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ゆりんいたりあ日記

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2013年02月の記事

全18件 (18件中 1-18件目)

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法皇様最後の水曜日

水曜日朝は法皇様の謁見があるのだが、今朝はベネデイクトス16世最後の水曜日ということでかなりの混雑だった。これで明日28日が最後のお勤め日ということになり、17時にはヘリコプターでローマの南にあるカステル　ガンドルフォの別邸に移動という予定。コンクラーベの日はまだ決まっていないが、伝統では法皇様がいなくなってから通常15日から20日を待たなくてはいけないそう。というのも、各国からの枢機卿が到着するのを待つ必要があるから。今年は3月末にイースターを控えており、聖週間はカトリックでとても大事な行事であることからどうしてもそれまでには新しい法王様が要る。ということで、ひょっとすると15日を待たずにコンクラーベに入る可能性もあるという。ローマは例年のマラソンを3月17日に控えており、それに重なると大変だとの予想もある。一方、昨日夜発表されたラツイオ州の州長はローマ県長をしていた中道左派のジンガレッテイ氏になり、とりあえず、一安心。が、ロンバルデイア州の州長はベルルスコーニ派のマローニ氏に決定となった。

2013.02.27

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イタリア総選挙

一時は、ベルルコーニ復活の気配でぞっとしていた。結局、思ったほどチェントロシニストラつまり中道左派が票を集めなかったために下院は何とか過半数、上院もわずかの差で中道左派が中道右派をおさえたという感じ。よく分からないベッペ　グリッロという人物の派がかなりの票を集めたために、彼がどこに寄ることになるのかで、イタリアの将来が変わる可能性もある。首相のモンテイ派は、人気が全くなかったために、市場は大騒ぎらしい。その他、ローマのあるラツイオ州とミラノのあるロンバルデイア州、またモリセ州の州長選挙の結果は今晩くらいにでるだろう。驚く結果にならないことを祈る。

2013.02.26

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乾燥ソラマメのクリーム

先月も作った、乾燥ソラマメのクリーム。材料：乾燥ソラマメ２５０ｇ　　　にんにくひとかけ　　　ローズマリー少々１）一晩乾燥ソラマメを水に漬けて、ふやかしておく。２）ふやけたら、外側の固い皮を全部とって、　　深めの鍋ににんにくとローズマリーを入れて　　多めの水をいれ、弱火でコトコト煮る。３）豆がやわらかくなっても、弱火で煮詰め、クリーム　　状になるまで。４）塩味をつけて、出来上がり。５）食べるときに、薄く切った玉ねぎをのせるとグッド。　　オリーブオイルをかけてボナペテイ！

2013.02.25

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法皇様最後の日曜日

イタリア総選挙で、今朝から投票が始まったが、イタリア中悪天候、特に北部は雪が降っているため、投票率は至って低い。（今朝は１３％）一方、ローマ法王ベネデイクトス16世は今日が最後の日曜日になり、サンピエトロ広場は正午、法皇様のご挨拶を聞く約10万人の観光客、巡礼者で一杯になった。イタリア人のほか、フランス人、ドイツ人が多いようだ。多くの観光客を予想していた今日のローマは厳重な体制になっていたようだったが、無事に最後のアンジェルスを済ませることが出来た。投票は明日午前中まで。結果は日本の新聞でもニュウスになるだろうけれど、またブログで。

2013.02.24

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帽子を編む

先日仕事に行く途中で買ったばかりの帽子をなくしてしまい、がっかり。帽子は結構持っているのだが、これは黒の太目の毛糸で編んだもので、最近流行りの頭の先が長く、後ろに垂れるようになっていた。割と気に行っていたのだが、また買うというのは自分に良くないと、毛糸を買って編んでみることにした。色は今年買ったコートが黒なのと、それに合わせて最近使っているマフラーがやはり黒なので、黒くろだけれど、また黒にした。太目の毛糸を買う。一玉だが、１００ｇの大きめ。編み針はイタリアの５号にしてみた。風が冷たいとゆったり編んだものでは、寒いことがあるので、きつめに編んでみた。自分で編むときの良さは、自分にフィットしたものを作ることができること。もっと先が垂れ下がるようなのが、今年風らしいが少しとがった先が垂れるような帽子に出来上がり。友人からはまあまあ褒められているので、満足と言っておこう。

