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ゆりんいたりあ日記

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2014年11月の記事

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トルティーヤ、ニュウレシピ

古い友人で最近イエンガーヨガ仲間でもあるＬがお茶に来てくれた。子供の話、最近家にセットしたペレットストーブの話や彼女が凝っている演劇工房について話が弾んだ。ペレットストーブは最近日本でもヒットしているが、イタリアでも大人気。彼女の家の寒かった地下階がペレットストーブのおかげで一気に暖かくなってと嬉しそうだった。最後に彼女の得意なトルティーヤのレシピを教えてくれたのでここで＊わたしのとはまたちょっと違うので＊紹介しよう。（材料）じゃがいも数個玉ねぎ数個西洋パセリ少し卵数個塩コショウ（レシピ）１．まずじゃがいもを皮ごと茹でる。茹ったら皮をむいてから小さ目に切る。２．フライパンにオリーブオイルをひいてから、みじん切りにした玉ねぎとパセリをよく炒め、そこに１のじゃがいもを加え、まだ少し炒め、塩コショウで味を調える。３．形を整えたうえで、よく溶かした卵を入れて、焼き上げる。彼女曰く、これが本来のスペイン風トルティーヤ。

2014.11.30

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雨の爆弾

雨の多かった１１月がついに終わろうとしている。今年最後の月、１２月はあまり雨が降らないといいな～と思っているのだけれど。昨日お昼過ぎから急にお天気が悪くなり、ローマ北部の沿岸沿いでは雨の爆弾だった。雨の爆弾と言うのは短い時間内にものすごい量の雨が降ることを言う。大きなあられも落ちていた。そこで執政官街道のひとつになるアウレリア街道は一部通行止めになったほか、電車も不通になるなど大きな被害が出た。テイーンの息子を迎えに行こうと車で出たら、いつもの道がドロ川のようになっていて、水の量がもう少し多かったら車が運転できない状態だったため、ひどく驚いた。イタリアに長く住んでいるけれど、こんな光景に出くわしたのは本当に初めてだった。幸い昼過ぎの時点ではまだ車で通行出来る状態だったのだが、午後遅くは通行止めの所が多くなったと言う話だった。電車で通勤する家人は途中まで電車があったけれどあとはアナウンスもなくおろされて終わりということになってしまい、私がおそるおそる車で途中まで迎えに行くことになった。今日は一部まだ障害があるようだが、学校も普通通り。お天気予報をにらむ日がまだ続きそう。

2014.11.28

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「Ｓ先生のこと」を読む

S先生のこと著者：尾崎俊介価格：2,592円（税込、送料込）楽天ブックスで詳細を見る今年も母からのクリスマスの小包が届いた。ローマでは手に入らない食料やら日本語の本が入っているのがひどく有難い。本はオンラインで注文して送ってもらうという手もあるのだが郵便事情の悪いイタリアではこうして追跡可能な方法で送ってもらうのが一番だと思う。さて、その本の中に大学のゼミの友人であり、ブログ仲間でもある釈迦楽先生、Ｏ氏の本を入れてもらった。彼はアメリカ文学の専門家であり、大学時代はゼミのＯ教授のお弟子さんだった人で、現在はＡ大学で教授をしている。Ｓ先生は私たちのゼミのＯ教授に呼ばれて大学でアメリカ文学を教えていらした教授のこと。思うのは、私が何気なく過ごしていた大学時代、彼は本当にちゃんと勉強をしていたんだな～ということ。それとここに描かれているＳ先生もあまり知らなかったけれどすご～い先生だったんだなということ。この本は昨年エッセイストクラブ賞を受賞しただけあって、本当に良く書かれていた。書き方は私たちが知っているＯ氏独特のもので、ユニークながら大事なことはきちんと突き詰めて書いている。私はところどころ涙を出しながら感動して読んだ。話の進め方も一風変わっていてちょっと洒落ているのが結構気に入っている。これもお奨めしちゃおう。

