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ゆりんいたりあ日記

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2014年03月の記事

全25件 (25件中 1-25件目)

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カラヴァッジョに会いに行く

ローマのナボナ広場近くにはお奨めスポットがいくつかある。聖アウグスティヌス教会は、最近修復がほとんど終わり（まだ内部の天井は続けられているが）きれいになった。ここは、もともとアウグスティヌス修道会があったところ。現在この教会を有名にしているのは何と言ってもカラヴァッジオの絵だろう。カラヴァッジョは北イタリアからローマに入って来て、この周辺に住んでいたが、性格のかなり激しい人だったために喧嘩を始終していたらしく、最後は人を殺してしまいローマから逃亡することになる。教会に入ってすぐ左側の礼拝堂には「巡礼者のマドンナ」と名付けられた絵がある。巡礼者が右にふたり、（当時巡礼者は裸足で巡礼をするものだった）汚れた足の裏を見せる巡礼者が描かれているが、これは絵の依頼者夫婦。マドンナというのは、聖母マリアを指すのだが、天使に運ばれたという伝説のロレートの聖母マリアの家の玄関先に立つ、聖母マリアがこれまた普通の女性に描かれている。噂ではカラヴァッジョの恋人であったレナがモデルになっていると言われる。こうして、カラヴァッジョは聖なる人も普通の人物に描いて行ったのが当時としては革新的なことだった。また、光の使い方。真っ暗な中に（確かに昔はひどく暗かっただろう）光に照らされる人物たち。１６００年代からカラヴァッジョのこうした絵の描き方がヨーロッパ中に広まることになる。

2014.03.31

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オバマ大統領のお土産

先日オバマ大統領とローマ法王フランシスコ１世が会見した際に、プレゼント交換があった。オバマ氏からはホワイトハウスの菜園種セット、法王からオバマ氏へはエバンジェリ　ガウデイウムのコピーだったという。エヴァンジェリ　ガウデイウムは、フランシスコ１世のお説教で、「イエスキリストに出会うすべての人の心と人生すべてを埋める福音書の喜びである」とされるもの。今回アメリカ大統領はローマ法王に「お会いできるのは素晴らしいことです。」と述べていたが、ホワイトハウスの菜園（大統領夫人がしている）の種はどこかで植えられるのかちょっと気になった。最後ローマの空港にお見送りにかけつけたローマ市長のマリーノ氏は、今年６月２日のイタリア解放記念日は７０年祭なのでと大統領夫妻を招待したという。

2014.03.30

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映画「ブルージャスミン」を観る

ウッデイ　アレンの最新作「ブルージャスミン」を観た。先日友人Ｌが観て、「かなりトストだったわよ～。」と言っていたのが、気になっていた。イタリア語ではトストというのは、きついという意味合いがある。アレンだから、コメデイじゃないのと思いながら観たのだが確かに、ジャスミンとたぶん同じくらいの年代の私たちには自分の人生を観させられるような感じが少しあるかも知れない。オスカーを勝ち取った美しいケイト　ブランシェットが見物。あらすじは、実業家で金持ちの夫をもち、ＮＹで華やかな暮らしをしていたジャスミン（ブランシェット）はある日、夫の数多い愛人を知る。そこから、ＦＢＩに怒ったジャスミンが電話を入れたことから詐欺で夫が逮捕され、彼女も財産や家を奪われることになる。そこで、ただ一人の家族になる（息子がいたのだが、行方不明）妹を頼って、彼女はサンフランシスコに来ることになる。ＳＦでは歯医者の秘書をしながら、念願の内装の勉強をネットでするためにコンピューター教室に通うことになる。教室で知り合った女性に誘われて出かけたフェスタで知り合った外務省に勤める男性といい仲になるのだが。ブランケットの演じるジャスミンはパニックに陥ると呼吸困難になり薬を飲まなければならない。また、裕福な暮らしから人生のドン底に落とされて始終独り言を言っている。タイトルのブルージャスミンには、夜香りを放つ官能的な花という意味合いと共に憂鬱な（ブルー）という意味合いがあるらしい。今回は、最近のアレンにしては結構出来が良かったかも！という感じだった。