2013.02.24

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カリフォルニア風イギリス人

お天気は下り坂で、肌寒い日。お隣のミモザの花は今年一月遅れでそろそろ満開になりそう。久々のジムでとっても素敵なイギリス人Ｓに出会った。きれいに日焼けしているので、日焼けサロンかと思いきや、（そういうイタリア人は結構いる）２ヶ月ばかりヴァカンスで行っていたオーストラリアから帰宅したばかりだという。確かに今夏のオーストラリアで海に行っていればこう日焼けするかもと思った。イタリアにはこれで２２年。ご主人は、イタリア人で、サーフインショップを経営しているほか、猟師でもあり、魚をレストランなどに仕入れているとか。子供は３人で、一人の女の子は盲目だが、とてもいい子でという話をしていた。日本料理に大変関心があるので、是非いろいろ教えて欲しいとのことだった。イタリアでは材料の問題などで、あまり日本料理を作らないのだけれどと思いながら、太陽のように輝くＳと話していた日だった。

2013.02.22

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ローマ巡礼者通りを歩く

このところしばらく忙しかったのだが、昨日は、ブラジルから帰宅した古い友人Ｄと会うことが出来た。お気に入りのブックショップ、フェルトウリネッリで待ち合わせし、繁華街ナショナレ通りからヴェネツイア広場を通って、アルジェンテイーナ広場、ナボナ広場から巡礼者通りとして知られるバンキヌオヴィ通りを歩く。ここは、現在おしゃれなブテイックが沢山ある通りになっているが、昔はローマに来る巡礼者たちがぞろぞろ歩いていたところになる。（昔は、現在のようなメインストリートはなかった）お腹がすいたので、お昼は趣のある気軽なトラットリア。木つくりの内部はいつもながらほっとするものがある。メニュウはそう多くないのだが、どれを食べても美味しい。一皿目は、マトリチャーナかカルボナーラ、或いはアーテイチョークのラザーニャ、エジプトマメのスープ。２皿目はパスして、セルジョ（店長）のお奨め、ワイン味のチャンベッラをいただく。Da Alfredo e Adavia Banchi Nuovi, 14tel. 06-6878842日曜と月曜休み

2013.02.21

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ヴァチカン美術館館長のレクチャーへ

昨日のいいお天気が嘘のように今日は肌寒く、ときどきあられが降る月曜日。昨日ヴァチカンはアンジェルス（天使）の日曜日で、2月28日に退任なさる法皇様のご挨拶を聞きにくる観光客や巡礼者ですごい混みようだった。そのヴァチカン美術館館長は、パオルッチ氏。昨年もこのローマ公会堂での彼のレクチャーを聴いて大変感動した。（詳細は昨年のブログを参考に）昨年は、ラッファエッロの部屋についてだったが、今年はミケランジェロについて。ローマ公会堂についてもブログでは書いているが、ここは、2003年にジェノヴァ出身の建築家、レンツオ　ピアノ氏が設計している興味深いスポットである。ローマ北に位置するが、ポポロ広場からトラムで10分くらいで着く場所なので、便利。現在ローマの新しい文化地区として、（近くに21世紀美術館ＭＡＸＸＩや音楽の橋もある）注目されており、日曜日ローマっ子が過ごす場所のひとつになっている。ミケランジェロについては彼の長い長い生涯の中で（彼は89歳で亡くなった）24歳で作った（サンピエトロ寺院にある）ピエタの像について話が始まり、観光客の多いヴァチカン美術館内のシステイーナ礼拝堂の天井画と最後の審判のフレスコ画、また彼の生涯のテーマであった、ピエタの像（彼はあと2つ作っているのだった）について。最後のピエタは、ミラノのスフォルツア城博物館にあるが、ロンダニーニと言われる。もともとは、ローマのコルソ通りにあったロンデイニーニ家にあったのが、買われてミラノに行ったものらしい。目がほとんど見えなくなったミケランジェロが手探りで彫ったといわれるが、パオルッチ氏は、ここに抽象的なものをみることができるともおっしゃっていた。レクチャーのあと、質問時間が設けられ、いくつか興味ある質問がされたが、その中で、最後の審判のフレスコ画の修復について、「何故、修復過程でミケランジェロのもともとのフレスコ画にもどされなかったか」という質問に対して、「それは歴史というものを全部は消さない方向でなされたと思うが、それについては私も同感だ。」とおっしゃっていた。また、システーナ礼拝堂に来る９０％の観光客が左右の壁に描かれているボッテイチェッリ（3枚ある）に注目をしないのは、（それに対して、フィレンツエのウフィッツイ美術館のボッテイチェッリは観る人が多い）とても残念だとおっしゃっていた。ボッテイチェッリの「モセの生涯の出来事」から一部更に、昨年天井画完成500年を記念して行われた10月31日のシステイーナ礼拝堂の行事では、現在の法王様と枢機卿たちと一緒にパオルッチがいらしたそうだが、大変感動するものであり、現在の法王様に対する敬意を述べていらしたのが印象的だった。