2014.11.27

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イタリア人はフランスかぶれか？

先日の新聞では、年間平均してイタリア人はどのくらい化粧品に金を使うかという記事があった。スイス人が年間にして約２５０ユーロ使うのに対し、イタリア人は約１５０ユーロということだった。（平均の給料も違う気がするが）そして、そのイタリア人に人気があるというフランスのメーカー、ロクシタンを最近薬屋さんで見つけ使い始めているわたし。歳を取ってから多少は気を遣うようになり、特にクリーム類はボデイクリームにフェイス、ハンドとまあまあのものを使っているが、プロヴァンスのロクシタンは割とビオな感じと香りもつつましいのが良い。特に乾燥肌の私には冬の間に使うハンドクリームやボデイクリームが良い感じなので、ここで紹介。ロクシタン・馬油に負けない。シアバター『ハービーハンドクリーム30g　G（グリーンティーの香り)』空気のような軽やかさで、しっかり保湿【サンプルミニサイズ】L'OCCITANE ロクシタンシアリッチボディクリーム 8ml 結論としてイタリア人は有名ブランドおよびフランスものが結構好きなようだ。（わたしもかな？）

2014.11.24

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コロッセオで野外音楽祭？

ひょっとすると将来ヴェローナのアレーナで毎夏行われる野外オペラ祭のようにコロッセオのアレーナで音楽祭などが行われるようになる可能性もある。イタリアはなかなか難しい所で、コロッセオも考古学地区として非常に重要なモニュメントだとして、現在ローマの新しいサッカースタジアムが郊外に構想中なのだけれど、そのスポンサーになるまたローマサッカーチームの持ち主になるパッロッタ氏が、コロッセオで有名サッカーチームの試合をしたらどうだろうという提案は今の所拒否されている。確かにサッカーの試合では色んなことが起こり得るので案は楽しいけれど、ちょっと危ないかも知れない。息子が席はコロッセオ内どこに作るんだよと言うが、それは（内部座席はもちろん今のところないから）将来作ることになるのだろうけれど（それも大変そう）、考え方としては悪くないんじゃないのなんて（資金作りにも）思っている。

2014.11.23

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ナボナ広場界隈

テイーンの息子がクラスで遠足に出かけた。目的は現在キオストロデルブラマンテでしているエッシャー展。展覧会の案内予約時間まで余裕があったので、美術史の先生と付近を歩いたらしい。（イタリアでは中学校から高校まで美術史が学科に入っている。）キオストロデルブラマンテのあるサンタマリアデッラパチェ教会のラッファエッロのフレスコ画は見たらいいよとは言っていたが、先生が張り切って随分回ったようだ。まず、カラヴァッジョの絵を見に近くのサンルイジデイフランチェージ教会とサンタゴステイーノ教会。パンテオンからコレッジョロマーノがある場所まで歩き、クーポラのない聖イグナティウス教会も。（この辺まで来る日本人はあまりないと思うが、実はイエズス会の本拠地で近くにフランシスコザビエルの右腕とイグナティウスデロヨラの遺体が納められるイエズス会教会もあるのだった）サンルイジデイフランチェージ教会内にあるカラヴァッジョの「聖マタイのお召し」エッシャー展の案内（グループは予約をすると案内付が可能）は１時間半、案内はまあまあだったが（彼もエッシャーの本を読んで勉強していたようだ）展覧会はとても良かったと言っていた。彼はクラスの代表だからこうして自分の興味ある展覧会などの遠足をオーガナイズしているらしいが、他のクラスも誘ったのに最終的には彼のクラスだけになったということだった。次回は数学に関する展覧会か、国立図書館への遠足かなと話していた。

2014.11.20

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「レオナルドの秘密」を読む

イタリアでレオナルドと言うともちろんレオナルド　ダヴィンチ。現在イタリアでベストセラーのひとつになっているという本、美術史家コスタンテイーノ　ドラツイオ氏の「レオナルドの秘密」を読んでみた。ローマで数多くの足跡を残したミケランジェロに比べるとレオナルド　ダヴィンチはローマに滞在したにも関わらず足跡が少ない。ローマで彼の作品はヴァチカン美術館内にあるピナコテカ絵画館の「聖ヒエロニムス」くらい。レオナルドは画家というよりは色んな事に興味がありすぎてローマでは人間の体の解剖などをしていたらしい。ただ、当時解剖は禁止されていたために異端で捕まらないように表面上は詩を作ったり人工の蝶を飛ばせてみたりなどしていた。この本では謎の多いレオナルドが実際にはそう謎めいた人物ではなかったという。例えば、あのモナリザは現在でも誰がモデルか分からない。フィレンツエの僧院に眠る女性の骨からモナリザの顔を復元してみるなどということも試されているようだ。が、実際にはどこかの女性をモデルにしながら、レオナルドが死ぬまで描き続けていたものなので、絶えず修正がなされそのために実存しない人物になっているという。また、プラド美術館にあるモナリザはレオナルドのお弟子さんが描いたもので、それは売ることを目的にレオナルドが描かせたものだという。ルーヴル美術館のモナリザが真っ黒なだけに多彩色のプラドのものはオリジナルの色が分かって興味深い。実際にモナリザのレプリカは当時多く出回っていたらしい。何とヌードのものまであったという。この本はイタリア語で読んだけれど、そのうち日本語訳が出ることも考えられる。英語版の方が早いかな。結構面白かった。

