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ゆりんいたりあ日記

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2014年09月の記事

全19件 (19件中 1-19件目)

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ナボナ広場の物件

ローマのナボナ広場は１２月クリスマス市が立つことでも知られ、通常は画家たちが自分の絵や観光客の似顔絵を描いて売っているような場所。ベルニーニの「４大河川の噴水」が有名だ。ローマっ子には一番人気がある広場とも言われる。ここに、現在ブラジル大使館が入っている美しいパラッツオ建物がある。パンフィリ館で、１６００年代にローマ法王イノケンテイウス１０世が自分の屋敷として建てさせたもの。この屋敷内にある家が売りに出されている。昨年外国部門でオスカー受賞の映画「グレイトビューティー」で撮影が行われた５００平方メートルの大きな家。色大理石や漆喰で飾られた家の値段は、８百万ユーロ。現在家の売買が不況のために滞っているローマではイタリア人に売るのはかなり難しく、今景気のいいロシア人相手になるかとあった。ローマによく来る金持ちのロシア人は、ホテルだと登録が必要になるため、こういった家を持ちたがるということだった。

2014.09.29

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レンブラントの「夜警」について

家に美術の巨匠たちについて解説するDVDがあったのを思い出し、オランダから帰って来てから改めてゴッホとレンブラントについてのものを見てみた。その中で、レンブラントの「夜警」についての解説が非常に楽しかったのでここで紹介。夜警は英語でもナイトウオッチと言われる位だから、夜番のようなものでグループで街を回るのだろうかと思っていた。実際に絵の背景は夜のようにとても暗いのだ。だが、解説によれば、絵は長年のうちに暗くなってしまったもので、もともとは夜を描いたものではなくて、火打銃隊を中心とするオランダ市民のパラータ行進を描いているものだという。しかも、絵は３メートルかける４メートルという大変大きなものだが、本来はもっともっと大きかったものが切り取られて現在の大きさになっているという。きちんとした解説って本当に面白いと思う。当時のオランダ市民の力を示すこの絵には沢山の人が描かれているが、絵の小さな部分にレンブラントの顔の一部が描かれている。また、前面に描かれている黄金色の衣装をつけた女性の顔が亡くなった奥さんサスキアに似ているという話もある。この女性が持っているのが死んだ鶏一羽。この行進の中で食事の支度をしなければならなかったからということだ。こんな風にして見ていると絵は本当に飽きない。ここには、オランダのストーリーと共に永遠の人間性などが描かれていてやはりレンブラントはすごかったなと思った次第。

2014.09.28

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秋到来！

秋分の日からいきなりイタリアは秋に突入した気がしている。雷雨注意報がイタリア中に出て、突然雨になったり雷がなったりしている。急いでノースリーブや海のものは仕舞い始めないとなと思っている所。夏の終わりはいつも少し寂しいのだけれど。ローマの秋はとても光が美しいし、食べ物も美味しい。着るものを考えるのも秋口から楽しくなる。ということで、またファイトで秋を過ごしたい。