2013.02.18

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今年のヴァレンタインデー

風邪を引いたらしく、鼻がぐずぐずするのだが、アチひょっとすると花粉症が始まっているのかも知れない。春は嬉しいのだが、花粉症を思うとがくっとしてしまう。さて、昨日はヴァレンタインデーで、仕事の帰り電車の中を見ると真っ赤なバラを持っている人が多いのが、ほほえましかった。イタリアは何といっても、ペルジーナのバチ（キスの複数形）が美味しい。我が家では夏を除いて、バチはいつでも食べられるように買ってある。でも、ヴァレンタインはチョコレートとは決まっていないのが、イタリア。今年は友人Ｃの家で、ヨガグループが集まりお夕食会ということになった。大人は１１人。子供は７人と、別々のテーブル。メニュウはそれぞれが持ち寄りだったが、例によって、ロシア人Ｏのロシアサラダ、メキシコ人Ｇのウムス（野菜と豆のスープ）、Ｏのご主人Ｒのお肉のグリル、Ｃのかぼちゃのリゾット、Ｂのお母さんが作ったピッツア、我が家は鳥のグリルとポテト、Ｅのフリッタータ（オムレツ）と、食べに食べて、おなか一杯。おまけに皆で笑い転げて、あー楽しい日だった。イル　テンポ　パッサ　イン　フレッタ　イン　ブオナ　コンパニア気の会う仲間といると時間があっという間に過ぎる。

2013.02.15

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法王退任（２）

昨日ヴァチカンでは、水曜日の法皇様の謁見に加え、ちょうどカーニヴァルが火曜日のマルテデイグラッソで終わり、灰の水曜日になるため行事が行われていた。法皇様が退任するのは、中世後期からなかったことであり、しかも、退任後もヴァチカン内の庭園に住み続けるというのが、いまだかつて聞いたこともないという。今の所、イタリア内でも表面的には法皇様を称える言葉しか聞かれないけれど、市民レヴェルでは、こういった言葉も聞かれている。前回の法皇様は大変な病気でも長い間亡くなるまで退任されることはなかった。法王の仕事というのは、ヴォカシオーネつまり神様からの任命であり、親の仕事と一緒で、やめたいからやめられるというものではない。自分が歳とったから、やめたいというのは勝手すぎる。引退して、今後はテオロジア、神学に専念したいという。３月の中旬にはいよいよコンクラーヴェ。ラテン語の鍵をかけてという言葉のように、システイーナ礼拝堂に鍵がかかり、新しい法皇様が選出されるまで枢機卿たちは出られない。ということで、パスクア、イースターには新しい法王様が行事をなさるということになる。

2013.02.14

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ブロードの季節

こう寒いと、やはりブロードが恋しい。ブロードは、我が家ではこう作っている。材料：ブロード用の肉　　　　玉ねぎひとつ　　　　にんじん２本　　　　セロリ２本　　　　じゃがいも作り方：材料を深めの鍋に入れて、大目の水をいれ、　　　　ことこと弱火で２時間ほど煮込み、最後塩味をつける。作ったブロードで、トルテッリーニを作ってもいいし、小さめの卵入りパスタを作ってもいい。特に作ってから２日目が美味しくなるので、２日目はお米を入れてお米スープにするのもグッド。私の好きな、バルセロナ出身のカルロス　ルイス　サフォン作の「風の影」には冷え切った体を温めるために主人公がこのブロードを飲む場面がいくつか出てくる。ブロードを作って寒い冬を乗り切ろう。風の影（上）著者：カルロス・ルイス・サフォン価格：780円（税込、送料込）楽天ブックスで詳細を見る風の影（下）著者：カルロス・ルイス・サフォン価格：780円（税込、送料込）楽天ブックスで詳細を見る

2013.02.12

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法王退任

今日はバチカンでは聖列式が行われていたが、突然、現在の法王である、ベネデイクトス１６世が２月２８日２０時に退任することにしたとのニュウスに、びっくり。これについて、法皇様が病気であるのかという質問に対しては、全く健康であるが、歳をとったと自分でこのところ実感し、法王の仕事をきちんと全うすることができないという恐れがあることから退任することにしたという。ベネデイクトウス１６世は、南ドイツ出身。前任であった、ポーランド人のオイキワ、ヨハネスパウルス２世の後を継いでいる、法王２６５代目。法王は終身ということになっているので、実際には亡くなるまで法王であることが出来たわけだ。こうして、退任した法王は彼だけではない。ベネデイクトス９世もだったと先ほどニュウスで言っていたが、そう数は多くないだろう。イタリアは日本では考えられないくらいに政治に宗教が入り込んでいる。この法王退任のニュウスは政界も驚かせているようだ。２月２４日、２５日には、イタリア総選挙も控えている。今後の行方は、もちろん見守るしかない。