2014.11.19

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映画ＨＥＲを観る

her／世界でひとつの彼女　ブルーレイ＆DVDセット【初回限定生産】【Blu-ray】ホアキン・フェニックス楽天ブックスで詳細を見る最初は驚いた。ストーリーをばらしちゃうと、コンピューターのＯＳが彼女になるという話。観てからＯＳの声はかのスカーレット　ヨハンセンで、昨年のローマ映画祭で主人公役のホアキン　フェニックスとローマに来ていたのを思い出した。確か賞をもらっていたはず。実際に触ったり出来ないＯＳの彼女で本当に満足が出来るのかというと不思議な感じがあるけれど、将来のストーリーとしてはかなり面白い。最後にその彼女はいなくなってしまって、残る主人公は古い女友達と残ることになる。実存する女友達が彼女になる可能性が強いような気がするのは私だけかな。その女友達のエミーはコンピューターゲームを作る仕事をしているが、旦那さんと別れたばかり。「人生はあっという間だからジョイア喜びを。」という。結論として結構いい映画だった気がしている。見る価値あり。

2014.11.17

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イエンガーヨガでリラックス

歳を取ると背骨を支える筋肉も弱ってくるし、自分では気が付かないうちにとっている姿勢（多くの場合座っているとき）で背骨のゆがみがひどくなることが多いと言う。ヨガの先生Ｆが手術直後でレッスンを代行してくれたのは、先生のご主人Ｍ先生だった。昔フィジカルテラピストをしていたというだけに背骨に関する説明がとても詳しかった。そうそう、Ｍ先生は８０年代初めローマで最初に出来た指圧の学校にも行っていたのだと、また、多くの日本人から様々な哲学を教えてもらったと言っていらした。背骨は沢山のデイスクから出来ているので、それをひとつひとつ伸ばすことと、そのためにスペースを与えることが必要になるという話がとても良かった。最近肩甲骨の後ろが固く感じられることが多いのだけれど、それに対してトルシオーネつまり上半身のねじりを奨められている。また、ヨガのポーズのひとつになるムッカ牛のポーズもオシリを高く上げるようにして背中を強くするのにいいようだ。日本ではおそらくまだイエンガーヨガは普及していないと思うけれど、Ｍ先生の話では先日フィレンツエで大きな会合があり、そこから東京にも行っているということだから、これから流行る可能性もある。

2014.11.13

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ローマの地下鉄・バスで気を付けること

昔むかしローマに初めて来たときに「ローマの地下鉄って暗くて怖い！」と思ったのを覚えている。今は慣れたけれど、東京の地下鉄などを思うとやはり随分違うものがある。（やはり照明が悪いのかしら）その地下鉄特にＡ線はラッシュアワーなどを含めて＊イタリアは朝と昼、夕方の３帯あるので注意＊混んでいるときが危ない。私はなるべく混んでいるバスや地下鉄には乗らないようにしている。（車両を替えるとか、１本待つとか）混んでいる際にスリあるいはジプシーが急いで乗って来て、鞄をやられてしまうというケースがよくある。最近のジプシーは昔に比べて身なりも良くなり、また混血が進んでいるためにぱっと見ると分からない。大体３，４人くらいの子供で行動していることが多い。近くに大人のジプシーがいることもある。巡回の警察も結構地下鉄を回っているのだが、ジプシーたちはすぐに釈放されてまた盗みを再開することが多いと言う。ローマにいらっしゃる方は、くれぐれもお気を付けて。