2014.03.30

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オバマ大統領来伊報告

オバマ大統領来伊は２００９年来だということで、今回もニュウスのトップ。さすがに護衛も厳重で、５０台の行列がヴァチカン前を通ることになった。ローマ法王フランシスコ１世は、いつもながらの暖かい笑顔を浮かべて大統領と会見、どちらもひとりずつ通訳がいた。プレゼント交換をして約５０分の会見、法王から大統領へのプレゼントはロザリオだったらしい。会見の内容は今問題のクリミア半島や貧しい人たちへの援助、いつもながら中絶などについて。その後、オバマ大統領はローマの真ん中に位置する大統領官邸クリナーレ宮殿（もとは法王の宮殿）でナポリターノ氏と会見、昼食。イタリア大統領ナポリターノ氏は英語がかなり出来るのと、ふたりは以前に何度も会っているので通訳はいたかどうかは報告なし。午後は予定より少し遅れて、ローマ北モンテ　マリオに位置するヴィッラ　マダマへ移動、ここは来賓接待に使われる素晴らしいラッファエッロ設計の館。イタリア首相レンツイ氏と会見となった。コロッセオは予定より遅れて１７時過ぎに到着、考古学者の女性に説明を受けながら内部を散策。（期待されていたアメリカ大統領夫人はイタリア入りしなかった。）（追記：コロッセオのブックショップでは最後オバマ氏はお土産にお嬢さん二人にコロッセオロゴ入りテイシャツとコロッセオの復元図入りの本、ブロンズ製の馬をゲット。）始めて訪れたコロッセオの大きさに感動していたそう。オバマ大統領は会見の中で、接待側のイタリア人に感謝をしながら、今後のイタリアに期待していると言ってくれたのが嬉しかった。

2014.03.28

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オバマ大統領来伊

今晩ローマ到着後、パリオリ地区にあるアメリカ大使館のレジデンス、ヴィッラ　タヴェルナに宿泊。明日は午前中まずヴァチカンにてローマ法王会見、その後大統領官邸クリナーレ宮殿にてイタリア大統領ナポリターノ氏会見と昼食、のちヴィッラ　マダマ（ラッファエッロ設計の館だが現在外務省管轄で来賓接待に使われる）にてイタリア首相レンツイ氏との会見とすごいスケジュール。午後は１６時半くらいにコロッセオ訪問とかで、明日コロッセロはそのために午後お休み、地下鉄Ｂ線のコロッセオも閉まる予定。夜はまたヴィッラ　タヴェルナだが、その周辺、ヴェネト通りからボルゲーゼ公園も通行が一部制限。午前中の予定をみておわかりいただけるだろうか。ローマの旧市街をかなり移動するために、フォリ　インペリアリ通りを始めとして、かなり交通はブロックされる予定。あさって金曜日朝にはもう出発。

2014.03.26

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ボタニカルアート講習後日記

参考にしたブラッセルの植物画より多少大きめになってしまった私の絵。Ｉ先生曰く、「コピーでないので、（コピーならコピー機ですればいいので）自分の感じたように表現するのが大事よ。」なるほどね！いつもながら収穫のある楽しい講習だった！Ｉ先生、ありがとうございました！

2014.03.25

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ボタニカルアート講習２回目

昨日からお天気が変わって、気温が下がり雨が降ったり晴れたりしている。（やはり３月）講習に行く日はお天気が不安定なのは何故だろう。誰か雨女か雨男がいるのだろう。今回の講習はＩ先生とＰ氏に、友人のＤとこじんまり。代わりに娘を連れて行ってみた。すると、娘を見たＩ先生が私に「え！あなたいくつ？」と聞く。すっかり女学生くらいに見られていた私は、果たして喜んでいいものか。ま、気を取り直して。今回はＰ氏の希望で（彼は毎回講習参加の優秀な水彩画家）蘭の花を描くことになった。「難しそうだけど、大丈夫でしょうか。」と先生に言うが、Ｉ先生は「全然平気よ！」とあっけない。まず、軽く鉛筆でスケッチ。Ｉ先生はいつも幾何学から始めるといいと教えてくれる。蘭の実際の花ではなくて、１７００年代のブラッセルで描かれた植物画を参考にする。先生に筆（大事！）を選んでもらい、色は花の黄色から。大事なのは、細かく塗って行くという感覚でなくて一気に行くということを教わる。蘭の花の細かい部分は色鉛筆と６Ｂの鉛筆を使うがそれは最後のおしごと。娘は最初蝶の写真を見ながら青い蝶と、２枚目はピンクの野の花をやはり写真を見ながら描いたが、水彩はまだ学校でしていない割にはまあまあの出来だった。