2013.02.11

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アリタリアの失策

何年か前にエアフランスとの合併の話が、当時首相だったベルルスコーニのせいで壊れ、そのままアリタリアを維持しているのは国、つまり国民の税金からということになっている。経営がまずいまま、負債も増える一方で、この何ヶ月の間にアリタリアの運命を決定しないとということになっている。このままずるずると負債を抱えていくわけにはいかない。という中で、先日起きた事故は、アリタリアの経営を改めて疑わせるものだった。というのは、ピサからローマへの飛行機が、飛行場の外に到着したために怪我人が出たのだが、それは、アリタリアと言っていたのが、実はルーマニアの飛行機カルパターであったことが判明したのだ。乗客の大半が、「アリタリアだと思って乗ったら、ルーマニアの飛行機と客員であったことが分かって驚いた。」と言っているように、切符を売る時点で、はっきりどこの飛行機と言わずに売るのはよくないと、現在消費者団体を始めとして、大きな批判が出ている。ヨーロッパ内では現在共同運航というのがとても多くなっており、乗った飛行機が実は他の会社のものだったりするのは、かなりよくあるのだが、ルーマニアというのが、ちょっと心配させられるものがある。もちろん、事故を起こした飛行機および、アリタリアについては調査が行われている。何週間か前の新聞では、アリタリアの経営難から、ルーマニアからの客員を一部使うとあったので、わたしも心配してはいたのだが、飛行機自体もルーマニアからのものを使うとは、全く知らなかった。節約の前にもっと大事な安全を忘れてはならないだろう。

2013.02.08

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膝上の痛み

先日の新聞を読んでいたら、映画監督のウデイ　アレンは病気恐怖症でどこかおかしいとすぐに夜中でも病院の救急部門にかけつけるとあった。怖い病気で死ぬのが恐ろしいとか。人のことは、笑っていられるが、私もときどき病気恐怖症になる。歳を取った証拠かもしれない。昨年の１２月から左足のひざ上に時々小さな痛みがあり、最初はあまり気にしていなかったが、このところ、びくっと痛いときがあるので、とりあえず家庭医に行ってみた。イタリアでは、健康保険で各自が家庭医を持っており、何かあるととりあえずここに相談に行き、処方箋を出してもらう。彼女は、（わたしの家庭医は女性）脚を見て、「何でもないと思うけれど、血栓症を心配しているようだから」と、エコグラフィーと血液検査の処方箋を出してくれた。エコグラフィは、ドプラーといって、血液の循環を見るものだったが、たまたま保険所ですぐ見てもらったところ、全く正常で問題なしと言われた。エコグラフィのお医者さんは、血液循環が専門のお医者さんだったが、（これも女性だった）わたしの症状を聞いて、いろいろ見てくれ、彼女の意見では「腰の左の部分が多少回転しているので、それを治すために、腹筋、背筋を薦めるわ」ということだった。更に、ボストンでフィジカルテラピストをしている友人Ｊに聞いた、左の膝上の筋肉を強化するストレッチングをいくつか、さっそくしてみている。イタリア語ではクアドリチピデという大腿4頭筋を強くするのだ。痛みがあるということは、やはり赤信号が出ているのだから気をつけるに越したことはないと思う。

2013.02.07

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赤ワイン味のチャンベッラ

イタリア語でチャンベッラというと、ドーナッツもそうだし、スポンジケーキもそう、また今回のようにビスケットのようなものをさすこともある。先日、友人Ｃの家で知り合ったＵは、現在年金生活をしていて、趣味である古美術市場めぐりをして暮らしている。出身はローマ北にあるブラッチャーノ。おしゃべりが始まるとなかなか終わらないのだが、色んな楽しい話をしてくれる。若いときに、出演した映画の話とか、たまたま買った古美術が、結構いいもので、修復をして家に飾っているとか。また、もうひとつの趣味はワインつくりで、家のワイン蔵はすごい大きさとか。そのＵに教わった、赤ワイン味のチャンベッラは、赤ワインに漬けて食べるそう。材料：赤ワイン　コップ一杯　　　　砂糖　　コップ一杯　　　　小麦粉　コップ一杯作り方：材料を良く混ぜ合わせ、程よい硬さになったら、細長くして、　　　　くるりと輪の形にする。　　　　１８０度のオーブンで約３０分ほど。今回も、やたら朗らかなＵの話を聞きながら笑い転げて、お菓子のレシピも増え、楽しいひと時を過ごせてハッピイ。