2014.11.11

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コロッセオ地下見学

何年か前からコロッセオの地下が見学可能になった。と言ってもコロッセオに普通に入って地下も見学できるというわけではなく（イタリアはそんなに簡単な国ではないのだ）、あらかじめ予約を入れて！（これが全く電話が通じなくて大変！！）２５人以下のグループに限り可能ということになっている。コロッセオのサイトでは現在イタリア語、英語、スペイン語での１時間ちょっとのガイドツアーが出ているが、これも予め予約をとある。どうしても！という方は外国語でのツアーになるがオンラインで申し込んでしまうのが早いかも知れない。コロッセオのサイトからはオンラインは通常のチケットのみなので他のプライベートツアーを探すことになる。今回は私が所属するガイド協会の勉強会で考古学者Ｓ教授のレクチャーを受けることになった。それで思ったのは、今までに私たちが知っていると思っていたことが結構最近の調査で変わっていることが割にあるということだった。（常に更新するのは大事だ）地下部分ははコロッセオが作られた当初はもともとなかったと言われているが、現在残っている部分は大震災で崩れたあと、コンスタンティヌス帝が再建したものなので、どこまでがあったものなのかは不明だという。衝撃だったのは、有名な海戦が行われたと言う話。地下が作られる前には水を入れて海戦が催されたというのは、マユツバ。大体、そんな大量な水を準備できたはずがないということ。おそらく、ナボナ広場に水を入れて遊んだというくらいの水の量であれば理解できるという。水を入れて、雄牛や馬などでの戦いとか、ダンスとかだったのではという。舞台装置を舞台に揚げる仕組みや動物を舞台に揚げる仕組みも今回改めて。（人力のエレベーターがあったのだけど、舞台には８０の穴が開くようになっていてそこに動物たちは揚げられたのだが、大体鎖につながれていた）もちろん、象やキリン、熊などの大きな動物はエレベーターには入らない（壊れちゃう）ので、別に舞台へ。舞台装置は地下から舞台にレールを使って上るようになっていたが、これは舞台の真ん中にやはりアキグチがあった。（本当の森が上がったというのもマユツバ。）また、ヴェラリオ（日除け）の話だが、コロッセオの大きさが名前通り大きいので布をしっかり張って日除けを作っていると重すぎるためにおそらく存在したにしてもロープに少し布がついていたくらいではないかという。今回のレクチャーは３時間にもおよび、勉強になったこと！

2014.11.08

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雨がコワい日

今回大雨注意報がローマとローマ近郊に出ている。学校も悪天候のために念のため今日は休校になった。コロッセオを始めとする考古学地区も閉鎖だった。午前中は大した雨ではなかったのが、午後から大雨になってきた。イタリアでは先日大きな被害がジェノヴァを中心にリグリア地方で出た。今回も警報がイタリア中に出ているが、今の所トスカーナのカッラーラとローマの南、サルデーニャやシチリア、またフリウリヴェネツイア地方で浸水のニュウスが入っている。（ヴェネツイアはもちろんアクアアルタ高水）気候の変化で最近雨が降ると大雨になることが多く特に川の近い所やがけ崩れの心配がある所が危ない。我が家は？と考えているが、今の所は大丈夫そう。早く止んでほしいものだが。（金曜日正午時点で雨は一応上がった）

2014.11.06

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赤レンズ豆のスープ

先日雑誌にレシピが載っていた赤レンズ豆のスープを作って見たら結構いけたので紹介しよう。イタリアではレンズマメというと年末のお料理を思い出してしまうが、素早く料理ができ、植物性のタンパク質を摂ることが出来るのと、お腹のお掃除という点でお奨め。日本では健康食品関係で手に入るようだ。＊材料＊４人分赤レンズ豆２００ｇニンジン１本、玉ねぎ１個赤唐辛子ひとつ月桂樹の葉２枚固形スープの素半分＊レシピ＊１．赤レンズ豆を洗って水気を切っておく。２．鍋にオリーブオイルをひいて、細かく切った玉ねぎとニンジンをよく炒める。赤唐辛子も加える。３．野菜を炒めた鍋に赤レンズ豆を加え、よく混ぜた所に予め作っておいた固形スープを溶かしたブロード約７００ｍｌを入れる。４．弱火でコトコト２０分から２５分ほど、レンズ豆が柔らかくなるまで煮る。５．赤唐辛子を抜いておく。６．冷めると豆が固くなってしまうので、暖かいうちに召し上がれ。付け合わせには香りのいいタイ米をサフランで炊いたものなどもグッド。

2014.11.03

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