2014.09.25

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エッシャーの世界

ローマのキオストロ　デル　ブラマンテでエッシャー展が現在行われている。たまたま寄ったローマのレプブリカ広場近くにあるフェルトリネッリというブックショップで売られていたエッシャーの本をゲット。思いがけずエッシャーについて勉強することになった。彼の絵はだましえのような絵が有名だと思う。その本では彼の生い立ちや彼の絵の基礎になるものが良く分かり、改めて彼の絵についてじっくり考えてみたいなと思った。彼はオランダのレーワルデンに１８９８年６月１７日５人兄弟の末っ子として生まれた。お父さんは技師だった。学校の出来は全く良くなく、唯一の取柄はデッサンだった。デルフト、ハーレムにて建築と装飾美術を学ぶ。アーチスト、ジェスルム　メスキータに励まされ、彼の学校でデッサンを続ける。エッシャーはオランダ、ベルギー、スイスに住んだが、１９２１年から長くイタリアに滞在し、特に南イタリアとアブルッツオ州の風景や建築を特に好んだ。１９３６年南スペインのグラナダにあるアルハンブラ宮殿とコルドバのメスキータを訪ね、特にアルハンブラのタイル模様に惹かれる。ここから彼の連続模様が始まった。サンジミニアーノモンレアレサンピエトロ寺院彼はフランドル絵画特有の伝統ある細密画に近いデッサンをしたが、その背景には中世絵画やボッシュのファンタジー、ヴァン　アイクやパルミジャニーノの鏡を使ったトリックなど、様々な要素を取り入れている。今回私の好きな美術史の世界がこれでまたつながったような気がしてひどく嬉しい。ボッシュ（ボス）連続模様展覧会が楽しみ。その詳細についてはまたブログで。

2014.09.23

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辻邦生「夏の砦」を読む

辻邦生の本は読んだことがなかったように思う。知り合いに奨められて彼の晩年の書簡集を読み、美しい日本語と、彼の透明な死後を見つめる感覚に惹かれた。手紙、栞を添えて著者：辻邦生価格：799円（税込、送料込）楽天ブックスで詳細を見る短編集「風の琴」は彼が絵を見ながら物語を創作したもので、絵も興味深いものが集められており、短編もとても面白かった。その後、彼の奥さまは中世美術の研究家であったということを知り、彼女の中世美術に関する本も読んだ。それは古代ローマ時代のフレスコ画のモノクロームから中世美術、ボッシュに至るまでの考察で、それも良かった。辻邦生のヨーロッパ生活時代を描いたと思われる「サラマンカの回廊から」は奥様も時々登場していた。アノニマス（無名）で生きるということの大事さが時折辻さんによって述べられるのが、興味深い。夏の砦著者：辻邦生価格：637円（税込、送料込）楽天ブックスで詳細を見る最近読み終えた「夏の砦」は北欧でタペストリーの研究をしていた女性が行方不明になった物語だったが、読みごたえがあり、美術史に興味がある方にもそうでない方にもお奨めできる。行方不明になる前に彼女が書いた手紙の一節に心を打たれた。「（前略）そのように生きた一人の人間の魂の高揚が、あたかも落日が地上の町々を美しく輝かすように、それら物言わぬ事物の上に光を投げ、彼らの眼には見えない言葉をそこに読みだすことだとすればそれ以上に人間らしい仕事は考えられるでしょうか。」

2014.09.22

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欧州文化デイ

今年は昨日の９月２０日と今日２１日がヨーロッパ文化日になった。そこで、２０日土曜日はローマ中のモニュメントや美術館が１ユーロで入場出来るということになった。朝早くから学生グループがわんさか集まり、コロッセオはすご～～～い列。（いつもすごいけど）旅行会社では入場できない可能性もあるということで、（予約もすべてキャンセルされてしまった）かなり懸念していたのだが、朝いちばん（８時半にオープン）は何とか大丈夫、無事入場できてラッキー！グループの場合には行程がぎっしり詰まっているのでコロッセオで列を作り待っている時間はないのだった。でも、朝いちばんのコロッセオって内部人が少なく、お奨め。スペイン階段下の破船の噴水はようやく修復工事が終わったのだけれど、まだお水は出ていない。トレヴィの泉も修復中なので、（２０１６年までかかるらしい）水は入っていないし、彫刻も大部分見られない＊足場がかかっている＊が、作られた橋を渡って工事を近くから見ることは可能。（ちょっと列はあるよ）修復に入ってしまうと、ちょっと残念なことは残念だけれど、モニュメントが綺麗になることは大事だからとりあえず我慢。