2013.02.06

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おおきなヒキガエル

先日我が家の庭で、かなり大きなヒキガエルを２匹見た。ヒキガエルは、イタリア語ではロスポ。童話で、ヒキガエルになった王子様にお姫様がキスをすると王子様にもどるという、あのロスポである。あまりにも大きいので＊目が悪い私は、亀かと思ったくらい＊子供用の図鑑で調べてみた。ヨーロッパのどこにでもいるロスポ　コムーネ（普通のヒキガエル）というらしいが、メスはオスよりも大きく、１３センチくらいというので、見たのは、メスだったのかもしれない。夜行性で、夜、ミミズなどを食べに出て歩くらしい。また、３月くらいになると、冬眠から出始めるとあった。あれ、まだ２月だけど、ヒキガエルも少し春を感じているのかも知れないとちょっと嬉しくなった。昔、昔、私たちが小学校くらいの時には、地元の田んぼに水が入るとそこに蛙が卵を産むので、おたまじゃくしを見に行ったものだ。夜になると、蛙がげろげろないていたっけ。今はその田んぼもない。

2013.02.05

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トルコから絵画修復

友人のＣは絵画修復が専門。ただ、金のないイタリアで修復の仕事を探すのは現在とても難しいらしい。ということで、彼女は自分の工房で個人的に教室を開いたり、美術専門家として観光ガイドをしたりしている。その彼女の工房に今週はイスタンブールの女性Ｍが来ている。彼女は、修復家のいないトルコで修復をしているらしい。が、改めてきちんと修復作業を習いたいとイタリアに来た訳だ。始めての勉強というわけではなく、以前フランスで15日、フイレンツエでも1週間修復のコースを受けたほか、自分なりに勉強しているという。もちろん、1週間で修復作業がマスターできるはずはないのだけれど、やはり実際にどういう風に行われるものなのかということを学ぶのは大事だろう。ちなみにイタリアでは大学の修復コースは5年かかるらしい。ということで、午前中は絵画修復、午後は木製製品の修復とＭは、忙しい1週間を過ごしている。わたしは、Ｃの手伝い兼ほぼ通訳で、傍に何日かいたのだけれど、絵画修復の楽しさ、また我慢強さの必要性を改めて実感した。絵画は、今回1800年代製作のフランス人聖ルイを扱ったものだったが、例によって真っ黒だった絵画から黒ずんでいたワックスなどを取り除くときれいな色が出てきたり、ぼろぼろになっているキャンバスを後ろから補修したり、フレームを改めて作ったり、また色の補正（キャンバスの穴を漆喰で埋めてからこつこつと色を塗っていく）と楽しい修復授業を受けさせてもらった。彼女の工房はわたしのリンクにも載せているので、興味がある方は良かったらどうぞ。リクエストでこういった短期コースも設けている。修復はイタリアではフィレンツエとローマに大きな拠点がある。

2013.02.04

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やっぱりフェンデイに

先日のブログで紹介したように、ローマのトレビの泉修復スポンサーが決定した。ローマに本拠をもつ、フェンデイになった。修復費用は、約2百万ユーロという。これで、今年末くらいから修復が始まり、約20ヶ月の修復期間を予定しているという。トレビの泉は観光客が目茶多いところなので、泉が見えなくなってしまうとまずいということで、少しずつの修復だそう。もうひとつ修復の必要が大有りなモニュメントがある。テヴェレ川沿いにあるアウグスト帝の平和の祭壇近くにある、彼の墓である。ハドリアヌス帝の墓（聖天使城）と違って、ほとんど遺跡と言っていいくらいになっている。もともとは紀元前1世紀のもので、正方形の基盤に円形の建物、その上に糸杉の生えた円錐形の上壇があり、天辺にはアウグストス帝の彫像があった。（直径は８７ｍ、高さは４４ｍ）内部は、聖天使城と同様に環状の通路があり、骨壷を収める部屋を囲んでいたもので、アウグストス帝はもちろん、妻リヴィア、カリゲラ帝、ヴェスパシアヌス帝にネルヴァ帝までが埋葬されたといわれている。この重要なモニュメント修復に必要な金額は、12百万ユーロ。政府から4百万、ローマ市から4百万ユーロが予定されており、あと残る4百万ユーロを埋めるためにスポンサー募集中という。

2013.02.03

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