2014.03.24

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友人Ｌに会う

やはり気が知れている古い友人に会って話すのは楽しい。Ｌはアリタリアのスチュワーデスをしているほか最近演劇にも精を出し、そのほか暇があるとジムに行っている人なので、なかなか会えない。今回は６か月ぶりくらいにようやくちょっと時間がお互いあって話すことが出来た。話は家族のことからジムのこと、知り合いの友人のことから展覧会関係、健康の話と尽きなかった。最後、今イタリアで話題になっているオスカー受賞の映画「grande bellezza」について。我が家では評判はまあまあだったという話をしたら彼女はかなり気に入ったという。理由は、今のローマが良く描かれているということと、何しろ、撮影された場所を含めて、画像がとても美しいこと。今のローマについてはかなり腐敗した、表面的なところが同感できるという。だけど、以前のショーン　ペンがでていた同じソレンテイーノ監督の「this must be the place（きっとここが帰る場所）」はイマイチだったわね～という点ではふたりで意見が一致。きっとここが帰る場所ショーン・ペン(Sean Penn)楽天ブックスで詳細を見る

2014.03.23

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ダニ対策

娘の小児科のお医者さんが、私の湿疹を見てから教えてくれたことがひとつ。ダニは黒い色を好むので、なるべく黒いソックスは避けた方がいいという。ソックスはコットンでしっかりくるぶしまで覆うもの、できれば白を身につけてくださいという。確かに、白いものをつけていれば、虫は黒いから目につきやすい。病院やホテルのシーツが白いのはもちろん消毒しやすいせいもあるけれど、そうなのかと変に納得。ということで、春になったしと薄目の色を身につけもちろん、ソックスはコットンの白にしてみている。【真っ白】白ソックス

2014.03.21

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見つかった～！！

探してみるものですね～！！！先日からずっと探していた、ビニール製の盗難除けバッグ。ネットでも見つからなかったので、８０％くらい諦めていた。が、とりあえず、近所の文房具屋さんブッフェッテイ（イタリアの文房具やさんチェーン）の知り合いのお姉さんに事情を話してみたら、「船が出はいりするチヴィタヴェッキアのお店から見つかれば取り寄せてあげます。」というので、今日顔を出してみたら、探していたのが到着していた。大きさはパスポートよりもかなり大きめだけれど、いいのはプラスチックで防水になっているので、首にかけてシャワーを浴びれるし、いざというときには（船の事故などはないといいけど）このまま海にも。（笑いごとではない）ということで、何だか、人生って捨てたものではないよな～とすっかり嬉しくなってしまった今日のわたし。問題はお姉さんが値段を聞き忘れたので、とりあえず４ユーロ（とお姉さんが言うので）を置いて来たのだけど、いいお買い物だったでしょう。

2014.03.20

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ダニ初対面？

着物を洗ってしまってから「大丈夫かな～！？」と思いながら暮らしていた。その後、湿疹は出ていなかったのだが、先日家の掃除を下から上までしていたら、何と左のくるぶし近くにひとつ、何かいてちく！っとした。その後、まだ掃除を続けていて今度は右足にふたつ。小さい虫だったので捕まえることも出来ず仕舞い。おそらく、これがいわゆるダニと言われているものかと後から考えた。足には噛まれた所に湿疹ができたが、そう痒くはない。すぐにアンモニアをつけたからかもしれない。そこで、ダニ退治にダニ用のスプレイをまき、なるべくダニがいそうなものは全部日光消毒をする。今日は家の絨毯をベランダにだし、日光消毒をしながら、ポルテイの掃除機で熱い蒸気が出るもので、消毒。夏は絨毯を片つけてしまうのがベストだろう。ネットによればカーペットやお布団用のダニシートというのがあるらしい。あまり神経質になるのも嫌だけど、まだ戦いは続く？アトピー協会推薦品！ダニ取りシート　80mm　

