos? poco interessanti. Perch? scendono sul piano della cronaca. Forse leggono troppi giornli, vedono troppa televisione che non fa altro che parlare di fatti di cronaca. E dunque sono privi di metafisica. La vita non ? un fatto di cronaca, spesso, quasi sempre, accade e basta, e non ha spiegazioni. Comunque sono convinto che, nonostante la stagione di crisi politica ed economica, la produzione artistica italiana degli ultimi anni sia di ottima qualit?, e che non sfiguri al confronto con quella di altri paesi europei. Quando poi questa qualit? artistica possa avere influenza su una situazione difficile dal punto di vista civile e morale, non lo so. Gli artisti sono sempre piccoli David di fronte a un enorme Golia. Non sono loro a fare cader i regimi, ma vivendo nell’Attuale, nel loro tempo, nel loro”ora”, se non altro ne osservano le storture;se non altro, tentano di capire il perch? e il quando delle cose, di cio che non va. E capire ? gi? molto.ニュウスと形而上学多くのイタリア作家が、推理小説作家になり、ミステリーを解決しなくてはならない。そのため、あまり面白くなくなっている。何故なら、報道欄面に来てしまっているからである。多分、あまりにも多くの新聞を読み、あまりにも沢山のテレビを見て、ニュウスについてしか話さない。つまり、概念（形而上学）に欠ける。人生は、ニュウスで出来ているのではなく、多くの場合、ほとんど、（事件が）起きるだけで、説明はない。ともかく、政治また経済危機に関わらず、イタリアの芸術的制作分野では、ここ何年か、かなりいい質のものがでており、ヨーロッパのほかの国と比べても劣らないものと思っている。こうした芸術的特質が、果たして市民的道徳的な面で困難な状況に影響を与えることができるかということについては、分からないが。芸術家は、いつも、巨大なゴリアテを目の前にした、小さなダヴィデである。彼らが政治制度を変えるのではない、が現在の彼らの時代、現在、今に生き、不正をじっと眺めている。つまり、少なくとも、うまくいかないことがらの理由や日時を理解しようと努めている。理解することだけでも、随分である。はあっっと、感心する。「ダヴィデとゴリアテ」の例え話など、やはり美術愛好家のタッブキだなと思う。つくずく、偉大な作家がいなくなってしまったと、遺憾。

2012.04.05

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タブッキの「作家であること」：essere scrittore (Tabucchi)

Essere scrittoreEssere scrittore non vuol dire solo maneggiare le parole. Significa soprattutto stare attenti alla realt? circostante, alle persone, agli altri. Ho l’impressione che se c’? una disattenzione da parte tua ? perch? stai facendo troppe cose e hai troppi fronti aperti. Questo rende frettolosi, e nuoce alla scrittura. Una volta alla settimana chiuditi in camera tua, stacca il telefono e mettiti a fissare il muro per un pomeriggio. Senza fare nient’altro che fissare il muro. ? un’ottima scuola di scrittura. Io lo faccio ancora oggi, alla mia et?. Svuotati la testa;metti un disco di Schubert, apri a caso i Dubliners e vedrai che ti dimentichi di quello che sulla pagina culturale del Corriere Tizio ha scritto Caio e cosa ha replicato Caio su Io donna.作家であること作家であるということは、言葉を使いこなすということではない。特に、周りの現実、人やそのほかに注意するということだ。もし、君のほうで、不注意があるなら、それは君があまりにも沢山のことをしすぎ、多くの前線を抱えているためという気がする。そうすると、性急になってしまい、書くことに障害を及ぼす。週に一度、自分の部屋にこもり、電話を切って、午後、壁をにらみつけることだ。壁をにらみつけるほかは何もしないんだ。シューベルトの音楽でもかけて、「ダブリン市民」＊ジェイムス　ジョイスの短編（1914年）＊のどこかを読む。すると、新聞コリエレ　テイツイオの文化欄にカイオが書いたものとか、雑誌「女性のわたし」にカイオが繰り返したものとかは、忘れるだろう。面白い助言。作家でなくても、たまに壁をにらみつけてみるのも良いかも。午後中と言うのは、ちょっと難しいけれど、例えば練習で一時間くらいなら、できるかなあ。