2014.09.21

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黒白の縞についての考察

ジェノヴァ大聖堂の美しいファッサード（正面）は先日お話したように白黒の縞になっている。中世（美術史では西ローマ帝国滅亡からコロンボのアメリカ発見までをいう）、この白黒の縞々は卓越性を示すもので、例えばジェノヴァの場合ドーリア、スピノラ、グリマルデイ家に代表されるような貴族だけが使うことが出来たものだという。白黒の縞で思い出すのだが、例えばピサのピアッツア　デイ　ミラコリにある洗礼堂やアマルフィの大聖堂。これからも縞々が特徴で、ビザンチン、アラブ、ノルマンなどの影響があると言われている。そういえば、フィレンツエの洗礼堂も縞々だった。縞々を考えながら改めてイタリアを旅するのもいいな～と思った次第。

2014.09.18

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レンツオ　ピアノ氏を思い出す

ジェノヴァの港はイタリア一大きいと言われるが、その古い港はポルトヴェッキオと呼ばれ、かのイタリアが誇る現代建築家レンツオピアノ氏が近年再設計したもの。彼の代表的な作品としてローマのアウデイトリウム（市公会堂）からパリのポンピドゥーセンター（これで彼は一躍有名になった）,関西空港にアムステルダムのネモ（科学博物館）がある。最近読んだ話では北スペイン、サンタンデールのカルチャーセンターのプロジェクトが進行中とのことだった。＊もちろんそれだけではない＊彼のサイトはこちらを参考に。ジェノヴァ出身の彼のストウデオロはジェノヴァのこの丘にあるらしい。

2014.09.17

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ジェノヴァ旧市街散策!

旧市街は昔の街の門であったポルタ　デイ　ヴァッカからカンポ通りを抜けてピアッツア　フォッサテッロ広場まで。広場からサンシロ聖堂（昔のジェノヴァの大聖堂）を見学し、そこからイタリア一美しい通りと言われるガリバルデイ通りへ。昔の執政官街道アウレリア街道がここを走っていたという。現在の通りは１５５０年に作られたもので、ジェノヴァの昔の繁栄を思わせる貴族の館が並んでいる。突当りフォンタナマローサ広場からメインストリート４月２５日通りを歩いてフェッラーリ広場に戻る。ここからドウカーレ宮殿を抜けて現在のジェノヴァの大聖堂になるサンロレンツオ聖堂へ。ここはやはり見逃すことが出来ないくらいの美しさ。イタリアゴシック建築の代表的な建物になる。(厳密にいうと一部ロマネスクも入っているのだけど）サンロレンツオ通りを海の方に抜けて、あとは商人たちのロッジャあたりから旧市街の老舗を冷やかすのもよし、港に出て海沿いを散策するのもよし。ちなみに港にある水族館はイタリア一大きく、ヨーロッパではヴァレンシアに次いで２番目の大きさになるそう。いるかの入っているプールから見る街並みが美しい。ジェノヴァでもお金持ちは丘に住んでいるのだった。

2014.09.16

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懐かしのジェノヴァへ

久しぶりにジェノヴァに行って来た。ローマからジェノヴァまでは飛行機で一気に行く方法もあるのだが海沿いを今回は電車で。途中トスカーナ南部のオルベテッロ辺りや、リグリア地方に入ってチンクエテッレの景色を楽しむ。ローマからフィレンツエ方面、ミラノやヴェネチアまでは現在高速電車でとても近くなっているのに対し、海沿いのほうはまだ今イチ不便でインターシティ特急か、フレッチャアルジェント（銀の矢）の高速電車で４時間から５時間はかかる。着いたジェノヴァのプリンチペ駅は工事中でガタガタしていた。（駅はブリニョレもあるので注意）駅前のバス乗り場から３５番バスに乗って旧市街へ。（のちにホテルの人は駅から旧市街は歩いても２０分くらいだと言っていたが、慣れない人はバスがいいかも）近年ジェノヴァにも地下鉄が出来、駅の海側から地下鉄も利用できるが、結構分かりにくいかも知れない。切符は地下鉄、バス共通券で１００分有効１，５０ユーロ。旧市街の中心は何と言ってもピアッツアデフェッラーリ。ここにはドウカーレ宮殿やオペラ座などがあり、如何にもジェノヴァの真ん中という感じがする。ここを一歩旧市街に入るとヴェネツイアの小路にも似た細い道が続いていて、迷いながら歩くのがとても楽しい。一時アメリカ軍がジェノヴァにいたころは彼らと娼婦が沢山群がるような場所だったらしい。現在、アメリカ軍はもういないけれど、娼婦の姿は時々見かけた。旧市街には歴史の古い老舗が結構あって、そういったお店を見て歩いたりするのもいい。私が見たのは旧市街のピアッツア　ソツイリアにあるお菓子屋さん。創業１７８０年だそうで、宝石やかと思うような豪華なお店に驚いた。名前はロマネンゴ。（次回のブログへ）