2014.03.19

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花粉症始まる

私の場合鼻がむずむずし始めたら花粉症が始まったな～という感じになる。花粉と言ってもいろいろ種類があるけれど、若い頃にワクチンを打って治療をしたのでひどかった穀類やブタクサの類については大分良くなった。が、代わりに治療することが出来なかった（ワクチンには沢山の種類を入れることが出来ない）ために、オリーブの花についてが近年ひどい。日本のようにマスクをしていると変な目で見られるため、マスクはひどいときだけつけるが、本当は午前中風がひどいときなどはつけていたほうがいいだろう。＊花粉症の人は換気もなるべく午後の方がいいという＊今年は先日お話したオメオパタを使ってみているが、今の所はいいような気がする。オメオパタでも、花粉症が始まる前のひと月か２か月前から抗体を作るために準備があるらしい。が、今年はもうすでに花粉症が始まっているので、症状があるときに使うシナリアという粒状のものを症状が出ているときに一日何度か５粒ずつ。また特に夜鼻が詰まることがあるが、その際にはステイクタというやはり粒状のものを３粒くらい。花粉症で目が赤いときや痒いときには、エウファリアという目薬があり、先日使ったが、グッドだった。ということで、これからまだ先が長い花粉症だけれどとりあえず頑張ってみたい。

2014.03.18

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ローリングストーンズ、ローマにも

一挙に春～！！になり、衣替えを少しずつしているこの頃。今月２３日にはローママラソン、来月は２０日のイースターに２７日のヨハネスパオルス２世とヨハネ２３世の聖人式と行事が続くが、６月２２日にローリングストーンズのローマ公演決定だとか。私の母くらいのミック　ジャガー、いつまでもお元気で何よりだけれど、イタリア公演はローマだけとかで、場所はチルコ　マッシモになったらしい。ニュウスではローマ市長のマリーノ氏がやけに張り切っていて、チルコ　マッシモは歴史的文化財だからという反対も押し切ってゴーマークを出しているよう。チルコ　マッシモはご存知のようにローマ発祥の地になるパラテイーノの丘のすぐそばにあり、古代から２頭立てのビーガと言われた馬車での競技が行われていた場所になる。昨年のカウントダウンのお祭りはここで行われた。約３５万人の人を収容することが出来るので、大コンサートにはもってこいだろう。問題のチケットはまだ発売されていないが、ニュウスでは３月末から発売開始とか。お値段は７８ユーロに前売りがプラスされるそう。

2014.03.17

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盗難除けバッグ

今月末息子が学校からの旅行に出かけることになった。最初はプラハとかウイーンとかいう話だったのが、どういうわけか、地中海クルーズになった。ローマ北６０キロにあるチヴィタヴェッキアは現在イタリアで最大の旅客数を誇る港で、沢山のクルーズが発着する。その中でも２年前にトスカーナのジリオ島沖合で事故を起こしたコスタというクルーズ船会社がオファーを出し、学生たちにそれが受けたのかもしれない。それで、旅行になれない息子のスリ除けバッグを探している。家人は防水になっているものがいいというのだが、見つけることがまだ出来ないでいる。とりあえず、わたしがもっていた無印のパスポート入れはポケットもあり、首から下げられるので、他にいいものが見つからなければそれを使うことになっている。旅行鞄を扱っているお店ではデルセイというフランスのメーカーが作る盗難除けバッグを売っていたが、パスポート入れを一回り大きくして、中に沢山ポケットがあるので便利そうだった。でも、あまり大きいと首に下げてシャツの下に入れて歩くので邪魔かもしれない。ヨーロッパはスリが多いので、これからこちらにいらっしゃる方もご考慮なさる価値があるかも。パスポートケース　パスポート入れ　貴重品入れ　ネックポーチ首下げ

