ミケランジェロのキオストロ
ローマのテルミニ駅前にある巨大な遺跡はデイオクレテイアヌス帝大浴場跡。ここには現在国立考古学博物館が入っているほか、サンタ マリア デリ アンジェリ教会や浴場の大きな半円形のエセドラを利用してレプブリカ広場が作られている。博物館は長い間修復が行われ、大部分の彫刻などはお隣のパラッツオ マッシモに行っている。(過去のブログ参照)そこもお勧めだけど。今回はこの大浴場内に1500年代サンタ マリアデリ アンジェリ教会と共にミケランジェロによってデザインがされたというキオストロを紹介。キオストロは修道院の中庭、回廊をさす。もともとフォロ ロマーノ内にあるヴェスターリと呼ばれた巫女たちの家内部にあった中庭がモデルとなっている。ローマではサンタ マリア デッラ パチェ教会のブラマンテのキオストロと共にここは時間があったら是非訪ねたい。中は1ヘクタールの中庭がとてもきれいになっていて4方に作られている回廊を回るのは結構時間がかかるけれど、都会の喧騒を一瞬忘れさせてくれる素敵な所。デイオクレテイアヌス帝大浴場跡Terme di Diocleziano月曜日休館9時から19時まで7ユーロ、他の別館パラッツオ マッシモなどと共通券で3日間有効Viale Enrico De Nicola, 79, Rome, tel.(39)06.39967700 (lunedì-sabato 9-13.30 e 14.30-17)