2012.04.04

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タブッキ追悼：ricordando Tabucchi

La vita non ? in ordine alfabetico come credete voi.Appare un p? qua e un p? la, come meglio crede,sono briciole. Il problema ? raccogliere dopo.La vita passa in un soffio. Ne parleremo nella prossimaLettera, avrei da dirti molte cose. E ti direi anche che tiaspetto, anche se non si aspetta chi non pu? tornare.人生は、君たちが思うようなアルファベット順ではない。むしろ、あっち、こっちに出現する、かけらだ。問題は、後でそれを集めることだ。人生は一瞬の間に過ぎる。次回の手紙で話すよ。まだ沢山君には言うことがある。また、こう言いたい所だ、待ってるよ、たとえ、戻ることが出来ない者を誰も待たないとしても。(Sostiene Tabucchi da Paolo Di Paolo)パオロ　デイ　パオロ「タブッキを支持する」より人が亡くなってからすぐには実感が沸かず、時間とともにじわっと感じる時がないだろうか。イタリア大作家のアントニオ　タブッキが亡くなって、ちょうど1週間になる。新聞の日曜版で、彼の親しかった出版関係の方が追悼記を載せていた。編集者は、タブッキと40歳の年の違いを超えて、一緒に仕事をしてきたらしい。最後の方は、タブッキは口述で作品を書いていたということが分かった。残り少ない時間をどのような思いでタブッキは過ごしたのか。編集者は、夜遅くまで、まだ終わらない、と思いながら一緒に仕事をして、朝起きると、朝食が準備されていたのに驚いたものだと書いていた。編集者の追悼記では、タブッキがかなり自分、また他人に対して、厳しい人であったこと、また機嫌がコロコロ変わったひとであったことなどが書かれていた。一体どのくらい前からリスボンで作品を口述していたのだろうか。少なくとも2010年に出された「旅そのほかの旅」は彼が言うようにリスボンで口述されて書かれたものらしい。（また後日に続く）

2012.04.02

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アレルギー科に行く:allergia!

dovrei convivere con l'allergia diprimavera. ma ogni tanto passo dadottore sperando di trovare la soluzionemigliore..花粉症になってから、これで20年以上になる。はっきり言って治るというものではないので、花粉症と仲良くやっていこうと思っているわたしである。が、傍で見ている家人は、何とかならないものかと思うらしい。医学は進歩するのだから、と新聞の医学欄を読み、新種ワクチンが出たのではと思っている。そこで、今朝はアレルギー専門の病院で先生に話を聞いてみた。ローマでは、モンテイ　デイ　クレタといって昔から皮膚病専門病院として知られている。そこなら、アレルギー専門のいい先生がいるのではと思ったわけだ。指名なしで行ってみたが、たまたま感じの良い、評判のいい（と周りの患者さんがいう）女医さんに当たった。思った通り、わたしのアレルギー源が多すぎるのと、そう若くもないということで、家人期待のワクチンは駄目。抗ヒスタミン剤を毎日飲むことが大事ですと、先生は言う。この抗ヒスタミン剤も昔と比べると、薬量は半分になっているので、副作用はかなり少ないはずという。アレルギーがひどい人は、そのほかに、コーチゾン剤の鼻スプレイを使うのだが、わたしは緑内障の疑いがあるので、それは使えない。ということで、先生に「何かないものですか」と聞くと最近出た鼻スプレイで、アレルギー源が鼻から入らないようにするものを一日3回してくれという。以前、日本の友人から、その鼻スプレイのうわさは聞いていたので、保健所に来る医者に一度聞いたことがあるのだが、彼は効果はないとはっきり。でも、今回の先生の方が、感じがいいしと、彼女を信頼することにして、とりあえず鼻スプレイを使ってみよう。結果はまたブログで。

2012.04.02

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絵画修復コース:corso di restauro x dipinti

sono stata al corso di restauroda C. ? restauro dei dipinti antichi.che pazienza...昔、絵画修復の学校に行こうかなと考えていたことがあった。結局、アレルギーの私には、多分向かないだろうと、諦めたのだった。でも、絵画一般に対する興味からそれに伴う修復についても興味がある。そんな夢を叶えてくれるのが、友人Ｃのところで行われるコースだ。古美術工房Ｃは、絵画修復の専門家である。まず、絵画がどのようなテクニックで描かれているかを調べることが重要。例えば、油絵。卵のテンペラ画など。絵画の表面を覆う、塗装をとることが必要になる。この塗装は、日の光やほこりなどでかなり汚れているからである。そのあと、色がはげている部分はのちに取り除くことが可能な色を使って補修する。絵に切れ目がある場合には、しっくいを使って切れ目をつながなければならない。かなりおおざっぱな説明になるが、色の補修などが終わったら、最後の塗装をする。と言う具合。今日はとりあえず、絵画の塗装をとる作業を始めた。綿綿を竹の細棒につけて、溶剤を使って、小さな四角を広げるような感じで作業をする。かなり忍耐の要る仕事だと言うことが良く分かった。

2012.04.01

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