2014.03.14

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ローマの骸骨寺

新聞を読んでいて、ヴェネト通りにあるサンタマリアコンチェチオーネ教会内部の２年に及ぶ修復が終わったとあった。ヴェネト通りはフェッリーニの映画「甘い生活」や最近ではウッデイアレンの「Rome with Love」に代表される、多分ローマ一有名な通りになる。が、この通りは古いものではなく、１８６０年にイタリアが統一された後にローマの都市改革が行われて作られたもの。この都市改革の中でもおそらくもっとも成功したもののひとつで、ゆるやかなカーブを描いて坂に作られた通りで、両側のプラタナスの並木ふもとを歩くのは気分がいい。坂道を上ってすぐ右にあるのが、この教会。１５００年代にフランシスコ修道会から分かれたカプチン修道会が現在に至るまで入っている。教会自体は１６００年代法王ウルバヌス８世の弟、枢機卿アントニオ　バルベリーニ（彼はカプチン修道会の保護者であった）を祀るために作られたもの。彼の墓は大祭壇前にある。修復が終わったばかりの内部は、例えば右側一番目の礼拝堂内にあるグイド　レーニの「大天使ミカエル」が有名。教会のクリプタ（地下聖堂）には１５００年代からの４０００の骸骨で飾られた５つの部屋がある。ラテン語で言われるメメント　モリ（汝、死すべくことを忘れるなかれ）を思い出させる。Chiesa di Santa Maria Concezione dei Cappuccini サンタマリアコンチェチオーネ教会 Via Vittorio Veneto, 27 時間：7.00-13.00 / 15.00-18.00クリプタ（博物館）は９時から１９時まで６ユーロ電話：（39） 06 88803695

2014.03.13

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抗ヒスタミン剤の副作用

先日知っているバスの運転手がやけに落ち込んでいるようだったので、「どうしたの？やけに落ち込んでない？」と聞いてみた。「それが、花粉症で抗ヒスタミン剤を飲んでいるせいか食べると胃が痛いし、落ち込んだ気分が続いて。」という。最近の抗ヒスタミン剤は昔のものに比べると随分良くなって、通常言われていた眠気もあまりないのだけれど、長く飲んでいると薬は薬だから副作用が全くないということはない。イタリアに来て花粉症がひどくなった私も一年の半分近く抗ヒスタミン剤に頼って来たが、お腹が痛くなったり、だるさがあったりというのは薬の副作用かなと最近思うようになった。(お医者さんによれば地中海は花の種類が多いので、花粉症がひどくなるのも不思議ではないという。）薬の副作用については個人差もあるが、頭痛、めまい、腹痛、胃痛、眠気、疲労感などが、報告されている。そこで、抗ヒスタミン剤ばかり飲んでいるわけにもいかないと最近調査を始めている「オメオパタ（ホメオパチー同毒（薬）療法と言われているもの）を考えてみたらどう？」と言ってみる。西洋医学の中でもオメオパタの場合薬代は１００％自分で負担しなければならないのが玉に傷だが、副作用がほとんどないのと、長く続けられるので、使っている人はかなりいる。また、同時にいくつもの治療をしても大丈夫という。オメオパタの効果についてはまたそのうちブログで！

2014.03.11

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パンテオンの穴

パンテオンに入ってまず注目していただきたいのは、オプス　セクテイレと呼ばれる幾何学模様の美しい色大理石で作られている床。ほとんどが当時の大理石で、エジプトなど海外から持って来られている。床を見たら、今度は天井を注目。パンテオンは直径４３，４４メートルの球がすっぽり入ったように作られているが、格調あるまた官能的な格天井が終わる天辺は大きな穴が開いている。これは直径９メートルもあるのだが、下から見ているとそんなに大きいとは感じない。オクルスとラテン語で言われる穴は、小さな目を意味する。何故穴があるのか。勿論、明り取りの意味もあるし、様々の神神に捧げられた神殿で使われた煙を出す意味もあるが。（雨が降るともちろん穴から水が入るが、うまくできていて床に作られた２２の小さな穴から下水に行くようになっているそう）これが最近の調査では昔から言われていた伝説が確定したとか。というのが、４月２１日はローマの誕生日だが、その日にちょうどこの穴から入ってくる太陽の光が正午にパンテオンの扉に当たることになっているとか。そこに皇帝が登場するというわけ。（パンテオンを作らせた）ハドリアヌス帝はやっぱり只者ではなかった！