2014.09.15

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イエンガーヨガにトライ

しばらく会っていなかった友人Lはちょっぴり痩せていた。昨年から始まった更年期障害で頭痛がひどく、また踝のリンパが腫れてそのためにフィジカルテラピストから推奨されたイエンガーヨガを始めてみたと言う。イエンガーヨガって何よと思ったら、始めたインド人男性の名前がそうだったらしい。今年８月９６歳で亡くなったようだ。何でもハタヨガのひとつになるという。二人で調べて見ると割合近所のカウントリーに教えている場所があるじゃないの。インストは２５年もヨガをしているFという女性。イエンガーさんにも何度も会っている。年齢は５５歳くらい、長い細い脚が美しい。自宅の地下を改造して気持ちの良いジムが作られていた。彼女の話では人間の体で重要な背骨を強化するために腰と足、脚の運動をするのだという。特徴的だったのは帯や木のブロックなど様々な道具を使ってヨガをするということだった。人間の体は怠けさせてしまうと怠けてしまうので、これから気持ちよく歳を取るにあたっても色々な場所を強化しなければと思いながら帰宅したところ。

2014.09.11

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晩夏の海を楽しむ

一年ぶりに古い友人Mに会った。彼女の義理の弟が海の施設を経営しているのでローマから海沿い５０キロ離れたサンタマリネッラに彼女はいるのだった。そこは風がいいとかでサーファーに良く知られる場所らしい。義理の弟Oも実はサーファーで、友人たちと施設を経営しているのだった。Mの息子はインドからの養子だが、現在１２歳。ヒョロッと長くなった彼も波乗りで夏中過ごしたという。晩夏の海は秋の風が吹いてちょっとだけ寂しい。週末はまだ人が一杯になる海岸も平日は人が少ない。そういえば今晩は満月だった。彼女たちに次回会えるのはいつになるだろうか。

2014.09.09

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アンロック　ラヴ！

アムスの街中中にかかっている橋のひとつでもやはり鍵がかかっているのを見た。今世界中の橋や街灯に鍵がかけられているのはご存知だろうか。由来はもともとフェデリコ　モッチアというイタリアテレヴィドラマ作家が書いた「上空３メートル」という本で、恋人たちがローマのミルビオ橋に愛の誓いとして鍵をかけたのが始まり。鍵をかけると恋愛が成功するということだろうか。永遠の愛につながるのか。パリでも鍵が沢山かかっている橋を見たし、ヴェローナのジュリエッタの家の中庭にも鍵が沢山かかっていた。現在オリジナルの場所となるローマのミルビオ橋では鍵の重みで橋の欄干が壊れると言うことで（それほどすごい量の鍵がかかっていたのだった）全部取り外しになり、現在はアンロック　ラヴ！という看板がかけられるようになった。つまり、愛に鍵をかけないで！ということらしい。

