ローマ国立考古学博物館別館
昔は考古学国立博物館というと、テルミニ駅の前にあるデイオクレテイアヌス帝大浴場跡内部だけだった。そこも、長い間修復されて最近きれいになったので、お奨めスポットのひとつなのだけれど、その近くにあるマッシモ館も現在別館のひとつとしてきれいになり、アウグスト帝御妃のリヴィア別荘にあった美しいフレスコ画を始めとして、アウグスト帝の肖像や数少ないブロンズ製の「休憩するボクサー」像など見物はかなりあるので、お奨めになる。(過去のブログ参照)そのほか、時間があったら是非足を延ばしていただきたいのが、(券は共通になり3日有効なので)ナボナ広場近くにあるアルテンプス館。ここは、もともとルネッサンス時代の建物を拡張した貴族の館。内部の回廊も素敵だが、2階に上がって(こちらの1階)回廊の壁や天井に描かれたフレスコ画もいい。有名なところでは、「自殺するガリア人」やヴィーナスが産れる場面を描いた「ルドヴィジ玉座」など。宝物は沢山あるが、全く混まないところなので、ゆっくり出来るのが何と言ってもグッド。ヴェネト通りをあがって行ったところに現在ではちょっとだけ残るルドヴィジ館にあった古美術のコレクションがここの大部分を占める。ルドヴィジ館はもともと古代ローマ時代の歴史家サルステイウスの別荘があった場所であり、そこは皇帝領となった所なので、美術品もすごいものがあるわけ。ローマ国立考古学博物館、アルテンプス館Museo Nazionale Romano,palazzo Altempspiazza S.Apollinare, 46tel.06-399677009時から19時まで月曜日休館7ユーロ(国立博物館共通券、3日有効)