2014.03.10

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国際女性デイ

朝晩は冷えるが（気温６度くらい）日中は１５度を超すので、日が出ていれば結構暖かい。今日は女性の日。各地で女性に贈るミモザの花が売られていたし、バールのお兄ちゃんからは「おめでとう！」と声をかけられた。（イタリアではバールはご存知のようにコーヒーなどを飲む所になる。）この国際女性デイは調べてみると割と歴史があり、１９００年代初めにＮＹで始まったものらしい。イタリアには戦後入って来たそう。昨日は息子が学校の遠足で、この国際女性デイ関連のレクチャーに出かけた。主な話の内容は女性に対する暴力と社会における女性の位置というものだったらしい。イタリアでは女性が人口の半分を占めるけれど、お給料は男性に比べると低い所が多いという。世界中の頑張っている女性たちに今年も大きな声で「アウグーリ！おめでとう！頑張って！」と言いたい。

2014.03.08

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ヴィッラ　メデイチ

ローマのスペイン階段上にある美しいトリニタデイ　モンテイ教会を見ながら左にヴィッラ　メデイチがある。内部は知り合いフランス人の結婚披露宴や家人の仕事の関係で何度も入ったことがあるが、特に建物裏側のファッサードと庭園が美しい所なので、個人的に大奨めのスポット。この裏側ファッサードはアウグスト帝のアラパチスから持ってこられた彫刻がはめ込まれているのが、興味深い。今回話題の映画「grande bellezza」でもこの庭園内での撮影があったそう。建物内部は時折開催されている展覧会会場になるので、入場は一部可能だが、庭園と建物の一部を見学することが出来るツアーが月曜を除く毎日催行されているので、興味がある方は是非。（それ以外、通常は公開されている所ではないので注意。）ローマでも高台のピンチョの丘にあり、ルキウス　ルクッルスという共和制ローマ時代の軍人（スッラ将軍の支援者で、美食家で有名だったらしい）が、紀元前１世紀にオルテイ　ルクッルス（彼のお屋敷と広大な庭園）をもともと作ったところ。のちに古代ローマ帝国の皇帝領となった。そこに１５００年代終わり枢機卿フェルデイナンド　メデイチが屋敷を作ったのが、現在のヴィッラ　メデイチになる。１８００年代初めにフランスがここを買い、当時から現在に至るまでフランスアカデミーが入っており、留学生たちの宿泊所も庭園の奥にある。＊昔知り合ったポーランド人のＲはパリからの留学生でここで勉強していた＊サイトもある。Villa MediciViale della Trinità dei Monti 1, 00187 RomaTel: 06 67611見学ツアーは月曜日を除く毎日。２０１４年については英語は１２時から。見学は約１時間。

2014.03.07

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映画監督パオロ　ソレンテイーノ氏のスポット

外国部門でオスカーを獲得した映画「grande bellezza」自体はイタリア内であまり評判が良くない。遊び暮らしているようなイタリアのイメージは全く実際のものとは違うと憤慨している人もいる。一方、新聞では監督パオロ　ソレンテイーノ氏行きつけスポットや映画の撮影場所などが２面に渡って載っていた。彼はナポリ出身だが、現在ローマ旧市街になるヴィットリオ広場付近に住んでいるらしい。（ヴィットリオ広場近辺はローマのチャイナタウンと言われている所で、外国人特に中国人が多く住んだりお店をもったりしている地区になる）彼の行きつけスポットのひとつとして、ヴィットリオ広場近くにあるチャイニーズレストラン、杭州飯店がある。ここは、私も行ったことがあり、ブログでも取り上げたことがある。現在ローマ一番の中国料理の店として知られており、伊大統領や有名人が多く予約は必要と言われる場所になる。そのほか、彼の行きつけの中でわたしが太鼓判を押せる場所として、モンテイ地区になる（コロッセオから遠くない場所）トラットリア　モンテイと、ローマの７大教会のひとつサンタクローチェインジェルサレム教会（エルサレムの聖十字架教会）近くにあるオッターヴィオがある。杭州飯店：via principe eugenio 82, tel 06/4872732Trattoria monti: via di san vito 13/a, tel. 06/4466573Ottavio : Via Santa Croce in Gerusalemme 9, tel. 06/ 702 8595最後に彼の床屋さんはパンテオン近くになるという。お洒落！Roberto D'Antonio : Via di Pietra 90, tel.06/ 678 5891追伸：彼お気に入りのジェラート屋は、やはりヴィットリオ広場近く。FASSI palazzo del freddo :Via Principe Eugenio65, tel.06/446 4740