2014.09.07

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アムスエピローグ

おとぎの国に迷い込んだような感じが楽しかった。旧市街を歩いているとすご～い麻薬の匂いがしたり色んな所で麻薬（ソフトドラッグらしいが）が扱われていたりしていたのだけど、そのほかに虹の旗がかかっている所が結構あって、それは同性愛者たちが堂々と泊まることが出来る宿泊施設らしい。ヴァチカンがあるローマに住んでいるとそんなものはまず見ることがない私には非常に興味深いことだった。食べ物はオランダ料理ってものがまるでないかのような感じを受けた。おそらくオランダ人はチーズにパン、ハムみたいな簡単なものを食べているのではという気がした。多いのはステーキ、ハンバーガーにポテトフライ。コロッケも名物と聞いたので一応食べてみた。世界各国の料理がアムスには入っているのでオランダ風の料理を味わったり、イタリアンやギリシャ風を楽しんだりしてきた。ビールはお水より安かった。次回はベルギービールを味わいに行こう。

2014.09.06

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オランダの風車を観に行く

風車は至る所に残っているらしいが、一個だけ見ると言うのも寂しいと欲張って沢山あるところを探してみた。アムスから北の方にザーンス　スカンスという場所があり、ここはスペインとの８０年戦争（スペイン支配が終わった）の舞台としても有名らしいのだが、（スカンスは砦の意味合いがある）一頃は１０００もの風車が並んでいた当時の工業地帯だったという。ここで、風車を利用して木材を切ったりカカオ豆を曳いたりオイルを作ったりしていた。近年そういった風車を復元し、風車などが沢山並ぶ観光地になっている。行き方はいろいろあって街中から半日ツアーでも行かれるようになっているが、わたしはセントラル駅前のバス乗り場プラットフォームCから３９１番に乗ってアムスの新市街を通りザーンス　スカンまで（風車とバスの運転手に言うといい）行ってみた。バス往復切符は７ユーロ。内部はまず博物館兼インフォメーションセンターがあり、１０ユーロの切符を買うといくつか博物館内部を見られるほか、お土産さんやレストランで割引がある。ただ、買わなくても博物館内部以外はオープンスペースなので問題ない。風車を見たり、牧場に放されている牛や羊を見たり、チーズ工場を見学したり木靴を作っている所を見たり、お土産さんを覗いたりして過ごす。帰り、アムス郊外の家をバスから眺めながら街中に帰った。次回のオランダはチューリップの季節もいいな～と思いながら。サイトはこちら。

2014.09.05

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レンブラントの家からアムス旧市街

国立美術館一観光客を集める「夜警」を描いた頃のレンブラントは乗りに乗っていた時代であったらしい。裕福な家柄の娘であったサスキアと結婚し、上流社会にも顧客を広げるようになる。（当時肖像画家として有名だった）現在レンブラントの家として開放されているのは、その時代の家を（場所はそこだったらしい）復元したものになる。「夜警」完成直前にサスキアが亡くなってしまい、家の借金を抱えて貧乏になってしまったレンブラントは町の西の方に移ることになる。（そこで西教会に葬られたということ）家内部には彼のエッチングや絵、家具、家の中に飾られていた装飾品（古代ローマ風の彫刻も多い）があって興味深い。レンブラントの家からアムスセントラル駅の方に向かって旧市街を歩くとチャイナタウンのような地区がある。いわゆる花窓と言われている所らしいのだが、世界各国のレストランが多く軒を連ねている。その中に怪しい中国人経営のマッサージ店があったりしているわけ。花窓に立っている女性は何人か見た。みなさん、かなり体格のいい、割合に年配の女性だった。アムスは売春やドラッグに寛大な国らしい。（続きはまたブログで）