2014.03.06

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啓蟄

今日は素晴らしいお天気になり、何故か昔妹に教えてもらった啓蟄という言葉を思い出した。太陽暦ではちょうど３月５日ごろをいうらしい。土の中に眠っていた虫たちも春を感じて動くという感じがこの言葉には良く出ている。先日から悩まされていて娘にも移った発疹の原因が多分判明した。大体イタリアの家庭医というのはしょうがないことが多く、今回もわたしの家庭医も娘の小児科のお医者さんも発疹を見せたのにも関わらず、分からなかったのが、問題。たぶんすぐに皮膚科に行っていたら良かったのかも知れない。今回はたまたま食べ物のアレルギーチェックで訪れた自然療法のお医者さんが私の発疹を見ておそらくダニでしょうと言ってくれた。言ってくれたというのは、わたしもそうではないかなと考えていたから。ちょうど発疹が出始めた時期が私の着物の着付けを練習し始めた時期と重なっていることに気がついたのは、先日。この着物は昔母に送ってもらったもので、ほとんど着たことがなく、古いタンスにしまってあったものだが、着始めたときに、通常する洗濯やアイロンがけを今回怠ったことからダニ反応が始まった。本当気を付けないと～！古いものは洗って日に干す、アイロンをかけるというのは大事。

2014.03.05

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結婚式に出られず仕舞い

友人Ｄとは長いお付き合い。だが、考えてみると昔の彼女自身の結婚式にも出られず、下のお嬢さんの結婚式もダメ、今回上のお嬢さんの結婚式も結局行けず仕舞いに終わり、結婚式にはついてないという感じ。昨日は上のお嬢さんが経営するトラステヴェレのプリムズというパブ前、サンタドロテアという小さな教会で結婚式が午後あった。わたしは張り切ってひと月前から練習していた着物を着て、（母が随分前に日本から送ってくれていたのだった）トラステヴェレに行くことにしていたのだった。いざ着物を着て出かけたとたんに娘の学校から電話があり、迎えに来てくれと言う始末。彼女の不思議な発疹が急に痒くてたまらないからということだった。家に着いたとたんにかゆみは良くなったのは勿論言うまでもないし、念のために連れて行った小児科ではもう治りがけですよと言われる始末。ちなみにサンタドロテアはこんな感じ。

2014.03.04

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イタリア映画オスカー獲得！！

以前にブログで取り上げたイタリア監督パオロ　ソレンテイーノ氏の最新作「grande bellezza」が外国映画部門でオスカーを獲得した。イタリア映画では１５年前のロベルト　ベニーニ監督の「ライフ　イズ　ビユーテイフル」に続くものだと聞いた。（もう１５年も経ったなんて！）映画のストーリーについてはブログで扱っているので省略するが、外国から見たイタリアというものが良く描かれているような気がする映画ということと、ローマで通常入場できないような場所で撮影されているので、とても興味深い映画であるということは繰り返し述べておこう。このオスカー獲得のニュウスは不景気が続き、失業者が増えているイタリアでとても嬉しいものと報告されている。【送料無料】ライフ・イズ・ビューティフル［ロベルト・ベニーニ］

2014.03.03

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古代の顔料について

絵を描いていらっしゃる方はご存知の方も多いと思う。色はもともと自然から取られたものが使われていた。というのも人工顔料は大体１７００年代からになる。だから、１７００年以前はほとんど自然の土とか、鉱物とか、動物とか、植物とかそういったものを細かくして色を作って行った訳。スペインのアルタミラの洞窟に代表されるような洞窟に描かれた絵は黄土と（動物の）脂を混ぜて作られた４つの色素からなるそうだ。古代エジプトでは後の古代ギリシャやローマも及ばないくらいに素晴らしい色が作られたそうだが、それは特にミネラルから成るものであった。以下、主な色の材料を紹介。＊ブルー＊有名なシステイーナ礼拝堂のミケランジェロの「最後の審判」は注文主であったパウルス３世が金をふんだんに使ったラピスラズリから作られたブルーが多く使われていることをご存知の方は少なくないだろう。ラピスラズリは現在のアフガニスタン、ペルシャ原産、名前は、青い石という意味がある。値段が張るために古代ではあまり使われなかったという。あるいは古代エジプトで使われた美しいブルーは、銅をやすりですいたもの、重曹を細かくしてまたは窯で焼いたものと砂のミックス、それに粉になったガラスと酸化銅を加えることもあったという。アズライトは、中世から１７世紀までよく使われたブルーで、銅の鉱山でクジャク石と共に取れるミネラル。また１６世紀から１９世紀まで使われたエナメルブルーは青いガラスに酸化コバルトを加えて使われた。＊赤＊一方、赤については古代から主に土が使われたが、特に「シエナの土」と呼ばれる深みのある赤は酸化鉄と細かくした粘土をミックスしたものが有名。フレスコ画の下絵に使われたシノピスは、黒海沿岸シノーペ産になる。古代ローマから中世にかけて使われたミーニオ（鉛丹）はミネラル。もともと原産スペイン北西の川の名前からくるが、ミニアチュール（細密画）の名前はこのミーニオから。毒性が強いので現在は使用が禁止されている。バーミリオンと呼ばれる朱色はシリア産の辰砂というミネラルから作られる。＊緑＊主に銅、あるいはクジャク石を細かくしたものから。＊黄色＊赤同様に黄土が昔から使われた。あるいは酸化銅と石灰を混ぜた物、硫化ヒ素が使われた。（黄色に毒があるというのはそこからくる。黄色が好きだったゴッホは中毒であったかもしれない）＊黒＊石炭、あるいは石灰化させた動物の骨を砕いたものが使われた。＊白＊古代からミネラルが使われた。「石灰の白」と言われ、（イタリアでは聖ヨハネの白という）フレスコ画などによく使われた。また、鉛白も使われた。

2014.03.02

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今年のカーニバル！

先日ご一緒だったカップルは「これからヴァネツイアでカーニバルなんです！」と張り切っていらした。そのカーニバルは今真っ最中だが、来週の火曜日マルテデイ　グラッソで終わりになる。先日から話題にしていた娘の学校の仮装行列があった。幸いに雨の予報が外れてお天気は上上。（彼女も晴れ女かも知れない。）今年は何と幼稚園から中学校まで学校中が参加で、すごい仮装行列だったらしい。（残念にわたしは行けなかった。）今年学校中で読んでいるジュール　ヴェルヌの「８０日間世界一周旅行」をもとに、主人公が回った国の衣装を各クラスが工夫したという。娘のクラスは女の子たちは先生が作った着物のような衣装に髪を結って（全部先生担当）、男の子たちはそれぞれ柔道着か、忍者風の衣装を着て学校周囲を回った。娘の先生も着物にかつらをかぶって歩いたという。後日の写真が楽しみ（写真やさんが来ていたらしい）！八十日間世界一周著者：ジュール・ヴェルヌ価格：1,008円（税5%込、送料込）楽天ブックスで詳細を見る八十日間世界一周著者：ジュール・ヴェルヌ価格：998円（税5%込、送料込）楽天ブックスで詳細を見るジュ-ル・ヴェルヌが描いた横浜著者：新島進価格：735円（税5%込、送料込）楽天ブックスで詳細を見る

2014.03.01

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