2014.09.04

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ゴッホ美術館

国立美術館前は夏の間野外コンサートが開かれるスペースがあり、人々の憩いの場となっていた。そこを抜けるとすぐゴッホ美術館がある。現在はエントランスホールが新たに出来るそうで大きな丸い建物が横に建設中。ちょうど夏の間は金曜日遅くまで（２２時）開館ということだったが、念のためここも予めチケットはゲットしておいた。（午後１７時ごろ入館したためか、入り口はそう混んでいなかった。１１時から１５時くらいがもっとも混むと言う話）通常の美術館で見かけるゴッホは何枚かという感じなので（オルセーはちょっとあったかな）、全館ゴッホの絵というのは実に見応えがあった。彼の描きはじめは、他の画家たちの絵を真似していたためにスラーなどに似た物もかなりあった。彼が自分の絵のスタイルを交錯しながら確率していく過程が非常に興味深い。当時流行っていた日本画に似た物もいくつかあった。私が特に気に入ったのは、彼が持っていた木箱。中に彼が色の組み合わせを研究するのに使われていたカラフルな毛糸が入っている。コンプリメンタリーカラー補色をそれでチェックしたわけ。彼の補色の使い方は特に特徴がある。また、近年の研究によって、彼が描いた有名な寝室の絵の壁は水色ではなく、もともとピンクであったという。（変色したらしい）ブックショップでは彼の耳が売られていて驚いたが（ゴッホが切った耳？）耳のついたキーホルダーは空港でも売られていた。（続きはまたブログで）

2014.09.03

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アムス美術館巡り

宿はかつてのユダヤ人街であったヨルダンというお洒落な地区の近くにしてみた。が、旧市街で便利なのは良かったにしても夜になると酔っ払いが煩く、びっくり。アンナフランクの家はいつ行ってもすご～い列で、ついに入場できず仕舞い。ネットで前売りを買っていくのが無難だったかもしれない。その手前にある西教会はレンブラントが埋葬されたという話だったが、共同の墓に入ってしまっているので（彼は晩年貧乏になっていたのだった）墓もないと聞いた。お目当てだった国立美術館は建物も素敵で、現在はしかもカルダー展が室外で開かれていたのがラッキー。ここは前もってチケットをゲットしていたが、思ったほどはそう混んでいなかった。（チケット売り場列はあったけど）チケット１５ユーロ。ここは、年代順に地上階から３階まで様々なもの、絵や家具や模型などが並べられているのが面白い。オバマ大統領が訪問したときに観ていたレンブラントの「夜警」の前はすごい人だった。（モナリザには負けるけど）個人的にはレンブラントもいいけど、やはりフエルメールと言うわけで、彼の絵をじっくり堪能。絵を描くのが非常に遅かった彼は作品の数がとても少ない。ブルーを愛した彼は高価なラピスラズリを削って色を塗った。そのブルーと、描かれている薄い光を観る。そうそう、オランダはちょうど１５度から２０度という気温で持って行った薄目のダウンが重宝した。お天気は変わりやすく、（雲の動きが滅茶早い）曇りからシャワー、晴れという具合。（次回のブログへ続く）

2014.09.02

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憧れのアムスへ

太陽がサンサンと輝く国で過ごしているとヨーロッパの北国の光にときどき触れてみたくなるのは何故だろう。美術史を勉強していた時に先生からフェルメールの絵の特徴として北国の薄い光を指摘されていた。冬の長い国で彼の描く絵はほとんどが室内になっている。実際に光を見なければと思っていた。アムステルダムはローマから飛行機で約２時間ちょっと。まるで国内旅行のような感じで旅が出来るのが有難い。また、飛行場から市内までは頻繁に電車が出ていて１５分でアムスセントラルに着いてしまう。チケットは自動販売機もあったが、チケット売り場で買う。＊現在４ユーロ、手数料１ユーロで５ユーロ。＊セントラル駅からは便利できれいなトラムが沢山出ている。チケットはトラム内で運転手からゲットでき、現在１時間チケットが３ユーロ弱。街を歩くとすご～い匂いが鼻をつくが、これは麻薬。アムスはそういう所らしい。ビヤホールの多くもそんな匂いがしていた。（次回のブログに続く）

2014.09.01

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